アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「18歳飲酒・喫煙可」…日本の心じゃない…

2016年01月23日 | Weblog
「日本のこころを大切にする党」…あったのか?そんな名前の党が!参議院に4人の議員さんがおり、代表が中山恭子さん。政党交付金が、5億6,100万円…。何のことはない、「日本維新の会」「次世代の党」「太陽の党」のながれ。昨年暮れ(平成27年12月21日)、「日本のこころを大切にする党」に党名を変更したという。道理で耳慣れないはず。
 議員が4人なら政党になれないんじゃないかって?確かに!政党要件に「所属国会議員が5人以上」とあります(山本太郎と仲間たちというふざけた名前の政党が出来たのも、この5人という要件から)。ただ、直近の国政選挙(第47回衆議院議員総選挙)で比例代表での全国得票率が2%以上であったため現在は4人しかいなくても政党として存続できているとのこと。
 ネーミングが中山恭子さんらしい。日本の心、是非大切にしていただきたい。

 政党ではないけど、「日本人のしきたり(飯倉晴武)」に…宮廷や貴族社会では、男の子は13歳から15歳になると、元服して少年の髪型を成人の髪型に変え、着るものも成人の服装に変わった…。女の子の場合、平安時代中期には13歳から16歳になると、垂らしていた前髪を結い上げて髪上げをし、裳(も:正装の際に着ける衣)を着て、お歯黒をし、眉墨を描いた。

 さてさて、現代、「大人は20歳。選挙権年齢が18歳に」。だいぶ平安時代に近づいてきたって?冗談じゃない。私は、20歳成人にすら反対、25歳ぐらいがいいんじゃないかと考えておりました。まして、選挙権…18歳に何が分かるというのでしょうか?いつの間にか決まってしまっていたので、私が慌てたときには遅かったのですがね。

 酒類業界が、テレビCMでビールや酎ハイが喉元を通る際に流す「ごくごく」や「ぐびぐび」という効果音をやめた。未成年者らの飲酒欲求をあおらないようにという判断だという。
 あ、あ、あのね!「ごくごく」「ぐびぐび」を聞いて、未成年なのに飲酒するような輩に選挙権を与えてどーすんの?!それもそうだけど、今までは、「ごくごく」「ぐびぐび」を流していたわけで…なんなんだぁ?酒類業界の考えていることがぁ「わっかりましぇーん!」

 選挙権…「日本のこころを大切にする年齢」になってからでも良かったんじゃないかなー。支持者でも何でもないけど、大丈夫かなあ「日本のこころ」の4人の参議院議員…。18歳に支持されるでしょうか?

 えっ?民法の成人年齢を18歳にし、飲酒・喫煙も認めるべきだって?寝言は寝て言えばぁ!少子化には打つ手無し、健康への悪影響にも打つ手無しじゃあ…日本の心も、日本のしきたりもあったもんじゃない…。