アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ペテンとイカサマ

2016年01月06日 | Weblog
 小人閑居して不善を為す…「ペテン師とイカサマ師ってどう違うんだべか?」という非日常的な疑問を投げかけてくる輩が!
 ハイカラ(古っ!)な人はスマホで調べる。蘊蓄屋は、「広辞苑みせてね」と、勝手に私の本棚へ行く。はじめから興味を示さず、「奥さーん!熱燗!」と、家人を仲居さんと勘違いしているおやじも。なぜ私に聞かないのかが不思議?「ペテンとイカサマの権威」が目の前にいるというのに。

 これは、意味は同じと言っても良い。私は意味の違いより、「ペテン」「イカサマ」の語源の蘊蓄を語りたかった。…語ったんですがね。
 ペテンについては、もったいぶっているうちにスマホ氏に先を越されてしまいました。情けないことです。スマホ氏は…ペテンは中国からのもの。中国語で「詐欺」という意味を持つ単語が、「繃子(ペンツ)」だと言う。このペンツが日本に伝わって、「ペテン」になったんだと。ま、私の知識と同程度です。ペンツは知りませんでしたがね。ベンツなら知っている。

 「イカサマ」は、語源とされているものが数種類ある。私の一押しは、「いかさま=イカスミ説」です。
 イカスミ(イカの墨)で字を書くと、はじめのうちは普通の墨と変わりが無い。ところが時間が経つと、消えてしまう。この性質を利用して、「借金の証文」を書くと、そのうちに消えるので借金がちゃらになる。これ、正しくイカサマ!

 日本には古来からペテン師、イカサマ師が跋扈しております…情けないことです。(大学教授の)研究費架空請求、防振ゴム、血液製剤不正、肥料製造の不正、大手電機メーカーの巨額不正会計、くい打ち工事のデータ改ざん…

 イカの墨で字を書いたことがあるのかって?ありません。この説がいかにも、「イカサマ臭い」ので、支持しているので~す。「イカスミがイカサマに転化した」というのもいかにも本当臭い。オチになってないって?ハイハイ、イカスミ説はイカサマだと思っているんです。これがオチ。