彼のグルテンフリー生活が始まって以来、小麦粉以外の粉を使って躍起になってお菓子焼いていました。美味しいんだけど、なんか・・・ね。という出来のものが多く、特にスポンジ系はムズカシイ。日本では米粉を使ったお菓子なんかが最近幅を利かせているようですが、こちらのなんともアヤシイ感じのアジアンマーケットで売られている米粉と、日本で売られているフランス語風でオシャレな響きのリファリーヌとやらは別物なのだろうか・・・と悶々としていました。
が、よくよく考えたら焼き菓子ばかり作ってイライラしているより、最初から小麦粉を使わないお菓子作ればいいということにハタと気づき、最近は冷たいスイーツに走っています。
ローストしたココナッツを敷き詰めた台にチョコレートムースを流し込んであり、ココナッツのシャキシャキ感とムースのふわっと感のコントラストがいい感じ。
毎年、サンクスギビングには必ず作っている、というアメリカ人を友達に持つ友達から教えてもらったレシピだけあって、彼は一口食べた習慣、「ひゃ~うまっ。これ、アメリカ人好きだよっ!」っとホントに叫んでました。チョコレート多目、お砂糖控えめに(アメリカンレシピを使うときのお約束)ちょこっと修正してあります。
彼はこれを「ココナッツチョコレートパイ」と呼びます。オリジナルレシピでは「チョコレートシフォンパイ」。「パイ~?」と思うのですが、こういうのは(多分形)は全部パイに分類される様。ムースと言われてもピンとこないらしいです。
もう既に4、5台作っているこのムース。先日、彼の親戚が集まったところに自信たっぷりで持っていったら、ココナッツが嫌いだそうな・・・。ココナッツの部分そいで食べてました。ソコが美味しいのに~。
レシピ(23センチの丸型)
ココナッツ・・・80g
溶かしバター・・・大さじ2
ダークチョコレート・・・100g
水・・・160cc
卵・・・3個
砂糖・・・190g
ゼラチン・・・7g
冷水・・・大さじ2
1.ゼラチンを大さじ2の冷水でふやかしておく。
2.ココナッツを天板にのせ、オーブンかトースターで軽く色が付くくらいにローストし、大さじ2のバターと混ぜて、バターを塗った型に敷き詰める。
3.チョコレートと水160ccを小鍋に入れて溶かし、ふやかしたゼラチンを加えて溶かす。
4.卵白に残りの砂糖の半量を加えて泡立て、角がお辞儀するくらいになったら残りの砂糖を入れて固くあわ立てる。
5.卵黄に半分の量の砂糖を加え、白っぽくもったりするまで混ぜ、チョコレートを混ぜ込む。
6.これにあわ立てた卵白の1/3を加えてしっかりと混ぜ、残りの卵白を切り混ぜていく。
7.しっかり混ざったら、ココナッツを敷いた型に流し込み、冷蔵庫で半日以上冷やす。
こういったふわっとしたスイーツを食べる時、彼が決まって言うのは、
「これ(ふわっと)軽いから10カロリーくらいだよね。」
そんなわけないじゃんっと思うのですが、私もつい
「そうだね~。」と答えると
「だったらもう一切れ食べちゃおう♪」と。
本気で10カロリーと思っているのか、罪悪感がありすぎてついこんな発言が出てしまうのかわかりませんが、私としては作ったものはちゃっちゃと無くなってしまって欲しいのであえて聞いていません。
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