アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

世も末?雨降る魚降るドア降る…

2009年06月12日 | Weblog
高校生に、「世も末だ」と言われてしまった。懐かしい言葉ですよ、「世も末だ」。
 「ノストラダムスの大予言」そんなこと起こるはずないとは思いましたが、気になって読んだものでした。読んでしまうと、「滅亡しないまでも何かは起こるのではないか?」と、少し期待してしまいました。結局、1999年に人類は滅亡しませんでした。なーんにも起こりませんでした…。「世も末だ」と聞くと、あの「ノストラダムスの大予言」を思い出します。
 高校生にとって、何が「世も末」だったのか。2人の高校生が、ひったくりの犯人を追いかけて、「民間人による逮捕」をした。捕まった犯人は、愛媛県警松山南署刑事1課の巡査部長。しかも、盗犯係主任(窃盗事件などの捜査を担当)だった。
 お手柄の高校生の口から出た言葉が、「世も末だ」
 私としましては、29歳の巡査部長が、高校生に捕まるというのが納得できない。それほど弱いのか?世も末だな。治安を守る役目は、高校生にお願いしなければなりません。警察官を逮捕してしまうんですから!

 学習塾屋上で大麻草を栽培していた校長が、逮捕された。世も末だな。学習塾を選ぶときには、屋上がない建物の塾を選ばなければなりません。「栽培実習」で扱うのが大麻だったら大変ですから。学習塾には、「栽培の時間」はないだろうって?学校教育法に係わらないので、「栽培」を取り入れる塾があってもおかしくないです。どこの警察が、校長を捕まえたかって?愛知県警なんですけど…校長は、高校生より弱かったかな。

 泥棒がお手柄というのもありました。空き巣に入ったら、大麻があったので盗んだ。逮捕されたので、どこの家から大麻を盗んだかを白状した。もちろん、空き巣に入られた奴は大麻取締法違反(所持)で逮捕された。これは、加害者の立場の泥棒は悪いが、お手柄。で、盗まれた被害者がまた悪い奴で…これまでは、「加害者が悪で被害者が善」この度は、「加害者が悪と善で、被害者が善のはずが悪」もうぐちゃぐちゃ。世も末…。
 大麻を隠していそうな家に、空き巣を派遣するという捜査方法を検討する必要がありますね。

 北朝鮮へ、タンクローリー、ベンツ、ピアノを輸出した男が捕まった。北朝鮮を商売相手にするとは凄い人ですよ。感心しちゃダメですね。タンクローリーはミサイルの発射台に改造出来るんでしょう!ミサイルに核をくっつけて発射されてしまったら…世も末だ。

 23歳の男が、盗んだ自転車で弟を訪ねる大旅行をしたという。兵庫県相生市から、広島県呉市まで、その距離300km。約20日間かかった。旅行中にお金が底をつき、「最後の3、4日は水を飲むくらいしかできず、空腹だった」のだそう。世も末だと観念して、交番に自首した。
 この話、テレビアニメ「母をたずねて三千里」を思い出しましたよ。9歳のマルコ少年(ちびまる子ではない)が、イタリアのジェノヴァから、母の出稼ぎ先のアルゼンチンのブエノス・アイレスまで旅をする物語。三千里(12,000km)ですから、自転車野郎の300kmとはわけが違う。もう30年以上も前になるので詳しい内容は忘れましたが、毎回ハラハラしながら見たものでした。

 話はどこまでも続いてしまうので、そろそろオチをつけなければ…。
 石川県各地に、今月に入ってオタマジャクシやら魚やらが空から降って来ている。竜巻は観測されていない。これって、「世も末」の現象なのか?人類は滅亡してしまうのか?
 オタマジャクシは、何匹降ってきた?101匹に決まっているでしょう!

 オチをつけてしまったあとでスミマセン。警視庁航空隊のヘリコプター(おおとり7号)の窓も降ったとのことです。世も末だな。