新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十二支について(子~卯)

2013年12月05日 |  四柱推命(十干と十二支)
『十二支』
●子(し)…(壬35%・癸65%)
【語源】旧暦11月。子は孳(じ:ふえる意)で新しい生命が種子の中にも萌し始める状態を表している。
・易象は☷☳(地雷復)…子は孳(し)の上部を略したもので、「うむ・つとむ」とも訓みます。すなわち。大地に蔵された植物の種子が新しい生命を生み出す意味がある。陰気極まって陽気の兆す一陽来復の「冬至」(12月)にあたり、暦では陽循開始の時候。
・「子」を解字すれば「了」終わりと「一」はじめ。つまり子とは終わりと始めを一つに束ねるところである。換言すればものの「終始」のところで中枢・中心。子は陽気と陰気の相混するところ、この混沌を「太極」、北極星とする
・子は「困敦」であり、「混沌」でもある。…陰の気に陽の気が芽生え、陰陽が混沌となった状態。
【人物】壬・癸を蔵した厳冬の水。…冷静で客観的に物事を見、智恵を働かせ、細かいところに気が付き、金銭物質を蓄える。また、水は流れて止まらないので流通や奉仕関係に向き、じっとしていることを嫌い、変化を好むので、生活環境にも変化を求める。仕事・異性関係にこれが出るのは良くない。水は色情にも通ずるので、異性問題には注意が必要。(長所:順応性・細心・冷静)(短所:あきっぽい・迷い・色情)
●丑(ちゅう)…(癸30%・辛10%・己60%)
【語源】紐という文字の「糸偏」を去ったもので、結んで解けないという意味。植物が地中に芽生え伸ばし、根を張っていく状態を象徴したもの。種子の萌芽が土中にあり、じっとこらえて春を待っ結紐(けっちゅう)の様相に似ている。地澤臨☷☱。
・丑は「紐(チュウ)」からきていて、「紐でしめる」あるいは「つなぐ」に通じ、万物が一斉に芽吹いて大きく成長するのを紐で縛って繋ぐことを表す。
【人物】厳冬の氷砂で、冬から春に向かう陰の湿土なので、万物を育て守るという性から保守的な面が強く、信用を重んじ、正直で忍耐強く堅実に牛歩の如く計画したことを実行に移して行こうとする気概があります。日干から観て蔵干の中に財星が入っていれば財運にも恵まれます。(長所:保守的・信用・堅実・忍耐強い)(短所:停滞・無口・細心)
●寅(いん)…(戊25%・丙25%・甲50%)
【語源】演(のぶる)の「サンズイ」を去ったもので、植物の芽生えが陽春の温気に養われて、地上に伸び長ずる様を象徴したもの。演とは前後左右に大きく伸び広がる威勢の良い意味を持っている。
・寅は「移」「引」に由来し、「うつす」とか「ひく」という意味がある。…万物の芽がようやく地面から出ると、これを引張り出して、伸ばし地から移しだす意味がある。
・「寅は万物始めて生じ、螾然たるをいうななり」螾然とはミミズやモグラが春気に誘われて地上に出ること、陽気と共に地中の生物が地上に現れることを意味する。地天泰☷☰。
【人物】初春の若木をあらわし、物事に積極性があり、行動力も抜群で自らの力で伸びて行こうとする。また人の上に立つ頭領運、独立運もあり、仁義にも厚い。金銭や物質には比較的淡泊だが、積極性が仇となり、人との和を欠く場合がある。(長所:積極性・仁義に厚い・決断力)(短所:強引さ・人との和)
●卯(ぼう)…(甲35%・乙65%)
【語源】卯は茂(ぼう:しげる意)または冒(ぼう:おおう意)で、草木が発生して地面を蔽う様になった状態を表している。
・旧暦2月(卯月)の易の卦は「雷天大壮」☳☰、つまり上卦が☳雷で下卦が☰天。つまり、天上に雷が轟く、要するに壮(さか)んな「陽」の気の進出を象徴する卦である。卦名の「大壮」も正にその様な強壮の陽気に由来する。
【人物】卯は仲春で、湿り気を持った草花で優しく弱くも見られるがしたたかな面もある。蔵干に甲もあるので、常に自分が頼れる人を見つけて計画して行動する。仁義に厚いが内面は自己主張が強く独立独歩のところもある。(長所:柔軟さ・社交性・明朗・計画性)(短所:エゴイスト・放任)


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