アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

年寄りに席を譲るぅ…子どもがすべきことかっ!

2016年01月16日 | Weblog
 「新しい道徳(北野武)」の続きなんですがね。また、引用させていただきますが…

 道徳の教材に、こんなイラストがあった。電車の席に座った子どもが嫌そうな顔をしている。隣の大人は眠ったふりをしている。目の前に年寄りが立っているからだ。大人も子どもも、席を譲りたくないんだろう。
 さらに、そのイラストには、こういう問いが付けられていた。
 「こういうときは、どうすればいいか、みんなで考えましょう」
 一応、みんなで考えて答えを出すことになっているわけだが、正しい答えはもちろんはじめから決まっている。
 「席を譲らなくてもすむように隣の大人と同じように眠っているふりをする」という答えに、まさか先生がマルをくれるはずはない。「どうぞ」と言って年寄りに席を譲るっていうのが、正解なのだろう。
 …これは、噓じゃないのか? 嫌そうな顔をしているのは、席を譲りたくないからだろう。その気持ちには正直じゃなくていいんだろうか。
 ほんとうは座っていたいのに、年寄りには喜んで席を譲るふりをする。
 これは子どもに噓をつけといってるのと同じことだろう。
 それで、いいことをすると気持ちがいいよ、なんて書いてある。

 北野武さんの考えに反対意見を述べるわけではありません。むしろ、共感的に理解しております。支持は出来ませんがね。何が言いたいか?

 …「席を譲らなくてもすむように隣の大人と同じように眠っているふりをする」という答えに、まさか先生がマルをくれるはずはない…
 この部分に北野さんの硬直性を感じますね。古いわぁ!
 現代は、「道徳の時間の道徳に、マルもバツもないのです」何を言ってもOK!どんな考えもOK!道徳の時間に「間違い」などないのです。
 私がその道徳の授業者なら、「隣の大人と同じように眠っているふりをする?そうだよね!席を譲りたくない時は、寝ているふりが一番!よく考えてくれたね!ありがとう!」と、言いますよ。道徳の授業って、そうでなければならないのです。授業者(先生)が喜ぶような意見を言うことに、子どもたちが窮々としている時間ではないのです。

 「新しい道徳」発売直後から18万部突破とのこと、それが半年前ですからもう20万部は行っているんじゃないか?おもしろいわぁ!ツッコミ所満載ってのも彼らしい。

小便と夢

2016年01月15日 | Weblog
 時々お邪魔する小学校で事件がありました。
 小2と小3が使う男子トイレで、「朝顔(小便器)の外に尿を撒いたままずらかった子が」…これは大事件ですよね。そんなわけで、クラスごと(男子のみ)で、現場検証。もちろん、「それは、ボクです。ボクがオシッコを…」と、名乗り出る子はいなかった。

 北野武さんは著書で・・・「(前略)トイレは綺麗に使った方がいいとは思う。俺は汚いトイレを見ると、掃除をせずにはいられない。飲み屋でトイレに入って、前の人が粗相していたりすると、つい掃除をしてしまうのは昔からの癖みたいなものだ。今までいったい何遍、見ず知らずの他人が汚したトイレを掃除したことか(後略)。」と書いている。
 驚いたぁ!北野武さんと言えば、日本有数の有名人。その彼が、他人の粗相の後始末をするという!私など、他人の粗相があった便器を避けて用を足しますがね。見て見ぬ振り。反省しましたよ。やはり自分は小物だったんだなあ。今後、他人の粗相のあとは、私が綺麗に…掃除するわけないでしょう!武さんには近づけませんね。

 北野武さんの「新しい道徳」を読ませていただいたんですがね。ありゃ!?と、思った記述がありました。「夢」ですよ!私が忌み嫌う「夢」について、武さんが同じような感じ方をしていた。100万の味方を得たような気持ちになりました。その部分を引用させていただきます。

 夢を追いかけるといえば聞こえはいいけれど、それはつまり輝ける(と妄想する)明日のために今日を犠牲にするということだ。ほんとうのことをいえば、人も羨むその「輝ける明日」なんてものは、いつまで経ってもやってこないというのに。人がほんとうに生きられるのは、今という時間しかない。その今を、10年後だか20年後だかの明日のために使ってどうしようというんだろう。昔はそういう人間を、地に足が着いていないといった。
 夢なんかより、今を大事に生きることを教える方が先だったのだ。
 まだ遊びたい盛りの子どもを塾に通わせて、受験勉強ばかりさせるから、大学に合格したとたんに何をすればいいのかわからなくなる。
 夢なんてかなえなくても、この世に生まれて、生きて、死んでいくだけで、人生は大成功だ。
 俺は心の底からそう思っている。
 どんなに高いワインより、喉が渇いたときの一杯の冷たい水の方が旨い。
 お袋が握ってくれたオニギリより旨いものはない。
 贅沢と幸福は別物だ。慎ましく生きても、人生の大切な喜びはすべて味わえる。人生はそういう風にできている。
 そんなことは、誰でも知っている。
 だけど、そんな大切なことも教えないで、夢を追いかけろという。頑張って勉強して、スポーツやって、起業したり、有名人になったりしなければ、幸せになれないと脅す。

 私の考えと半分以上合致します。頭のいい人は難しいことを考えるものです。ただぁ…何度も書いているのでフォローしてくださっている一日平均600IPの皆さんはご承知の通り、私の「夢を持てを嫌う理由」は、これほど高度なものではありませんでぇ…。

 夢を持てという人たちがいかに無責任でいい加減な人たちかということです。夢は実現できる可能性は…皆無に近いのです。いくら努力しても実現などしない。だから「夢」。それを分かっているはずの有名人の皆さんが、「夢を持て」と、言う。言うのは勝手だ!し、しかし、B、BUT!「夢は見るモノではない、実現させるモノだ!(どうだ、かっこいいだろう!)」…ハイ、終わり!
 なぬぅ?実現できなかったぁ?そりゃあ、オマエの頑張りが足りなかっただけだ!オマエが悪い!…これはないでしょう!だから、中高生対象の講演で、「夢を持て」と言うタレント、スポーツ選手などに寒気を覚えるのです。

 えっ?朝顔の外に小便した子どもと、夢の関係はどうなっているのかって?そ、そりゃあ…。北野武さんの、「新しい道徳」…「小便は朝顔の中にすべし…」そんなこと書いてませんですね、ハイ!
 
「夢」は寝てみるモノ。起きているときには、努力で手が届く目標に向かって突き進むのがいいのです。…し、小便をまき散らしたら、自分で拭けよなあ!

縄文人は鍋を囲んでいた

2016年01月14日 | Weblog
 我が家の冬期間は、「鍋」が多いです。週に二~三度の割合。中でも多いのは、「手羽先の鍋」。「手羽先をトロトロになるまで煮込んで、ほかの野菜・豆腐・糸こんにゃくなどなどを入れて煮立たせる。仕上げに大量の大根おろしをドバッと入れる」。ポン酢でいただくのですがなかなかいけます。あと、「ミルフィーユ鍋」もいいです。白菜とバラ肉を交互に挟んでいく。「柚子胡椒」でいただきますが、旨いです。

 鍋料理のルーツは縄文時代という(「日本よ、森の環境国家たれ」安田喜憲)。「マジッスカ?」と思いました。縄文土器でどーやって鍋料理を作ったのか?縄文土器をナメてましたね。何度も見たことがあるのですが、粘土細工を乾燥させたイメージしかありませんでした。煮炊きに耐えられる土器だったんですねえーっ。よく考えると、「野焼き」するんですから陶器ですね。

 縄文人たちが鍋料理を楽しんでいた。数千年以上も前ですよ。心が温まります。食材は煮ることで柔らかくなり、栄養も汁に溶け出す。縄文人は、その日得られた食材を使い、バラエティー豊かな鍋を楽しんでいたことでしょう。
 森や草むらから、やわらかい木の葉・若芽・木の実・木の皮・木の根・球根が得られる。バッタ、セミ、トンボなどのおいしい昆虫も捕まえられる。ウサギ、イノシシ、シカ、クマ・ヘビも獲れる。川や海では、魚貝類、海藻を採取できる。これだけ食材が豊富ですから豪勢な鍋料理が出来るはずです。なるほど、家族、部族で囲む大鍋…それで、縄文土器は発展した!納得納得!

 縄文人よりは質素かも知れませんが、今夜の我が家の鍋が楽しみです。

戦争反対!どぶろく復活!

2016年01月13日 | Weblog
 「どぶろく」…実に魅力的な響きです。子どもの頃、よく盗み飲みしました。思えば、アレは密造だったのか?その話はもう何回も聞いたって?枕は同じでも、内容は若干違うんですがね。

 インターネットでは、「どぶろくの作り方」がたくさん紹介されています。なぜ?なんのために作り方を紹介するのか?酒類製造の免許を持っている人向けの紹介か?そんなはずはない、素人の皆さんに密造酒を造らせ、酒税法違反で逮捕されるのを観て笑おうという魂胆?悪くとらえずに、親切心と言った方がいいのかな。

 気になるのは、「酒造法違反」の刑罰はどのようなものであろうか?
 最近酒造補違反で逮捕という話はとんと耳にしない。よって昔の話になりますが…
 昭和30年代に、11リットルのどぶろくを密造して捕まった人の場合・・・「罰金相当額3千円、酒税900円、かめ1個、濁酒7リットルを期限内に納付するよう」…どうやら、刑務所へは行かなくて済むらしい。11リットル造ってどうして7リットルの没収か?それは、4リットル飲んでしまたかららしい。なんか、おおらかだなあ!いい時代だったんだなあ。誰かが密告したんでしょうねえ。嫌な時代だったんだなあ。…ど、どっちなんだぁ!

 この程度の罰則で済むのなら…イヤイヤ!法に触れることはいけない。
 なにしろ酒税は、明治以来、日本の国家財政を支えてきたわけで、私がどぶろくを造ると財政に…なーんも関係ないね。だからといって造らないけどね。
 そもそも、密造禁止は、税収減に対する防御策でした。日露戦争の戦費を調達するため酒税額が引き上げられたのですが、ついでに、税収増の妨げとなる密造、言い換えると自家製造は禁止となったんです。戦争をすると、どぶろくが飲めなくなるわけで…戦争は良くないのです。

 戦費が不必要な今、「どぶろく製造の自由化」何とかならないもんでしょうかねえ。

おもちゃの武器…製造しないでほしい

2016年01月11日 | Weblog
 幼児へのクリスマスプレゼント、一昨年は、「妖怪ウォッチ」の巨大な腕時計のようなものが飛び交いました。昨年は、「妖怪ウォッチもの」が鳴りを潜めて、仮○ライダーのおもちゃの武器がずいぶん売れたという。暗澹たる気持ちになりました。日本では、おもちゃの武器は問題にならない。これが米国なら、仮○ライダーのおもちゃの武器の販売は、大きな問題になったことでしょう。 
 ここは日本だからいいだろうって?あのねっ!武器って何ですか?人殺しの道具でしょ!実際、そのおもちゃで人を叩いているんですよっ!幼児が!叩かれた子はたまったもんじゃない!
 その武器は、銃になったり、剣になったり、長刀になったりするのだそうで…。剣にしたら、誰かを切りつけたくなります。長刀も同じ。銃では弾丸は飛び出さないが、人に向けて撃ちますよ…!こういうおもちゃで遊んで育つ幼児は、その後どうなっていきますか!人に対する攻撃が普通の感覚になります。そのうち、「本当に人を殺してみたい」と、なりかねません。おもちゃの武器…製造しないでほしい。

 えっ!?「寝言は寝て言え」って?そう言う人にその言葉をそっくりお返しします。私だって、「アッシャー編『注目すべき125通の手紙』」を読んでいますから。
 二十代で米アラバマ州検事総長の座に就いたビル・バクスレーさんは、黒人少女四人の命を奪った教会爆弾テロ事件の再捜査に着手した。白人の人種差別主義者はこれに猛反発。バクスレーさんに、脅迫状を送り付けた。脅迫状に対するバクスレーさんの返事が、「寝言は寝て言え」だった。そして翌年、見事に犯人を捕まえた。

 米国大統領選の共和党指名争いでトップを走るドナルド・トランプさん。カリフォルニア州の銃乱射テロ事件を受け、イスラム教徒の入国の全面禁止を求めた。そういえばここ何十年もトランプ遊びをしていないなあ!おっと、閑話休題。
 イスラムの人々を差別し、敵視し、憎悪の炎に油を注ぐ発想。それこそ「寝言は寝て言え」なのですが、起きて言ってしまいました。支持率急落かと思いしや、な、な、なんと、最新の世論調査でトランプ氏の支持率が急上昇したという。

 銃乱射テロ事件のあと、銃の売り上げも一気に増えたという。なぜか?銃規制強化前に銃を買おうという駆け込み需要。
 銃規制についてオバマ米大統領は、「常識的な改革に賛成しない(選挙)候補者は民主党でも支持しない」と表明しました。11月に行われる大統領選や上下両院選をてこに賛同者を増やし、銃規制強化を前進させるのが狙いでしょう。銃規制には反対論が強く、関連法案の議会通過は絶望的な状況…。

 銃規制支持者が多い州では、ドッジボール禁止、指で銃を撃つマネをして出校停止…。そのような州では、仮○ライダーのおもちゃの武器は持っているだけで逮捕でしょう。
 しかし、現実は、「銃の恐怖が銃を増殖させている」。…仮○ライダーのおもちゃの武器…米国でも受け入れる人は少なくないということか…。

子どもたちに聞かせたいはなし

2016年01月09日 | Weblog
 …小森玄佑さん(仮名)のことなんですがね。どこの誰だって?箱根駅伝に出場した順天堂大学陸上部4年生なんですがね。何区を走ったかって?…7区を走ったんですがね…30メートルほど…。あっ!その人たしかぁ…給水係だったんだろうって?選手であろうと、給水係だろうと箱根駅伝を走ったことには変わりがない。

 子どもたちにどんな話をするか…
 みなさん、お正月にテレビで「箱根駅伝」観ましたかぁ。今日は、箱根駅伝で30メートル走った、小森玄佑さんのお話しをします。
 小森さんは、広島県に生まれました。中1から陸上競技を始め、広島の駅伝の名門校、世羅高校へ進み、全国高校駅伝優勝メンバーとなりました。高校卒業後は、「箱根駅伝」を走りたかったのですが、経済的な理由で進学をあきらめました。「いつか箱根駅伝を走りたい」という思いは持ち続けました。製鉄の会社に就職し、陸上長距離を続けました。
 世羅高校の1年後輩の鎧坂哲哉さん(明大、現旭化成)たちが箱根駅伝で活躍する姿を見て、その思いは強くなった。
 「箱根駅伝を走りたい」という一心で5年間、走り、働き、学費をためました。5年間に500万円貯金することが出来ました。毎月8万円貯金した計算。すばらしいですよねぇ!おそらく、全ての無駄を省いたことでしょう。
 以上までが、一番に子どもたちに伝えたいこと。努力を積み重ねて、着実に目標の達成へ近づいていく。

 そして、23歳になった小森さんは、順天堂大学を受験。見事合格(スポーツ推薦入試)。ここで子どもたちに話したいのは、23歳という年齢は多くの大学生が卒業している年齢。しかし、大学生になるのは、30歳からでも50歳からでも何の問題が無い。箱根駅伝出場に、年齢制限はありませんし。

 さて、順天堂大学陸上部員になった小森さんに、現実は厳しかった。1年生の秋に右大腿骨を疲労骨折。本人は、「1年目から箱根駅伝を走るつもりでしたが、出ばなをくじかれました」と。故障が長引き、治った後も調子は上がらず、駅伝に一度も出場しないまま最終学年を迎えた。そして、最後のチャンスの箱根駅伝…メンバーから外れた…。
 箱根駅伝で走るために5年間働いて、辛抱に辛抱を重ねて学費を貯め、ようやく入学した大学で4年間がんばって…結果、箱根駅伝を走ることが出来ない…。どれだけ悔しかったことか・・・このあたりの小森さんの心情を子どもたちに考えさせたいです。

 7区を走る4年生の選手が小森さんに、「給水係」を頼んだ。小森さんは快諾。ここで、給水係について説明(各大学の給水員が、各区間の決められた地点でペットボトルの水やスポーツドリンクを走っている選手に手渡す。30メートルほど伴走する形になる。10区間のうち、給水なしが1区と6区。5区のみ3回。そのほかの区は2回)。

 7区の選手は、9位で襷を受け取った。11キロメートル走ったところで6位へ順位を押し上げた。さらに前を追う!そして、15キロメートル地点で給水係の小森さんが待っていたぁ!襷ではなく両手にペットボトルを持っていたものの、最初で最後の箱根駅伝を走ることに変わりはなかった。
 水を渡しながら小森さんは選手に言った。
 「4年間の全てをぶつけろ。力まず楽しめ」
 この言葉、自分自身の箱根駅伝30メートルに対しての言葉でもあったと思います。7区の選手は、この小森さんの言葉に奮起しさらに順位を上げた…。9位から5位へ順位を上げて8区の選手へ襷をつないだ。
 昭和生まれ最後のランナーの箱根駅伝が終わった。小森さんは体育教師を目指している…。

 素晴らしい話です。語りだけでなくスライドショーにしようかなぁ…。

ペテンとイカサマ

2016年01月06日 | Weblog
 小人閑居して不善を為す…「ペテン師とイカサマ師ってどう違うんだべか?」という非日常的な疑問を投げかけてくる輩が!
 ハイカラ(古っ!)な人はスマホで調べる。蘊蓄屋は、「広辞苑みせてね」と、勝手に私の本棚へ行く。はじめから興味を示さず、「奥さーん!熱燗!」と、家人を仲居さんと勘違いしているおやじも。なぜ私に聞かないのかが不思議?「ペテンとイカサマの権威」が目の前にいるというのに。

 これは、意味は同じと言っても良い。私は意味の違いより、「ペテン」「イカサマ」の語源の蘊蓄を語りたかった。…語ったんですがね。
 ペテンについては、もったいぶっているうちにスマホ氏に先を越されてしまいました。情けないことです。スマホ氏は…ペテンは中国からのもの。中国語で「詐欺」という意味を持つ単語が、「繃子(ペンツ)」だと言う。このペンツが日本に伝わって、「ペテン」になったんだと。ま、私の知識と同程度です。ペンツは知りませんでしたがね。ベンツなら知っている。

 「イカサマ」は、語源とされているものが数種類ある。私の一押しは、「いかさま=イカスミ説」です。
 イカスミ(イカの墨)で字を書くと、はじめのうちは普通の墨と変わりが無い。ところが時間が経つと、消えてしまう。この性質を利用して、「借金の証文」を書くと、そのうちに消えるので借金がちゃらになる。これ、正しくイカサマ!

 日本には古来からペテン師、イカサマ師が跋扈しております…情けないことです。(大学教授の)研究費架空請求、防振ゴム、血液製剤不正、肥料製造の不正、大手電機メーカーの巨額不正会計、くい打ち工事のデータ改ざん…

 イカの墨で字を書いたことがあるのかって?ありません。この説がいかにも、「イカサマ臭い」ので、支持しているので~す。「イカスミがイカサマに転化した」というのもいかにも本当臭い。オチになってないって?ハイハイ、イカスミ説はイカサマだと思っているんです。これがオチ。

記憶には二通りありましてぇ…

2016年01月05日 | Weblog
 「記憶と思い出は違うもの…」このフレーズが気になりました。「すべてがFになる(森博嗣)」を読んだんだろうって?そう言う人も我が家に一名おりますが、私はその小説を読んでおりません(自慢しているわけではありません)。

 で、記憶と思い出については…
 「すべてがFになる」という小説を読んだ人に、記憶と思い出についてどう書いているのかを聞いてみました。この人、森博嗣さんの小説は読んでいないと思っていたのに…いつの間に読んでいたのか?ちなみに、今この人が読んでいるのは、「たまゆら(あさのあつこ)」「山月庵茶会記(羽室麟)」「花や咲く咲く(あさのあつこ)」「彼岸花(宇江佐真理)」ほか数冊。正月休みに全部読むんだと…おかげさまで、私が食後の茶碗洗い三昧のお正月…。数冊を並行して読む…これが不思議。私は、一冊読んでから次の本を読むんですがねぇ…?

 閑話休題。記憶と思い出についてどう書いているか…。
 「思い出は良いことばかり、記憶は嫌なことばかりだわ」
 「そんなことはないよ。嫌な思い出も、美しい記憶もある」
 「じゃあ、違いは何です?」
 「思い出は全部記憶しているけどね、記憶は全部は思い出せないんだ」
 このような会話が出てくるんだとぉ!そして…
 「人の記憶の中に散逸する出来事や風景の断片はいずれ昇華され、完結の記憶となる。思い出となるには時が必要というわけか」…と、いうことに。

 記憶と思い出ってこのように難しいものなのかぁ?「昇華」は、そもそも心理学の用語…。なぬぅ?昇華というラーメン屋があるぅ?どんなラーメンが出てくるものやら。なぬぅ?高校で習った昇華は、「固体が気化して(液体を経ずに)気体となる現象」だったって?そ、それも昇華です。ねっ!このように昇華は難しい。

 閑話休題。私なりに整理しますと…
 テストの範囲を暗記するなどの記憶は…記憶ですよね(意味記憶)。「思い出」とは言わない。水泳は一度泳げるようになると体に記憶として残るので泳げなくなってしまうことはない。この記憶は、自転車(に乗ること)も同じ。これらも「思い出」とは言いません(意味記憶)。

 Aくんは、休み時間に早飯しておりまして、テストが始まってから何かの拍子にアルマイト製のお弁当箱のふた(古っ!)を床に落とした。テスト中の静寂の中、「ガッシャン!」と大きな音がした。…これは思い出ですよね(エピソード記憶)。
 自転車に乗れないのに、「乗れるよ」と見栄をはって、「じゃあ乗ってみろ」と、言われて坂道を転げ落ちてあちこち擦りむいた少年時代…これは、記憶と言うよりも、思い出のほうが似合う(エピソード記憶)。

 となるとぉ、記憶と思い出は、たしかに違うかも。
 では、「記憶→昇華→思い出」はどうであろうか?えっ?ミステリー小説の主人公のセリフにケチをつける気かって?いえいえ、真剣に考えているだけです。
 とりあえず自分なりの結論を出しておかなければ…
 思い出は記憶の中に含まれるもの。意味記憶は、単に記憶と言ってもよい。エピソード記憶は、思い出と言ってもよいもの。やれやれ、新年から認知心理学を引っ張り出してしまいました。


名字と姓は違うのか?

2016年01月04日 | Weblog
「箱根駅伝」をテレビで観戦するのが楽しみの一つです。このお正月は、わが母校が予選会トップで出場しましたし、二男の母校である青山学院が二連覇に挑む…例年より、ビールを多く冷やしてテレビの前に座りました。結果はここで言うまでも無く、青山学院が総合二連覇。わが母校は…シード権を獲れませんでした。
 で、東洋大の5区に、「五郎谷 俊」という選手がおりました。なかなか珍しい名字。もっとも、ラグビーの「五郎丸」を知っているので、「五郎谷」には驚きませんでしたがね。元プロ野球選手に、「源五郎丸(げんごろうまる)」という名字の選手がおりましたっけ。
 テレビ中継のアナウンサーが、何度も「五郎谷」を「五郎丸」と言い間違いしておりました。ものの本によりますと、五郎谷という名字は、北海道に20人、石川県に10人、静岡県に10人の合計40人しかいない(40世帯ではなく、40人)。みんな親類なんじゃないかな。なお、東洋大の五郎谷くんは石川県の出身。ちなみに五郎丸という名字は、五郎谷を大きく上回り、日本国内におよそ990人いるという。

 「名字(苗字)」「氏」「姓」…ごっちゃに使われていますが、元々は違いがありました。
 1 名字(苗字)・・・生まれた土地に関係するもの。
 2 氏(うじ)・・・血筋に関係するもの。
 3 姓(かばね)・・・地位に関係するもの。

 佐藤、斎藤、伊藤など「藤」が付くのは、ルーツは藤原氏でしょうから、「姓」でしょう。「氏」じゃないのかって?血筋はあり得ないんじゃないかなあ。家系図が売買されているぐらいですから…。
 田中さんは「田んぼの中に住んでいた」だから…生まれた土地に関係あるから「名字」。
 高橋さんの場合、ルーツ複合型。「姓」であったり、「苗字」であったり。
 「名字(苗字)」「氏」「姓」の分類は、大変難しい。よって、今日のように、「ごっちゃに使ってOK」という状態が生まれた…これ私の勝手な断定。
 五郎谷も五郎丸も、ルーツは地名なので、「名字」ですね。

おじいちゃんの部屋

2016年01月03日 | Weblog
 昨年は、「あまり笑わなかったなあ…」と、反省しておりました。人生、「笑ってなんぼ」。
 で、暮れからお正月にかけて孫が来てくれまして…。日にちをずらして二家族、孫は3人。年に一度か二度しか会う機会がない。会う機会は大変貴重なので、私は1か月以上も前から、「歓迎大計画」というものを立てます。
 4歳の男児なんですがね。何をして一緒に遊ぼうか?何でもある時代なので…。むしろ、「手作り」のものがいいのではないか?そこで、「魚釣りゲーム」を作成しました。アンティークマンが、紙を丸めたり、磁石に糸をくっつけたり…魚を切り抜いてクリップを付けたり…。知らない人が見たら、「とうとう…」と思ったことでしょう。ずばり作戦が的中し、孫は、大喜び!朝起きるとスグに、「おじいちゃん!魚釣りゲームしよう!」と、マスターベッドルームへ私を起こしに来る。何十回やったことか。

 魚釣りゲームの保管場所なんですが、「強力な磁石を使うので、精密機器、カード類の近くには置けない」「海に見立てた紙を使うので、皺にならない場所、折り目がつかない場所にぶら下げておきたい」と、いうわけで、「裏玄関」のスチール食品庫の壁面に強力磁石でくっつけておきました。

 孫が起こしに来たときの会話…
 「おじいちゃん!起きなさい。魚釣りゲームしよう」
 「わかったわかった、用意しておいてよぉー。ゲームがどこにあるか知ってる?」
 「知ってるよ!おじいちゃんの部屋でしょ!」

 わ、わ、私は、「裏玄関の住人」かっ!
 新春から笑うことが出来ました。今年は、笑うぞーっ!