「奇跡のりんご」ってご存知ですか?
無農薬・無肥料でりんごを作ることに初めて成功した青森県のりんご農家、木村秋則さん。
NHKで取り上げられたこともあり、すごいことになってる。
『すべては宇宙の采配』というタイトルのこの本は2009年の8月に出版された、木村さんご自身による著書。
農家のご主人の木村さんは、実は龍神を見たり、宇宙人に会ったり、UFOに乗ったり、幽体離脱してしまうことがあったような人。
にわかには信じられないけれど、木村さんの言葉には古の聖人のような、簡単には否定できない重みがある。
「大事なことは、目に見えない部分にあります。あなたの表に出ていない、自分自身の土壌と根はどうなっているでしょうか?」
「言葉はだれにでも、たとえ相手が動物や植物でも、伝わるものだと思います」
「人間も植物も、地球上の生き物の一つに過ぎないんだと思っています。そして、万物の長として「活かして生きる」という考えをもつことが、とても大事だと考えているのです」
「あんたの道具にはみんな魂があるんだよ。心あるんだよ」
「いっときの常識、見えない真実。世の中は常識とされていることを土台に経済活動がなされていますが、これからの農業はそれよりもなによりも、食べる人のことを本気で考えていかなければ発展しないと思います。そして、消費者のみなさんには、食の大事さについて見直してほしいと願っています。」
木村さんは農家で、木村さんはりんごを作っていて、そのりんごは目に見えて食べられる、紛れもなく実体を持ったりんごそのもの。
でも、この考え方ってひょっとしたらりんごじゃなくても、音楽でも同じじゃないかなと思います。
そしてさらに、もの作り、芸術、教育、・・・全ての分野に通じることですよね。
心に刻んで、私は私の分野で頑張ります。
「重要なことは、なにより『時間がない』という事実です」(本書より)