アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

自家製天然酵母バゲット

2007年02月13日 | Bread


むふ 出来ちゃいました。念願の、こういう見た目のバゲットが。しかも自分で作った天然酵母で。。。あぁ、感っ動っ ここまでの道のり、本当に長かったです。。。しつこいようですが苦節?4年半、ずっと憧れていたバゲットが今完成しました。ちょっと丈短めですけれど。

クープがひし形に開き、そのクープとクープの谷間が1センチ程度。。。美しすぎる。。。クープはもう本当に数え切れないほど練習してきまました。そしてほとんどが失敗です 特にバゲット系はかなり技が要り難しーい。最近立て続けにクープを入れるパンを作ったので、やっとなんとなく感覚がつかめてきたかな。。。という感じです。



前回大切な酵母のビンを落として割ってから(その時のことご存じない方は→こちら)、再度起こしなおした酵母で作りました。酵母作りも2度目なので前回の反省点もすぐに反映できて、結果よかったのでしょうか。

天然酵母を使ったパンは、こねている時からふんわ~りといい香りがします。干しぶどうから酵母を起こしていますが、ぶどうの香りというよりも、何が発酵してるのか分からないけれどこれから美味しいものができるんだろうなぁ、と想像をかき立てられるような香りです。(わかりにくいし。。。) 発酵が終了した時の生地はほんわり温かく、(私とっては)とろける香りが漂います。あまりにもいい香りで、つい1人でスーハーしてしまうんですよね

成形も上手くいったのかクープがもりっと開き、且つ大きな亀裂も入っています。生地の盛り上がり方も、く~っ最高 くっついていた生地が下から押し上げられたことによって裂け、裂け切れなかった部分が中央に少し残って筋状になっている部分、惚れ惚れしますねぇ。



亀裂の下から、更に今にもぐぐっともり上がって来そうな感じ、これがクープの最上級?です。



いつもはクープを入れた焼成前の生地はお見せできる状態ではないのですが、今回はすーっとクープを入れると自然にパカァっと開いたいい状態に。やはり美しく仕上がったものは、その途中途中の工程も美しいのですね。焼き上げる前から、かなり手ごたえを感じていました。今振り返って見ても深さといい角度といい、クープの入り方最高です 自我自賛、とどまるところを知りません。。。



大小異なる気泡も沢山入りました。(これ、かなり重要)ハードな皮と気泡の入ったソフトなクラムが不自然なくに一体になっている、そんなバゲットに仕上がりました。天然酵母のパンは香りも味もとってもソフト。もっちりとじゅわっと口の中で広がります。そしてしっかり熟成されているので、この美味しい状態を長期間(1週間ほど)保てます。力強いパンの特徴ですね。



こうやって正面から堂々と?写真を撮ることもずっと憧れていました。この撮り方だとありのままが写ってしまい、角度などでごまかしが効きません。勝負撮りといったところでしょうか。いつもは「この角度だったらこの部分は見えなくなるし、こっちもいい感じに写るし。。。」と、実はかなり計算入っています

とは言いながらも、右のクープは失敗作ですが。。。



焼成中、閉じ込めた空気がクープから逃げる前に、つなぎの甘い部分からはじけてしまったのです。破裂する場所は違ってしまいましたが、元気のあるパンであるということでは同じかな。。。

次の目標は「上出来バゲット2本の勝負撮り」です。


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