おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

時計とライター。

2005-10-15 18:50:47 | 我思う、故に書くなりよ。
散歩の途中、甥が使い捨てられたライターを拾った。

普通の使い捨てライターなら、彼も拾わなかったんだろうけれど、高輝度なLEDライトが付いているものだったので、拾ってくれた。

とは言え、ライトとしては使えても火が点かないのではあまり嬉しくも無いし、ちょっとばっちい…。まぁ、折角だからもらっておいた。

実はこのライター、底の隠しブタを外しちゃえば、ガスの再充填が可能だったりする。同じモノを使った事があったから知っているし、家に帰ればやはり使い捨てられたのがあったりする。だけれど、LEDライトの部分を分解したコトは無かったので、バラしてみようと思ったりしたのだ。

踏んづけられて、ひび割れて再充填どころじゃないので、遠慮なくバキバキ壊していくと、高価だった「青色LED」の部分が外れた。小さなボタン電池が3つ入っている。なんとなくどこかで見たなぁ…。

電池が切れて動かなくなった腕時計に入っていたりするのと同じなんじゃないか…。

電池が切れたらすぐに時計屋さんで入れ替えて貰えばいいものを、ほぼ使い捨て同然の値段で買ったりした時計なもんだから、そのままにしている。だけれど、本当にそのままにしちゃうと、電池の液漏れ…なんかで時計がダメになってしまうので、電池だけ抜いてはあったりする。

だが、どの時計に合うのかなんてのは覚えていないもんだから、片っ端から開けないと判らない。

2個目の時計でヒットの予感…。ちょっと厚みが違うけど、電圧は変わらないみたいなので入れちゃう。

ひひひ。見事復活。半日経っても狂わないところを見ると、正解だったらしい…。

「おー。リサイクルじゃん!」

甥は驚いていたが、電池なんてそんなもんだ…。むしろ、余命をたっぷり残しながらもライターとしての利用価値が無くなっただけで捨てられてしまう電池が哀れだったりもする…。

昔、観光で訪れたバリ島で、奇妙な光景を見た。

タバコ売りの屋台があって、屋台とは言っても自転車の後ろの荷台なんだけど、タバコを1本から売っているのである。屋根みたいなひさしからは火縄がぶら下がっており、買った人はそれで火をつけて一服するのである。

「ふーーん。いい商売だなぁ…」

なんとなく「ちょいと一服…」ってのが似合っていて面白かった。だが、暫く眺めていると、タバコ屋のにいちゃんが奇妙なことをしているのに気がついた。

客の差し出した100円ライターを受け取ると、おもむろにガスボンベを火が点くところに差し込んで、ぶしゅーーーー! っと、やりだしたのだ。

「え? そんなので入るの?」

ちょっと驚いたがあっという間にガスが再充填され、使い捨てじゃなく再利用されているのである。家でゴロゴロしている100円ライターのなれの果てを思い出す…。
どういうアタッチメントだか見せてはくれなかったが、何かを付ければそんな事も出来るのだと驚いた…。

さすがに、おっかないので真似はしていないが、あっちの人はまぁモノを大事に使っている…って事だよネェ。

日本じゃそんな事して事故でも起きても、何ら補償も賠償も無くなるので、普通に使い捨てた方が身のためか、ちゃんと再充填での使用を前提に作られたライターを使った方が良いんだけど、電池の再利用なら悪くも無いだろう。

ちなみに、このLEDライトはなかなか明るい。ふいに向けられると目が眩んでしまう。護身用なのかどうなんだか知らないけれど、1回5秒でも1千回は点灯できるらしい。色が青じゃなぁ…。白もあるみたいだけれど。

でも、これ、自分で買った覚えは無いなぁ。普段はZippoだし…。まぁ、めでたしだからいいか…。

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