アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

ぐらんまのチリ

2007年05月31日 | My Home


アメリカでポピュラーな食べ物の1つにチリがあります。大体どの家庭でもその家庭の味があったりして、それがおばあちゃんのレシピだったりするとちょっとハクがつくような気がするのは私だけでしょうか。うちにも、彼のおばあちゃまからの手書きのレシピがあります。字を丁寧に書くという文化がすっかりキレイに(?)消えてしまったアメリカで、教科書に出てくるようなきれいな筆記帯はおばあちゃまからの手紙くらいでしかお目にかかれません。ちなみに彼の妹の字、私には解読不可能です。

元のレシピだと辛さが少し控えめなので、私は倍量のチリパウダー入れています。少しハーハーするくらいの辛さがうちでは定番です。お肉もキドニービーンズもたっぷり入っているのでしっかりとお腹にたまり、玄米と食べるのでヘルシーかな。彼も大好きなのでいつも大量に作って、一回目はメインに、後は彼が朝食に食べたり、一品足りないときにちょこっと食べたり・・・とても便利です。そのときの気分で、パルメザンチーズをかけたりサワークリームを添えたり、どう食べても美味しいチリです。



レシピ

牛ひき肉・・・450g
たまねぎ・・・大1個
にんにく・・・2カケ
セロリ・・・1本
キドニービーンズ・・・1カップ(乾燥)
トマトペースト・・・大さじ2
トマト缶・・・1缶
チリパウダー・・・大さじ1~2
ローリエ・・・1枚
ブイヨン・・・1個

1.キドニービーンズは前夜から水に浸しておき、圧力鍋にかけ圧がかかったらすぐに火を止め、自然に圧が抜けるのを待つ。
2.にんにく、たまねぎ、セロリはみじん切りにし、オリーブオイルで炒める。
3.しんなりしたら端に寄せ、ひき肉を炒め、ぽろぽろになったら合わせる。
4.鍋底を空けてトマトペーストを炒め、チリパウダーを振るい入れ合わせる。
5.トマト缶、ローリエ、ブイヨンを入れ、15歩分ほど煮込み塩コショウで味を整える。

チリパウダーは激辛とマイルドなものがあるので(ちなみにうちのは激辛です)、様子を見ながら加えてください。



本日やっと窓にシャッターが付きました。アメリカでは雨戸などで窓を覆う習慣がなく、夜でも窓はそのままです。しかもカーテンもなかったりすることも多く、電気がつく頃になると家の中が丸見え。夕食に何を食べてるかも見えるくらいです。(本当です!!)

雨戸の概念がまずないので、DIY好きのアメリカでもホームセンターで売っていなく、ヨーロッパでよくあるような開き戸形式の雨戸を作るかあつらえてもらおうとネットで検索中に、このシャッターを扱っているお店を見つけました。オーダーメイドなので6週間待ちです。中から手動で開け閉めが出来、防音、防犯、防熱全てにおいてバッチリ。全ての窓に取り付けてもらい、これでやっと安心して眠れそうです。

ドアの周りの白いスプレーの跡、これは黒いセキュリティドアとランプホルダーを白に塗り替えたときに付いたものです。2時間くらいの作業予定が、いつもの如く思った通りにはいかず(笑)、6時間くらいかかっていました。壁にびっしりついてしまっていますが問題ありません。レンガ壁では耐熱効果が薄いようなので、上からしっくいを塗って壁の厚みを増やすようです。タイルの家、結構気に入ってたんですけれどね・・・。



手前にある紐を引っ張って上げ下げし、こんな感じでシャッターを上げて光を入れることも可能です。スイッチ1つで上げ下げ出来る自動タイプもあるのですが、お値段もぐぐーんと上がるので私たちはお安い方にしました。アメリカにお住まいで防犯対策をお考えの方、オススメです。ちなみに英語名はRolling Shutterです。


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クレープシュゼットとチョコシュゼット

2007年05月29日 | Pastries


彼も私もクレープ大好きです。ただ、地道にクレープを焼く作業がどうしても苦手でついつい遠ざかっていました。一気に大量に作ろうとするから大変なのだと気づき(今更?)生地は前日に、クレープもその日食べる分だけ4、5枚焼くことにしたら拍子抜けするほど簡単で、嬉しくなってしまいました。

作るときは大抵チョコレートかグラニュー糖とレモンなのですが、今回は少しだけオシャレにクレープシュゼットにしてみました。オレンジの酸味がいい香りの温かいソースがかかったクレープ、彼はお初だったようですが相当気に入ったようです。ほんの少しだけとろみのついたソースがしっとりとしたクレープと絡み、とっても美味。2、3枚は余裕でいけそうです。



オレンジの皮がクルンと丸まって、なんだか少し可愛らしい感じになりました。といってもこれ、実は偶然の産物です。皮を千切りにしてから実際トッピングで使うまでの時間がかなりあいてしまい、気づいたら乾燥して丸まってました。(笑)



シュゼットとは別にダークチョコだけのクレープも作ったのですが、お皿に持った段階で「オレンジソースをかけたら美味しそう・・・」と余ったソースをかけてみたらビンゴ!ビターチョコがオレンジソースをぎゅっと引き締め、チョコクレープもオレンジソースでふんわりゆるみ、まるでお店で出てくるデザートのようでした。シンプルなシュゼットも美味しいですが、こちらのチョコシュゼットも絶品です。

レシピ

<クレープ生地>

薄力粉・・・110g
砂糖・・・25g
牛乳・・・300cc
卵・・・2個
卵黄・・・1個分
バター・・・40g

1.小鍋に牛乳の半量とバターを入れ、沸騰しないように気をつけながらバターを溶かす。
2.ボールに振るった粉と砂糖をホイッパーであわせ、残りの牛乳を加えよく混ぜる。
3.溶かしたバターと牛乳を加え、ダマにならないようにしっかり混ぜる。
4.溶きほぐした卵を加え混ぜ、漉して冷蔵庫で3時間ほど休ませる。
5.フライパンを熱し、オイルを入れてペーパータオルで拭き取り、お玉1杯分くらいの量の生地を流しいれ、フライパンを回すように全体に広げる。
6.端の方がパリパリしてきたらひっくり返し、15秒ほど焼いてお皿にあける。

<オレンジソース>

オレンジ・・・1個
砂糖・・・大さじ1.5
バター・・・・20g
レモン汁・・・小さじ1

7.オレンジを良く洗い、皮を5センチくらい薄くそぎ千切りにし、果汁は絞っておく。
8.フライパンにバターを溶かし、砂糖、オレンジの果汁と皮(トッピング用に少しよけておく)を加え弱火で3分ほど煮る。
9.先に焼いたクレープを加えくつくつっと煮てから四つ折りにしお皿に乗せる。ソースを上からかけ、トッピング用のオレンジの皮をのせる。

チョコレート版は別のフライパンで焼いたクレープを温め、大さじ1の砕いたチョコレートをクレープの半分に広げ四つ折りにしてお皿に盛ってからソースをかけます。



欲張ってチョコレートを沢山入れてしまうと、ただ単に溶けたチョコを食べているようでしつこくなってしまうので(経験有)、大さじ1くらいがオススメです。オレンジソースにオレンジリキュールかラム酒を大さじ1入れると大人の雰囲気ですね。

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今日は買い物デーです。といってもDIYショッピングなので、ホームセンターのはしごです。照明や水道の蛇口を選んだり、タイルを見て回ったり・・・。楽しそうに聞こえますが、なかなか良いものが見つからなかったり、あっても在庫が足りなかったりと、気がつくと暑さも手伝ってか結構イライラしてたりします。(笑)しかも、ちょうど1年前にこういったショッピング、手放したコンドのためにしてるんですよね、私達・・・。前回の経験もしっかり記憶に残っているので、それを踏まえながら黙々とこなしているという感じです。


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きのこの簡単リゾットとDIY

2007年05月27日 | My Home


リゾット、雑炊、お粥など、彼はゆるいご飯ときのこが苦手なため、今までまず作ることはなかったのですが、急にどうしても食べたくなり私用にリゾットランチを作りました。ちなみに彼には鶏肉とアスパラガスのクリーム系ドリアです。ドリアを食べるのは初めてだったようで、ゆるめのご飯の割には気に入ったようで完食。といっても、鶏肉の方がご飯よりかなり多目のドリアですけれどね。

さて前置きが長くなりましたがこのリゾット、電子レンジを使って15分ほどで出来るレシピなのですが、とっても本格的で美味しいのでオススメです。出来立てにブロックのパルメザンチーズをおろして食べると格別ですね。お米の芯もほんのり残っていて、食感も楽しめます。



久々のマッシュルーム、ふんだんに入れてみました。きのこの香りとおろしたてのチーズの相性も抜群に良く、半カップのお米ぺろっと食べてしまいました。私用ランチとしてこれから頻繁に登場しそうです。

レシピ

米・・・1/2カップ
水・・・250cc
たまねぎのみじん切り・・・1/3個分
にんにくのみじん切り・・・少々
オリーブオイル・・・大さじ1
ブイヨン・・・少々
マッシュルーム・・・3個
トマト・・・1個

1.レンジに入れられる器に米、たまねぎ、にんにく、ブイヨンを入れレンジに10分かける。
2.これを取り出し、マッシュルームとオリーブオイルを入れ4~6分かける。
3.ザク切りトマトをわっと混ぜ、パルメザンチーズをかけていただきます。

日本だったらおいしいきのこが沢山あるので、色々入れても美味しそうです。うーん、シメジが食べたい・・・。



ここ数日で行った下水道管の配管です。地面から壁を伝って天井に伸びているのが状水道管で、昨日は午前中ずっと屋根裏で配管作業をしていました。最大幅1メートル、狭いところだと50センチくらいしかなく、風が通らないところで這いつくばって行う屋根裏での配管作業は、炎天下よりキツイ様でドロドロ、フラフラになって降りてきました。6時間程かかって、Z字に配管した端が家の裏側に届きました。

近々、ガス管を通す為にまた屋根裏に上がらなくてはならないようです。



黒く太い管は下水道管で地中に配管します。画像中央黒い管が2本立っている所がランドリールームになる予定です。そう・・・今はコインランドリーに通っています。日が沈むと一気に涼しくなるのですが、日中は灼熱です。今日10分ほど外で手伝ったのですが、日傘を差していたにも関わらずそれだけで私フラフラ。それでも申し訳なくて「暑い~」とは言えませんでした。(笑)

そう、土方といえばカブトムシタンクトップにハチマキというイメージがあるのですが、うちは違います。スーパー色白の彼は日焼けというより火傷帽子の為、黒の長袖Tシャツにつばの広い帽子で柔肌完全防備です。


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オールドファッションドーナツ

2007年05月25日 | My Home


ガスが使えなくなって2日目。DIYで毎日外で作業しているせいか(私じゃないですよー)、甘いものを体が欲しているようでおやつは欠かせません。オーブンが使えないのでドーナツを作ってみることにしました。イーストドーナツはたまに作るので、今回は前から興味があったオールドファッションに初トライです。

生地を伸ばしすぎたようで気持ち薄っぺらい仕上がりになってしまいましたが、オールドファッションの顔とも言える「割れ」もキレイにつき、初めてにしてはまずまずの出来ではないでしょうか。そしてオールドファッションの命である(と私は思う)サクい感もばっちりで、ほろっと崩れる感じがとても美味しく揚げ立てをつまむ手が止まらない感じです。



アメリカにもダンキンドーナツがあるのですが、日本のような繊細さは全くありません。見た目ははなから期待していないのですが、味もただどど~んと甘いだけで一度食べてショック・・・。マックもケンタも同じで、日本のそれとは別物です。こういったチェーン店は一部地域限定品を除いて全世界同じレシピを使っているかと思っていましたが、そうではないみたいですね。

ま、自分で作れば良いのですけど・・・。

レシピ

薄力粉・・・180g
コーンスターチ・・・20g
ベーキングパウダー・・・小さじ1
砂糖・・・90g
バター・・・30g
卵・・・1個

1.バターをボールに入れ室温に戻し、砂糖を加えてハンドミキサーで混ぜる。
2.卵を加え更にしっかり混ぜる。
3.振るった粉、コーンスターチ、ベーキングパウダーを加え、ゴムベラに持ち替えて切るように混ぜる。まとまりにくいですが、根拠よく切り混ぜているうちになんとなくまとまってきます。
4.ビニール袋に移し、ギュギュっと一まとめにして冷蔵庫で半日以上寝かせる。
5.作業1時間前に冷蔵庫からだしておく。
6.めん棒で厚さ1センチ弱に伸ばし、ドーナツ型でくり抜きこんがりと両面油で揚げる。

フードプロセッサー使用のレシピは、初めの1回上手くいったきり失敗が続いたので、こちらのレシピに変更しました。失敗の原因は分かっていませんが、こちらのレシピだと失敗ないので。。。



実はチョコファッションも作りました。溶かしたチョコレートを付けただけですが、チョコ好きの彼はそちらの方が気に入ったようで立て続けに手が伸びていました。が、見た目がちょっとステキでなかったので写真はナシで・・・。ドーナツ作り、結構楽しかったので近日中にイーストドーナツも作ろうかと思っています。



彼のやっている作業、毎日このような感じです。シャベルで土を掘り起こして溝を作り、上下水道管を配管しているとのことです。ただ、乾燥している地域なので土がコンクリートのように固まっていて、水を含ませ泥のような状態にしながら・・・という途方もない作業です。炎天下での毎日なので暑さでバテないような食事を考えなければです。


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クプノフセンメルと引越し

2007年05月23日 | Bread


週末の引越しも何とか無事に終え、ツーソンに住み始めて3日目の今日になってやっと初めてホッと一息つけたという感じです。荷造りも大変でしたが、荷解きも大変ですね・・・。

とりあえずキッチンだけでも早く片付け(それでも2日掛かりましたが)、一応物が納まってる状態になりました。そうなると、新しいオーブンで早速何か作りたい欲望に駆られ、前から気になっていたクプノフセンメルを作ることにしました。クプノフとはドイツ語でボタンという意味らしく、焼きあがった感じが飾りボタンの様なのでそう名付けられたようです。今回の成形は想像していたよりコツがいり、出来上がりは9個中かろうじて1個うまくいったかな・・・という感じです。



ごまを表面にたっぷりつけて焼いているので、香ばしさが食欲をそそります。焼きたては想像以上に軽く、パサパサな感じだったらショックかもと不安に思っていたのですが、粗熱が取れてから割ってみると糸を引くようにさけるカイザーで、むふふと1人にんまりです。皮はパリッ、中はしっとりでとても美味しいパンに仕上がりました。



ごま感も程よく、バターとはちみつをつけて食べたら絶品です。半分食べるつもりが一気に1つ食べてしまいました。ちなみにDIY中の彼、このパンを見つけるなり立て続けに3つ完食です。先日カイザーセンメルを作って以来、私の中でテーブルロールの位置づけがかなり上がってきました。一回の生地量で成形の練習が何度もできるのも魅力です。

DIY関係で明日からガスが止まってしまうので、オーブンはしばらく使えません。オーブンというより、ガスコンロももちろん使えないので、携帯用の電気コンロを買ってきました。お湯も出ないので、私はジムでシャワーを浴びるつもりですが、彼は水シャワーを浴びると言っています。しかもガスの復旧予定は未定・・・。早くて1週間、最長???後は彼の設計図の承認が市から下りるのを待つばかりのようです。引越し当日は水道管が壊れ断水、翌日彼が修理し復旧したと思ったら今度はトイレが壊れ、毎回バケツでタンクを水に入れながら使っています。なんだかサバイバル的な生活ですが、実は結構楽しんでいます。

・・・・・・・・・・・・・・・

引越しは本当に大変でした。思っているより大変なはずと思ってはいましたが、それをはるかに超えました。(笑)まぁ、一番大変だったのは彼ですが・・・。引越し用のトラックのかなり大きい方をレンタルしたのですが、家具はまだ積み込んでないのに既にトラック一杯になってしまい、急遽土曜日彼1人でツーソンへ荷物半分引越しです。往復4時間の運転プラス、1人で荷下しでフラフラになって戻ってきました。彼のスーパー収納術でとてもつもない量があの小さなコンドに収まっていたようです。

翌日、日曜日は彼の親友Mの手も借りて家具と残りのもろもろを積んで、彼が引っ越しトラック、Mが自家用トラック、私が車を運転し、それぞれに荷物ぎっちりつんでの移動です。荷下し後、とんぼ返りでMを家まで送り、コンドに戻って最終荷造りと掃除をしてまたツーソンに戻りました。朝の5時から作業開始し、ベッドに入ったのは朝の4時。もう最後は2人とも無言で体だけが動いていた感じでした。

今回の引越しで、更にまた彼のすごさを再発見。荷造りと荷解きが異常に速いのです。得意なのは知っていましたが、私がキッチンの荷造りをしている間に家中のパッキングを済ませ、引越し後もキッチンの荷解きが終わってから片付けようと思っていた荷物山積みの部屋が、知らぬ間にきっちり片付いていました。クローゼットにもピシッと服は並んでいるし、本も本棚に納まり、すぐに必要でないものはそれなりに収納されていて、なんだか本当にびっくりです。彼のお陰でたった3日で引越しできたという感じです。

今年の夏は忙しくなりそうです。


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普通のカレーとキャベツの甘酢漬け

2007年05月17日 | Cooking


忙しい時にどーんと作れて体にも美味しいカレー、ホッとする味でなんとも癒されます。疲れているときはアラブ系やアジア系のカレーよりも、日本のカレーがなんとなく欲しくなります。あくまで私中心の献立ですが、彼も日本のカレーは大好きなのでたっぷり食べてくれます。



前回帰国したときに、バージョンアップ?した母のカレーを食べて以来、私もこの野菜たっぷりのカレーに病み付きです。普通にカレーを仕上げ、食べる直前にザク切りにしたトマトとピーマン、別にじっくり焼いておいたズッキーニ(もしくは茄子)をわっと入れて混ぜるだけなのですが、お野菜のいい香りが更に食欲をそそり、なんだか普段のカレーとは一味も二味も違った感じに仕上がります。あくまでも煮込まず、生っぽいところが決め手です。



そしてこちらがキャベツの甘酢漬けです。シャキシャキした生野菜の食感がしっかり残っていて薄味だけれどついつい箸が伸びる、漬物というよりサラダに近い一品です。こちらも実家の味で、もう1人でもりもり食べてしまいます。野菜不足に感じる時もそうでない時も、食事の度に冷蔵庫から出しては食べている感じです。



レシピ

キャベツ・・・400g
セロリ・・・1本
きゅうり・・・1本
にんじん・・・1/2本
大根・・・5センチ位
赤唐辛子・・・2本
砂糖・・・大さじ2弱
酢・・・70cc

1. キャベツは長さ4センチくらいの短冊切りにし(芯は薄切り)、他の野菜は1センチ弱角の棒状に切る。
2. 赤唐辛子は2つに切ってヘタと種を取る。
3. 全てを大き目のボールに入れ、塩小さじ2を振りいれ重石をして1~2時間置く。
4. 野菜の水分を軽く搾って別の容器に入れ、砂糖大さじ2弱と酢70ccを入れ混ぜ合わせ、半日ほど置けば出来上がり。

甘酢はお好みの割合でお試しください。いつも倍量作ってバリバリ食べるのが気に入っています。野菜はあくまで目安なので冷蔵庫にあるものでOKですが、セロリは入っていた方が美味しいような気がします。



酸っぱいものが苦手な彼も、これだとわしわしとまではいかないまでも、取り分けた分くらいは食べています。「食べる?」と聞くと「結構です。」と丁寧に断られてしまうので、こういった微妙なものは何も言わずに出して様子を見るようにしています。

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今日は私の唯一の日本人の友人、Kちゃんと会ってきました。いつもの事ながらあっという間に時間が過ぎ、もう帰ろうと帰る前に行ったトイレでまたまた話し込み、駐車場で話し込み、車の中で話し込み、席を立ってから結局1時間以上話していたような気がします。ツーソンに行ったらなかなか会えなくなってしまうので残念です・・・。


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サンドライトマトのオリーブオイル漬け

2007年05月15日 | Cooking


つる付トマトが最近とても安く出回っているのでつい沢山買ってしまいます。木で熟されたものがそのままカットされて売られているような感じで、青臭いような正にこれぞトマト~という香りがします。トマトの匂いって本当にいい匂い!沢山買って朝に晩に食べています。

ずっと前から作ってみたいと思っていたサンドライトマトに挑戦することにしました。さすがアリゾナの太陽、一日外に置いていただけで見事なサンドライトマトになりました。ただ、作ってみたいと思っていただけでその後の使用法をあまり考えていなかった私、引越しの忙しさにかまけてついつい2日ほど放置していたら(家の中です)、チップスのような状態まで乾燥してしまいました。。。はっとひらめき(遅いですが・・・)オリーブオイル漬けにしてみました。ホールのブラックペッパー、植えているローズマリー、にんにく1カケも一緒に漬け込んで、しばらく待つことにします。



思いがけずとってもかわいいものになり、キッチンに置いておくだけでもなんだかステキかも。。。

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こちらがカリンカリンに乾燥してしまったサンドライトマトです。本当はもう少ししっとりと水分が残っている状態にしたかったのですが、まあまたそれは次回にということで。

当然なのですが、本当にトマトの切り口のまま乾燥して、なんだかとってもアートな感じがします。



実は端っこの部分、(偶然)少し厚めに切った上に、他のトマトがかぶさっていたお陰で少し水分が残っている状態で漬けることが出来ました。もう少し待ったほうがいいのですが、どうしても味見・・・の欲望に勝てず、つまんでみることにしました。小さく切ったパンに乗せて、黒コショウと岩塩を挽いて一口食べたら、う~んトロける~。まったりとした舌触りに、オリーブオイルがしっかりしみていて卵の黄身のような濃厚さがたまりません。残りはもう少し漬けてからピザやサラダに使おうと今からとても楽しみです。こんなに簡単にサンドライトマトが出来るとは思ってもいなかったので、嬉しい発見となりました。

なんだかこうなると他の野菜もドライにしてオリーブオイル漬けにしたくなってきました。サンドライガーリックのオリーブオイル漬けも想像しただけで美味しそう。。。

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月曜日、無事に設計図の訂正版を市に提出してきました。結局彼、朝まで一睡もせずに描き上げたようです。(私は先に寝てしまいましたが・・・)最初に提出した設計図は10枚で訂正版はなんと24枚!相当色々書き加えたようです。友人が元大工さんなので、アドバイスを沢山いただいているようですが、いつの間に設計図など描く技術を見につけたのか本当に不思議でなりません。毎回驚かされます。

日曜日引越しだというのに、全く気合が入りません。私、引越し苦手なんですよね。。。苦手とかそういう問題ではないのは分かっているのですが、整理してると昔の写真とかが出てきて、ついつい見入って2、3時間経ってしまうタイプ。もしドラえもんがいたら、あのグッズを使ってこのグッズでこうして・・・などと気がつくと現実逃避ばかりに時間を費やしてしまっています。試験の前日と同じ状態ですね。暗記パンがあったらなぁ・・・などと妄想に走って一向に内容が頭に入ってこないみたいな。はぁ、いい加減本当に本腰入れないとです。



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ミントチョコアイスクリーム

2007年05月13日 | Pastries


色々お菓子やケーキなどを作っているうちに、アイスクリームも作ってみるか!とひょんなことから作り始めたのがきっかけで、我が家ではアイスクリームは手作りです。アイスクリームというと1時間おきにかき混ぜて、またかき混ぜて・・・というイメージがあるのですが、フードプロセッサーを使ってガーっとやってしまうので面倒な手間もありません。甘さも中味もその時の気分で好きなように作れるので結構気に入っています。ただ、卵白が更に冷蔵庫内に溜まります。。。

今回は彼の好きなミントチョコアイスクリームにしてみました。前々からリクエストされていたのですが、ついつい自分の好きなフレーバーばかりに走ってしまって・・・。チョコレートはダークチョコ、ミントは自分で植えているフレッシュミントを使用しました。フレッシュだと苦味などが出てしまうかな・・・と少し不安だったのですが、逆にミントのリアルな感じが伝わって大成功。爽やかなミントの香りと、ビターなチョコ、濃厚なアイスクリームがとてもいい具合にあわさって、大人なアイスクリームになりました。



レシピ

卵黄・・・3個
砂糖・・・60g
牛乳・・・200cc
生クリーム・・・75cc
バニラビーンズ・・・5センチ

1.牛乳と生クリームを鍋に入れ、縦に切ってしごいたバニラビーンズも加えてくつっと沸騰させる。
2.卵黄をボールに入れて崩し、砂糖を加えて白っぽくなるまでハンドミキサーで混ぜる。
3.沸騰した牛乳を、卵黄のボールに混ぜながらゆっくりと入れ、全て混ざったら鍋に再び移す。
4.強めの中火にかけ、絶えず底から木ベラで混ぜながらもったりするまで(木ベラで鍋底をこすったときに鍋底が見えるようになるまで)火を通す。
5.氷水で底を冷やしたボールに漉しいれ、ゴムベラでかき混ぜながら冷ます。
6.ラップを敷いたバットに流しいれ、表面にもラップをして冷凍庫に入れる。
7.固まったら一度取り出し、適当な大きさにちぎってフードプロセッサーに滑らかになるまでかける。
8.バニラアイスの場合はこのまま容器にいれ冷凍庫で再び固まるのを待てば完成。フレイバーを入れるときには、滑らかになったところに加えてフードプロセッサーで更に混ぜてから容器に入れる。

実はバニラビーンズはバニラアイスの時にしか入れていません。他の風味に負けてしまいますしね。というか、高いのにもったいないというのが本音です。(笑)牛乳を温める段階でインスタントコーヒー大さじ1程度入れてコーヒー味、バニラアイスに冷凍のベリー3種を混ぜてベリーベリー(very berry)アイスクリーム(どっかでありましたね、こういうの)、砕いたオレオを混ぜてオレオアイスクリーム(これはアメリカ人に大ウケです)と、好き勝手に何でも入れています。もっともっと濃厚にしたい場合は生クリームの割合を増やしてみるのもいいかと思います。



先日作ったさつまいものケーキに添えたバニラアイスクリームもこの作り方です。バニラアイスの場合はやはり、バニラビーンズの黒いつぶつぶが見え隠れした方が高級感が増すと信じているのですが・・・。いかがでしょうか。

食べ過ぎてしまうからと彼、きちんとお皿に分けて食べます。が、2回おかわりした挙句「あとちょっとしか残ってないから全部食べるね。冷凍庫いっぱいだしね。」と妙に自分を正当化して結局全部食べてしまいました。



現在、日曜日の夜中12時を少し回ったところです。明日市に再提出しなければならない設計図がまだ書き終わらないようで、彼、「声掛けないで」オーラを放ちながら机に向かっています。明日もツーソンでの長い一日が待っています。まあ私なんぞは運転するわけでもなく、書類を書くわけでもなく、誰かと話し合いをするわけでもなく彼の横にいるだけなのですが、忙しくて痩せそうです。(が、痩せません。。。)


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豚バラで焼きトンと新居の写真

2007年05月11日 | My Home


私のよく行く自然派スーパー、Sunflower Marketはオーガニックの野菜やケージフリーのお肉をメインに扱っている割にはとてもお手頃価格で、且つ毎週色々な部位のお肉がセールになっています。なので、セールのお肉を中心に毎週食材を買い揃えています。今週のセールは豚バラブロックでした。しかも破格の1パウンド(約450g)で99セント!もう買うしかないっということで、ついつい4パック、合計8キロも買ってしまいました。ええ、うちは2人家族です。。。

いい豚バラが手に入ったときには必ずする一品、こちらも私が子供の時から食べている焼き鳥ならぬ焼きトンです。切って刺して焼くだけなのですが、とっても美味しく手抜き料理には見えない逸品です。併せてトマトのベーコン巻きも作りました。本当はプチトマトなのですが、家に普通のトマトが大量にあったので今回はくし型に切ってベーコンで巻きました。プチトマトのベーコン巻きはよく焼き鳥屋さんでもあったりしますよね。あんな感じです。



余分な脂は落ちているので想像するよりしつこくなく、振るったお塩が旨みを引き出してくれるようで、豚肉の味がぎゅっと濃縮されている感じです。少し塩気のあるジューシーな豚肉・・・本当に美味しいので是非ともお試しください。

レシピ

<焼きトン>
豚ばら肉・・・400~500g(なるべく脂がないものを選ぶ)
ふり塩・・・適量
長ねぎ・・・2~3本(しし唐、生しいたけでも可)

1.豚肉は2センチ四方くらいの大きさに切る。長ねぎも2センチの長さにきっておく。
2.竹串に、豚肉、長ねぎを交互に刺す。
3.これにしっかりふり塩をする。
4.オーブンを160~170度に熱し、15分前後焼く。

<プチトマトのベーコン巻き>
プチトマト・・・12個
スライスえー紺・・・6枚

1.ベーコンは半分の長さに切る。
2.プチトマトは洗ってヘタを取り、1個ずつベーコンで巻き串に刺す。(1串に3個)
3.焼きトンと一緒にオーブンで焼く。



昨日またツーソンに行ってきました。前回行ったのは友人が来ていた時に行ったのが最後なので10日振りです。4月は多いときは週4回も行ったこともあり、それを思い出しただけでも忙しさが蘇ります・・・。今回のメイン行事は新居の為の最終書類のサインです。名義変更のオフィスで、40分くらい色々な書類に延々サインし続けました。私も最初の方は言われている内容を理解しようと試みていたのですが、すぐに追いつけなくなりあとは言われるがままロボットの様にサインしていた状態でした。

書類も済み、晴れてこちらが新居です。リビング、キッチン、バストイレ、寝室2つのとてもこじんまりした家ですが、これにファミリールーム、寝室、バストイレ、ランドリールームを増築し、約2倍の大きさにするようです。(まるで人事のようですが・・・。)前回市に申請した書類に追加、修正が要求されたので、また彼は徹夜で修正案を書いてます。どんどん増築計画は進められ、「うん、いいね。なんだか自分1人でも出来るような気がしてきた!大丈夫!」とどこから沸いてくるのか分からない自信に満ち溢れているようです。

今月末を予定していた引越しですが、手伝ってくれる彼の親友のスケジュールの関係で急遽来週日曜日に変更となりました。まだ1つもダンボールに詰めていない状態で本当に引越しできるのかかなり不安です。


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さつまいもケーキのバニラアイス添え

2007年05月08日 | Pastries


アメリカのサツマイモ、色艶形は日本のものとそっくりなのですが、味はまるで違います。あのほっくり感はまるでなく、水分が多くべちゃっとしている感じです。焼いもなんかにしてもべちゃっとしてしまって、あの美味しい味を期待してしまうともうがっくりすることこの上ありません。分かっていながらも何度か騙されて買ってしまい、「やっぱりお前もかっ!」などと1人で腹を立てることを繰り返し、最近は見向きもしない状態でした。

が、先日Lee Leeで買い物しているとジャパニーズスイートポテトと書かれたさつまいもが目に飛び込んできました。また騙されるかな・・・と思いつつも、わざわざ「ジャパニーズ」とまで書かれているのだからもしかして・・・と思い2つ購入してみましたがやっぱり騙されました。(笑)



そのまま食べるのはあまり美味しくないので、ケーキに入れてみることにしてみました。目指すはスイートポテトを想像させるようなずっしりしたケーキです。さつまいもを柔らかくする際に電子レンジを使ったのですが、水分を飛ばす為に蓋なしで時々混ぜながら火を通したのが功を奏したのか、粗くマッシュにしてみると以外にもほっくりな状態に。少し投げやりな気持ちで作り始めていたのですが、この時点で絶対美味しく仕上たい!と急に本気モードに。



かなり重たい生地なので、もしかしたら高さが出ないかも・・・と少し不安だったのですがキレイに膨らみました。焼きあがってくると、スイートポテトな香りが家中に充満で、それだけで幸せ~ 甘みはブラウンシュガーと蜂蜜を使用しているので、ほのかに蜂蜜の香りも漂います。



先日作ったバニラアイスも添えてみました。上にトッピングした輪切りのさつまいもがなんとなく可愛く、黒ごまのつぶつぶ感もなんとなく和風な雰囲気に仕上がりです。



なんとなく想像で作ったにもかかわらず、期待通りのスイートポテトなずっしりケーキとなり、かなり興奮しながらの試食タイムです。一日冷蔵庫で寝かせたせいもあり、包丁を入れた段階でしっとり感が伝わってきました。ところどころでごろっとさつまいもが舌に当たり、軽く炒ってから加えた黒ごまの香ばしさと絶妙にマッチしています。べたっとした感じはまるでなく、本当に美味しいしっとりほっくりとしたケーキになりました。少し溶けかかったアイスと一緒に食べるとまた格別です。

レシピ(21センチ丸型)

さつまいも・・・400g(皮付き500g)
バター・・・70g
卵・・・3個
ブラウンシュガー・・・90g
蜂蜜・・・大さじ6
薄力粉・・・100g
ベーキングパウダー・・・小さじ1
黒ごま・・・大さじ2

1.黒ごまを油を引かないフライパンで軽く炒っておく。
2.ケーキにトッピングする分のさつまいもを皮付きのまま輪切りにして水にさらし、軽くレンジにかける。
3.残りのさつまいもの皮をむき、乱切り、水にさらしてから様子を見ながらレンジにかける。日本のさつまいもであれば、ラップをしたほうが良いかもしれません。
4.柔らかくなったさつまいもを粗くマッシュにしておく。
5.卵白にはちみつ大さじ1を加えハンドミキサーで泡立てる。
6.角がおじぎする位になったら更にはちみつを大さじ1を加え、ピンと角が立つまで泡立て、最後に低速で1分キメを整える。
7.バターをボールに入れ柔らかくなるまで練り、ブラウンシュガーを加えて更にふわっとするまで混ぜる。
8.卵黄を1つずつ加え、その都度よく混ぜる。
9.残りのはちみつ大さじ4を加えよく混ぜる。
10.黒ごまとさつまいものマッシュを加え、ゴムベラでさっくり混ぜ合わせる。
11.振るった粉とベーキングパウダーを2回に分けて入れ、都度きり混ぜる。
12.卵白の1/3を生地に加えよく混ぜ、残りを加えさっくり混ぜ合わせて紙を敷いた型に流し、180度のオーブンで30分、150度に落として20分ほど焼く。

ブラウンシュガーの量は、さつまいもの甘さにもよりますのでお好みでし調節してください。



いつもはお菓子類は彼がほとんど食べるのですが、今回ばかりは私も食べてしまいそうです。トッピングに使ったさつまいもは、ただレンジにかけただけだったので少しパサついた感じがありました。次回はうっすら甘く煮たものをトッピングしてみようかなと思っています。

かぼちゃも同様に水分が多くホクホク感がないのですが、同じような感じで挑戦してみようかという気になりました。


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