新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十二支について(辰~未)

2013年12月06日 |  四柱推命(十干と十二支)
●辰(しん)…(乙30%・癸10%・戊60%)
【語源】旧暦3月。辰は振(しん:ふるう・ととのうの意)で陽気動き、雷が声を発し、草木の形が整って活力が旺盛になった状態を表している。
・辰は「震」のことであり、震うことを意味している。…万物が凄まじいほどにその身を奮い立たせて、もとの体から抜け出す様子を表す。
・「辰は蜄(しん)なり」蜄は振で動く意。「辰とは春の陽気が一段と盛んになり万物振起するの意。辰の第一義は「振」「震」である。地上においては春の陽気が一段と盛んになり、物皆伸徐舒(しんじょ)して出て来る時、天上では雷が振動する時である。辰は星では北極星。易卦は「澤天夬」☱☰。「澤天夬」は上卦が☱澤で下卦が☰天である。澤とは水の集合を意味するから、この卦の象はその水の集まりが極めて高い処にあることを示す。「夬」は「決」と同じ意味があり、物を裂く、或いは物が破れるということである。高い処に上がった水は、容易に決潰(けっかい)して溢れ、下に降る。そうして地上の万物はその水によって大いに潤うのである。雨降って地上を潤す龍神。 
【人物】万物を育てる土ですから、自らを律する気持ちの反動として競争心が強くなり一念を押し通す強い信念となる。しかしこれが悪く出る場合もある。(長所:信用を重んずる・剛気・保守的)(短所:感情の起伏が大きい・波乱)
●巳(し)…(戊20%・庚30%・丙50%)
【語源】旧暦4月。巳は巳(い:やむ意)で草木が繁茂の極限に到達した有り様を表している。
・陽気、已(すで)に出、陰気 已(すで)に蔵(かく)れ、万物 見(あらわ)れ文章を成す。旧暦の4月は陰気は全く隠れ、万物が表面に現れ出るとき、蛇が地中から現れ出るときで、「巳」の字は蛇が曲がって尾を垂れた姿に象する。
 旧暦4月の卦は☰☰「乾為天」、一陰の影も無い全陽で、旧暦10月の☷☷「坤為地」に相対する。
【人物】火は礼を司り、良く働けば礼儀を大切にするが、陰火なので執念深いのも特徴。柔和で口数少なく思考力もあるが、決弾力に乏しく考え過ぎてチャンスを逸する傾向もある。(長所:明るい・研究心・自己顕示)(短所:執着心・嫉妬・刹那的)
●午(ご)…(丙35%・己30%・丁35%)
【語源】旧暦の5月。午は忤(ご:つきあたる・さからうの意)で草木が繁盛の極限を過ぎ、衰微の傾向が生じたことを表している。
・午は陰陽交わる…旧暦の5月には一陰、陽に逆らい、地を冒して出づ。午は忤(さか)らうなり。午は極盛の陽気の中に一陰が萠(きざ)し、陽気と陰気が相交わる。即ち「牾」(さからい)の状態になることを指す。旧暦5月の卦は☰☴「天風姤」。一陰が下に萌した象。
【人物】直情径行型で、表面は陽火だが内面は陰火。度量が広く決弾力にも富むが実意に乏しいところもある。(長所:明朗・華美・直感・冒険心)(短所:激性・短気・口舌・あきっぽさ)
●未(び)…(丁30%・乙20%・己50%)
【語源】旧暦6月。未は味(び:あじの意)で、草木の果実が成熟して滋味を生じた有り様を表している。
・「未は万物皆成りて、滋味あるなり」「未は味わいなり。五行の木は未に老ゆ。木の枝葉の茂れる象也」…未の字は象形文字で木の枝葉の茂った様を象る。6月は万物が成熟してその実に味わいが出る。またその気候を指す。
・夏の終わりの土性で火を含み乾土となる。易の遯(トン)とは逃れるの意で、下から陰の気が伸びてきて陽の気がぐんぐん退いていくことを意味する。☰☶「天山遯」。火生土で最も強烈な土気…未月土用丑日の鰻。
・卯亥を見れば木局となり垣根を作って暑さから草花を守る意味がある。
【人物】慈悲心があり、穏やかで正直な性格で執着心も強く、一つのものに熱中する性格のため、ややもすると念を入れ過ぎて苦労症になることもある。また潔癖で小心で臆病なところもあり、その為に進取性はない。そして真面目すぎて他人から侮られる場合もある。なるべく陽的な思考と行動を心掛けると運が開く。(長所:理論家・円満主義・柔順性)(短所:心が狭い・迷い・取越苦労)


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