新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

60干支の納音五行と簡単な解釈・・・2

2013年12月11日 | 日干・納音・生日観法
●甲申・乙酉=泉中水(せいちゅうすい)…地柱に宿る水脈で、地下から湧き出る水のことをいいます。井泉の水という。澄んだ気性で心も落ち着いているが大河や大海の様な大きな度量はないので、勤め人に向いている。
人知れず立派な行いを積んで世に出る星。陰徳を積み謙虚さで人生の道が開ける。

●丙戌・丁亥=屋上土(おくじょうど)…屋根瓦の下に敷かれた土。丙丁は土気の旺盛をを示すが、地面から離れているのでエネルギー不足になり、愛情や包容力そして積極性には欠ける。しかし、精神性は優れている。
堅実に財を築く星。理財の才あれど、物惜しみでケチで人に敬遠、孤独なところがある。

●戊子・己丑=霹靂火(へきれきか)…晴天の霹靂で、これは突然の雷命をいう。感情や運気の起伏の激しさを表し、知恵や策謀に恵まれ、機を見るに敏。野心や向上心もあり短期的なことには強い性格です。
雷光の様に波乱の多い星。一生波乱が多く、変化の多い運命をたどりやすい。

●庚寅・辛卯=松柏木(しょうはくぼく)…長命の常緑樹、松と柏の樹木。風雨に耐える長生きの樹木で、松も柏も霊木として、人心に働きかける。信念を貫き節操をモットーとする星。信念堅く、信義に厚く礼節あって人望が厚い。

●壬辰・癸巳=長流水(ちょうりゅうすい)…壬癸の絶えることのない水が辰巳の低地に向かって悠々と流れる様。大河の様に心が広く大きな度量を持ち全てを潤す。豊かに流れる大河の様な安定した星。安泰で無事に長生きし、聡明で賢く才能豊か。

●甲午・乙未=沙中金(さちゅうきん)…砂の中に混ざった金で、見出されて初めて実力が発揮できるが、砂礫の中で終わることもある。金の本性が隠されているため才能が表に現れない。内気で引っ込み思案なので、自分を奮い立たせる必要がある。表裏が強すぎて誤解を受ける星。人と接するとき裏表が多く、敬遠されて失敗する。

●丙申・丁酉=山下火(さんかひ)…丙丁の火気の勢いが申酉の金気に吸収されて燃え上がることが出来ない状態。火は本来燃え上がるのが本性だがこの火は夕方の陽。夕映えに山が美しく燃える芸術の様な星。礼儀正しく真面目、金銭的にも呑気だが悲観的にも見えやすい。美的感覚は鋭い。

●戊戌・己亥=平地木(へいちもく)…平地にまっすぐに立つ孤高の木をさした呼称で、競わず勢いもなく、寂しく孤立することを意味します。他人との争いを嫌い、穏やかで安定した生活を好む。一見地味だが地道に自分の城を築く。
大地に木がすくっと育ち立つような星。

●庚子・辛丑=壁上土(へきじょうど)…土から生じた庚辛が子丑の水と混ざっている状態なので壁上の土という。壁の土は本来の土では無いので、土気はあっても実力は少ない。泥の様な土を壁に仕上げる難しから、人間関係を大切にすることを戒めている星。

●壬寅・癸卯=金箔金(きんぱくきん)…金気から寅卯を見ると十二運の死絶。金としての用をなさないので力の無い金を表す(引き伸ばされた金箔)。金箔の様なデリケートさや用途に応じて形を変える器用さはあるが、金属の持つ強さや頑丈さはない。見栄と虚栄に走りやすい星。

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