アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

オタマジャクシ前線北上中

2009年06月21日 | Weblog
 ホント、日本は平和だと実感する!砲弾ではなくオタマジャクシが降ってくる。平和平和!
 原因は、…「イタズラだ」「竜巻だ」「つむじ風だ」「鳥が吐き出した」…例えオタマジャクシ降下についても、自分の考えというものを持たなければなりません。まず、諸説についての私の意見は…

 イタズラ説…七尾市、白山市を除けば、つまり広島県、静岡県、岩手県のオタマジャクシはイタズラで正解。
 竜巻説…竜巻を知らない人の説。竜巻が、オタマジャクシとフナだけを巻き上げますか?
 つむじ風説…竜巻説では説明ができないと諦めた人が持ち出した説でしょう。「ありかな?」と思わせる説。では、この説支持者に問いたい。「今年に限ってつむじ風が、石川県、広島県、静岡県、岩手県で起こり、オタマジャクシとフナだけを巻き上げるのはなぜ?」オタマジャクシとフナがいるところには、イモリも、タニシも、ウグイも、ドジョウもいますよ。
 鳥が吐き出した説…吐き出したということは、一旦、胃袋に納まったか、食道付近でうろうろしていたかでしょう。と、いうことは、吐き出されたものはまとまっていますよ。パラパラと落ちてくることはありません。

 佐賀新聞は、原因追及を放棄したらしく…(新聞批判ではありません。為念)
 「…この世には科学の目でも見えないものがあるということでもある。政治も経済も社会も閉塞感漂う中、人の心もかさかさ渇いてしまうようだが、こんな罪のない現象はミステリーのままの方が心慰められるようである」ね!原因追及放棄でしょ!
 北海道新聞は…
 「謎めいているとはいえ、ものには道理がある。(中略)ありふれたことなのに、誰も気に留めていない。だから騒ぎが起きる。オタマジャクシの不思議には、案外こうした要素が含まれているようにも思える(後略)」この文章を書いた人は、原因追及を試みたがニッチもサッチもいかなくなり…「きっと、簡単なことなんだ…」というところまで迫ってギブアップ。
 今の日本、皆さんオタマジャクシがどこから来たか、推理を楽しみ…「考えても分からないということが分かると開き直る」平和日本ですから、勝手に推理して、勝手に開き直ればよい。

 さて、私の子供のころ、今ごろの時期の遊びは、「オタマジャクシすくい」でした。子供なので、魚は簡単にはすくえない。しかし、オタマジャクシは、「タケノコの缶詰の空き缶」に溢れるほどすくえた。しかし、100匹以上のオタマジャクシ…すくったところでどうします。家へ持ち帰っても、絶対に褒めてもらえない。…捨てるしかないのです。さて、どこへ捨てるか?ここからがポイント。
 子供ながらに、「オタマジャクシを元の沼へ返しに行く」という選択肢はなかった。何となく後ろめたかったし、オタマジャクシすくいの時間が、無駄な時間になってしまうような気がしたから。
 人目につかないところへ捨てる…この選択もない。折角の獲物ですから、なんとしても誰かの目に触れさせなければならない。それなら愉快犯じゃないか!って?愉快犯の定義は、「社会や個人を恐慌におとしめて、あわてふためく様を陰から観察したり、想像して喜ぶ行為を指す」…確かに愉快犯かも。しかし、モノがオタマジャクシですから、法に抵触しませんね。
 選択の結論は、「道路へ捨てる」です。道路は、人目につくので愉快犯的行為に絶好の場。また、不特定多数が利用するので犯人の特定が難しい。駐車している車があれば、屋根や、窓にもまき散らしてあげました。期間限定の遊びなので、毎日のように、道路や車にオタマジャクシをぶちまけましたが、マスコミで話題になることはありませんでした。よい子にとって、至極普通の遊びでした。

 この度の、オタマジャクシ事件の原因に対する私の意見は次のようになります。
 第一段階・・・子供達が、「すくった大量のオタマジャクシ」の処分に困り、「道路、駐車場、車の屋根等へ捨てた」これが、「空から降ってきた」と話題になった。(空から降ってくる様を見た人は、誰一人いないのです)子供達の罪としては、「生ゴミの不法投棄」でしょう。
 第二段階・・・広島県、静岡県、岩手県のイタズラ好き(年齢、11歳から45歳くらいまでの男子)が、オタマジャクシが話題になっていることを知った。ふと見ると、自宅周辺でオタマジャクシが泳いでいるのを見つけた。すくって、道路などに撒いた。これは、愉快犯的犯行。(犯罪とまでは言えないでしょうから、「的」を付けときました)
 第三段階・・・秋田県のイタズラ好きもやってしまいました!また、石川県宝達志水町のイタズラ野郎も、流行に乗り遅れまいと、初めてのオタマジャクシ事件からおよそ2週間経ってから実行。数で目立とうと、約200匹のオタマジャクシを撒いた。
 「宝達志水町」は、そのまんま、「ほうだつしみずちょう」と読みます。4年前に合併して、この名になりました。縄文時代・弥生時代の遺跡が発掘されていることで名が知られるべきなのですが…オタマジャクシで有名になっちゃいかんぞなもし…。
 第四段階・・・これは今後起こります。予言です。北海道のイタズラ野郎がオタマジャクシを撒きます。どうしてそうなるか?オタマジャクシは、いつまでもオタマジャクシではありませんで、どんどんカエルになってしまう。石川県→秋田県と、オタマジャクシ前線は北上する。次は津軽海峡を渡って北海道です。