アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

学園祭は模擬店のため 政治も宗教も不要

2009年06月08日 | Weblog
大学の学園祭…模擬店が軒を並べ…仮設ステージでなにやら一生懸命やっている。模擬店って、大学生にとって魅力あるものなのですねえ。これは、アンティークな人間にとっては大変嬉しいことです。自分自身も楽しいし、なにより人様を楽しませるという愛のこころがある。大学生のみならず、還暦過ぎのオヤジにも魅力ある模擬店…その魅力は
1 模擬だからバーチャル。生涯模擬店店員ではないことが無意識下に分かっているので、気持ちが楽。ハイテンションでゴォウ!
2 店員は、その通り接客業。そこには、見知らぬ人とコミュニケーションをとるという楽しさがある。
3 儲けは度外視なので、買った人の喜ぶ姿を見ることが出来る。「やってよかった」という効力感が味わえる
4 完売したら、成就感が味わえる。

 まあそのようなわけで、「学園祭=模擬店」これでいいと思います。
 3日間にわたる学園祭を終えた、H大学。「政治・宗教に関する活動は行わない」とする実行委員規則を作って実施した。あっぱれ!
 背景には、例年、強引な政治や宗教の押しつけが横行しており、来場者から苦情が出されていたため。宗教関係の大学ではない大学の学園祭に、政治や宗教を持ち込んではいけません。

 ところが、この実行委員会規則に、教員側がいちゃもんをつけた。その内容は…
 「押しつけ的な政治活動はよくないというが、政治家の演説は特定の考えの押しつけそのもの。それを聴いて自分で考えるのが訓練なのに(某教授)」
 「外国の学生はガンガン政治論議をする。日本はどうなる(某副学長)」
 この記事を掲載した新聞の論調も、明らかに実行委員会規則批判。

 この教授の見識には情けなくなります。学園祭における稚拙な政治勧誘の実態を知らないから、このように偉そうな意見が言える。「自分で考えるのが訓練」と、人を批判する前に目を開けて現実を見ろといいたい。「押しつけが悪いと言っているのか良いといっているのか」も不明。もし、押しつけが悪いと言っているのであれば、実行委員会へ「政治や宗教を持ち込め」というのも押しつけなんじゃないのか!
 また、「オマエラ、大学生にもなって、自分で考えられないのかあー」と、学生を小馬鹿にした物言いもあんまりだ。喝!

 副学長も情けない。「外国の学生」と、ひとくくりにしてしまっている。ガンガン政治論議をしない外国の学生もたくさんおりますよ!自分の偏狭な知識がその全てであるかのように偉そうに言う。恥を知れ。さらに、「日本はどうなる」ときたもんだ。憂いてくださるのはありがたいが、学園祭の焼鳥屋の前で政治議論しなくても、日本はますます良い国になっていきます。日本人をバカにするのもいい加減にしていただきたい。喝!