アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

名字と姓は違うのか?

2016年01月04日 | Weblog
「箱根駅伝」をテレビで観戦するのが楽しみの一つです。このお正月は、わが母校が予選会トップで出場しましたし、二男の母校である青山学院が二連覇に挑む…例年より、ビールを多く冷やしてテレビの前に座りました。結果はここで言うまでも無く、青山学院が総合二連覇。わが母校は…シード権を獲れませんでした。
 で、東洋大の5区に、「五郎谷 俊」という選手がおりました。なかなか珍しい名字。もっとも、ラグビーの「五郎丸」を知っているので、「五郎谷」には驚きませんでしたがね。元プロ野球選手に、「源五郎丸(げんごろうまる)」という名字の選手がおりましたっけ。
 テレビ中継のアナウンサーが、何度も「五郎谷」を「五郎丸」と言い間違いしておりました。ものの本によりますと、五郎谷という名字は、北海道に20人、石川県に10人、静岡県に10人の合計40人しかいない(40世帯ではなく、40人)。みんな親類なんじゃないかな。なお、東洋大の五郎谷くんは石川県の出身。ちなみに五郎丸という名字は、五郎谷を大きく上回り、日本国内におよそ990人いるという。

 「名字(苗字)」「氏」「姓」…ごっちゃに使われていますが、元々は違いがありました。
 1 名字(苗字)・・・生まれた土地に関係するもの。
 2 氏(うじ)・・・血筋に関係するもの。
 3 姓(かばね)・・・地位に関係するもの。

 佐藤、斎藤、伊藤など「藤」が付くのは、ルーツは藤原氏でしょうから、「姓」でしょう。「氏」じゃないのかって?血筋はあり得ないんじゃないかなあ。家系図が売買されているぐらいですから…。
 田中さんは「田んぼの中に住んでいた」だから…生まれた土地に関係あるから「名字」。
 高橋さんの場合、ルーツ複合型。「姓」であったり、「苗字」であったり。
 「名字(苗字)」「氏」「姓」の分類は、大変難しい。よって、今日のように、「ごっちゃに使ってOK」という状態が生まれた…これ私の勝手な断定。
 五郎谷も五郎丸も、ルーツは地名なので、「名字」ですね。