本日は、尾道のしまなみ交流館市民ギャラリーでの『情熱のタンゴ〜光と影』に出演しました。
おかげさまで大成功のうちに終了しました。
今回久しぶりにバンドネオン奏者のエッシーさんこと恵島広幸さんとご一緒させていただきました。
会場は大盛況。最初に並べられた椅子が満席になって椅子を追加されるほどで120名を超えるお客さまがおいでくださったようでした。衰え知らずのタンゴ人気を伺わせます。
私も久しぶりに尾道に伺って、お久しぶりの方とお会いできたり嬉しいひと時でした。
演奏させていただいた曲は、
エルチョクロ
3人のためのミロンガ
ラ・クンパルシータ
リベルタンゴ 他 でした。
前半はアルゼンチンタンゴが最も人気を博した時代の曲目、そして後半は逆にタンゴ人気が衰えタンゴ奏者が苦悩を強いられた時代のピアソラの曲を中心にお届けしました。
生きていれば誰しも人生には光の時期と影の時期があると思います。
そのどちらもありのままに描いていくタンゴ曲は、人の感情を揺さぶるように思います。
タンゴピアノは日本ではあまり知られてないように思いますが、想像以上にテクニカルで瞬発力やオリジナリティが求められます。ピアノの高音部から低音部まで使用するので右手と左手が目視できないほど離れた状態で演奏することが多く、1曲の中にいろんな要素を詰め込んであります。
跳躍やグリッサンドを多用したり、オリジナルなアレンジを要求され、クラシックピアノはもちろん、ジャズやポップスやフォルクローレなどいろんな音楽の知識も必要です。
しかも、悲しいことに、
1曲が2分〜3分と超短い。
めちゃくちゃ練習時間がかかるのに、本番のたったの2分のために何時間も何時間も練習する感じです。
それだけ「濃厚」ということなのでいいんですけどね。
そしてエッシーさんのバンドネオンに至っては、音階順に並んでない左右のボタンとふいごを押したり引いたりすると音が変わるという「4台の鍵盤を覚えて同時に操作する感じ」という楽器。その本人の言葉通り、これまた、めちゃくちゃ練習が必要です。それでもこの哀愁を帯びた音色を一人でも多くの人に聴いてもらいたくて、エッシーさんも日夜努力されています。
これからもますます頑張っていただきたいです。
ご来場いただいた皆さま、そしてしまなみ交流館の担当者の方、バッチリな音でPAをしてくださった木曽さんありがとうございました。
そして何よりエッシーさんお世話になりました。
今回は私もエッシーさんのご厚意でオリジナル曲を1曲歌わせていただきました。
今回お届けしたのは『月の夜』。
YAMAHAのグランドピアノがとってもいい音で演奏を助けてくれました。
この曲は、初期のOrangeBlue時代にしかレコーディングしてないのでCDはもう残ってないんですよね。Peppermint Leaf の15周年アルバムが完成したらソロ名義のアルバムでも作って収録しようかなと思っています。
さて、
エッシーさんとはまた9月22日(金)に今度は広島の音Cafe Luckさんで開催されるコントラバホ・ミロンゲーロのお二人のライブにゲスト出演させていただきます。
情熱的な歌声とコントラバスのタンゴduoとの共演です。
どうぞお越しください。
コントラバホ・ミロンゲーロ
アルゼンチンタンゴLIVE
日時:9月22日(金)19時〜(18時オープン)
場所:音Cafe Luck(広島市中区鶴見町3-19 ITAKURA BLD 1F)
出演:コントラバホ・ミロンゲーロ
イレーネ・フェラーリ(Vo)
東谷健司(コントラバス)
ゲスト:恵島広幸(バンドネオン)
三輪真理(Pf)
チケット:前売¥3000/当日¥3500(ともに+ワンドリンクオーダー)
ご予約・お問い合わせ:音Cafe Luck
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