アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

縄文人は鍋を囲んでいた

2016年01月14日 | Weblog
 我が家の冬期間は、「鍋」が多いです。週に二~三度の割合。中でも多いのは、「手羽先の鍋」。「手羽先をトロトロになるまで煮込んで、ほかの野菜・豆腐・糸こんにゃくなどなどを入れて煮立たせる。仕上げに大量の大根おろしをドバッと入れる」。ポン酢でいただくのですがなかなかいけます。あと、「ミルフィーユ鍋」もいいです。白菜とバラ肉を交互に挟んでいく。「柚子胡椒」でいただきますが、旨いです。

 鍋料理のルーツは縄文時代という(「日本よ、森の環境国家たれ」安田喜憲)。「マジッスカ?」と思いました。縄文土器でどーやって鍋料理を作ったのか?縄文土器をナメてましたね。何度も見たことがあるのですが、粘土細工を乾燥させたイメージしかありませんでした。煮炊きに耐えられる土器だったんですねえーっ。よく考えると、「野焼き」するんですから陶器ですね。

 縄文人たちが鍋料理を楽しんでいた。数千年以上も前ですよ。心が温まります。食材は煮ることで柔らかくなり、栄養も汁に溶け出す。縄文人は、その日得られた食材を使い、バラエティー豊かな鍋を楽しんでいたことでしょう。
 森や草むらから、やわらかい木の葉・若芽・木の実・木の皮・木の根・球根が得られる。バッタ、セミ、トンボなどのおいしい昆虫も捕まえられる。ウサギ、イノシシ、シカ、クマ・ヘビも獲れる。川や海では、魚貝類、海藻を採取できる。これだけ食材が豊富ですから豪勢な鍋料理が出来るはずです。なるほど、家族、部族で囲む大鍋…それで、縄文土器は発展した!納得納得!

 縄文人よりは質素かも知れませんが、今夜の我が家の鍋が楽しみです。