アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

戦争反対!どぶろく復活!

2016年01月13日 | Weblog
 「どぶろく」…実に魅力的な響きです。子どもの頃、よく盗み飲みしました。思えば、アレは密造だったのか?その話はもう何回も聞いたって?枕は同じでも、内容は若干違うんですがね。

 インターネットでは、「どぶろくの作り方」がたくさん紹介されています。なぜ?なんのために作り方を紹介するのか?酒類製造の免許を持っている人向けの紹介か?そんなはずはない、素人の皆さんに密造酒を造らせ、酒税法違反で逮捕されるのを観て笑おうという魂胆?悪くとらえずに、親切心と言った方がいいのかな。

 気になるのは、「酒造法違反」の刑罰はどのようなものであろうか?
 最近酒造補違反で逮捕という話はとんと耳にしない。よって昔の話になりますが…
 昭和30年代に、11リットルのどぶろくを密造して捕まった人の場合・・・「罰金相当額3千円、酒税900円、かめ1個、濁酒7リットルを期限内に納付するよう」…どうやら、刑務所へは行かなくて済むらしい。11リットル造ってどうして7リットルの没収か?それは、4リットル飲んでしまたかららしい。なんか、おおらかだなあ!いい時代だったんだなあ。誰かが密告したんでしょうねえ。嫌な時代だったんだなあ。…ど、どっちなんだぁ!

 この程度の罰則で済むのなら…イヤイヤ!法に触れることはいけない。
 なにしろ酒税は、明治以来、日本の国家財政を支えてきたわけで、私がどぶろくを造ると財政に…なーんも関係ないね。だからといって造らないけどね。
 そもそも、密造禁止は、税収減に対する防御策でした。日露戦争の戦費を調達するため酒税額が引き上げられたのですが、ついでに、税収増の妨げとなる密造、言い換えると自家製造は禁止となったんです。戦争をすると、どぶろくが飲めなくなるわけで…戦争は良くないのです。

 戦費が不必要な今、「どぶろく製造の自由化」何とかならないもんでしょうかねえ。