新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

60干支の納音五行と簡単な解釈

2013年12月09日 | 日干・納音・生日観法
●甲子・乙丑=海中金(かいちゅうきん)…金気が子丑の水底に沈んでいる状態。海中深く沈んでいる砂金で、すばらしい才能は持ってはいるが、その金を海中から引き揚げないと…すなわち、自分を表に出さないとその能力も発揮されない。まだ幼く若い金気なので自分の自信の無さからせっかくの才能が発揮できないでいる。海中から採りだして製錬して加工するまでには時間がかかる。堅実平穏に物事をすすめると良い。五行安定が良い。

●丙寅・丁卯=爐中火(ろちゆうか)…いろり中で燃える火。丙丁の火が寅卯の木の中で燃えている状態を意味しています。薪をくべれば明るく燃え上がり、燃え続け、煮炊きをして人を和ませ、良い雰囲気をつくります。その役割は大きいが、四角いいろりが無ければ持ち味は生かし切れません。人の為に生きる有能な組織人だが与えられた立場で最善を尽くすタイプ。エネルギーが始動する星。

●戊辰・己巳=大林木(だいりんぼく)…戊己という豊かな土に樹木が繁茂している場所(森)。その中のすくすくと伸びた一本の木で、森の中の木は家族や仲間も多く、競い合い共生することで大地にしっかり根をおろし成長します。先を急がずじっくりと成長する大器晩成型です。宗教的観念が強い人が多い。

●庚午・辛未=路傍土(ろぼうど)…路傍の石、土や瓦の土。土気の成就した姿で、午未は火気旺盛で、火によって焼かれた土でもある。この土は道を補強しながら、やがては大道の一部となっていく使命があり、人が行き交い踏み固められて次第に力をつけていく。植物は生みだせないが、風水害から家を守ることはでき、商売には不向きだ組織人としては成功する。人生に無駄が多い。活気無く発展薄く、チャンスを失いやすい。

●壬申・癸酉=釼鋒金(じんぼうきん)…鍛え抜かれた強靭な金属の様な星。剣や鉾の切っ先の鋭利な金属で、鋭い切れ味で物事を両断する。才能の切れや高貴さがもある。殺伐の気を持ち正義感は強いが短慮なところがある。逆行にも強く、運命にさえ負けない。世に出る人も多い。

●甲戌・乙亥=山頭火(さんとうか)…山の上で燃える火で火山の様なもの。知の働きがあり、プライドが高く、身を飾ったり浪費を好む。高邁な理想はあるが力量不足で実質は伴わない。高く盛り上がる火の星で(活気がある。

●丙子・丁丑=澗下水(じゅんかすい)…山からしみ出した水が集まり大きな急流となる。このタイプは性急で心が落ち着き難く、度量が狭いため短気で物惜しみも多い。目先に囚われずに進めば後に開運する。小舟で激流を昇る如く苦労も多い。あまり良くない星。

●戊寅・己卯=城頭土(じょうとうど)…城頭に立って見る広大な土地は、寅卯の向陽の気と合して繁栄することを指し、かなりの成功を収められる可能性を秘めている。しかし、駆け引きは苦手で気位も高いので商売人には不向き。
ダイナミックに運が展開する。運気は強く大きい、木(官星)が強い方が良い。

●庚辰・辛巳=白蝋金(はくろうきん)…白蝋金とは「錫」のことです。また庚辛は金気の正位で色は白です。辰巳は木星に座して火を生じ、金は火によって形を変えます。柔らかで加工しやすい白蝋のように、この人も臨機応変に物事に対処できる人です。熱しやすく冷めやすい柔軟な星。妥協性しやすく、柔軟で個性が弱く信念に欠けやすいところもある。

●壬午・癸未=楊柳木(ようりゆうぼく)…十干の終わりの壬癸(老木)が南方の火気(午未)のために消耗させられ、なよなよしているので楊柳木(やなぎの木)という。柔軟な性格ゆえに人の先頭に立つよりも女房役が良い。
揚子江の風に揺らぐ柳の様な星。活気無く信念が乏しくチャンスを逃がしやすい。(夏生れの柳は早く枯れる。)

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