アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

モンスーン

2008年06月30日 | Arizona


昨日の夕方、彼が「空がすごいことになってる。」と言うので出てみると真っ暗になっていました。『モンスーン入り』したはずのですがなかなか雨が降らず、モンスーンらしい雨が降ったのはまだ1回。この空も結局見かけだけで大したことなく、雷がポロンと鳴り、雨がパランと降っただけでした。同じツーソンでも場所によって振り方がかなり変わるので、別のところではしっかり振ったのかな。



上が家の東側の空で、こちらは西側の空。太陽がものすごい勢いで雲に隠れていきました。空が広いので迫力があり、なんか怖いのだけれど見つめてしまう、そんな感じです。

あ~、しっかりした雨が早く降って欲しいものです。ただ、雨が降ると家の中にまで虫が出るのが難点。相当な虫恐怖症の私ですが、息子を守るべくひゃーひゃーいいながら日々戦っています。


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オートミールチョコチップクッキー(グルテンフリー)

2008年06月24日 | GAPS


先日、ドクターより検査のためグルテンを摂取するように言われ、喜び勇んでバゲットやらカンパーニュやら食べて1週間。激しく具合が悪くなってしまったので、グルテンフリーの生活に戻すことにしました。看護婦さんいわく、ドクターは本当に彼がシリアックかどうか試すためにグルテンを摂取するように指示したようで、検査とはあまり関係ないそうな。というか、そんなドクターの胸のうち(?)をナースが勝手に患者に告げていいのだろうか・・・という疑問はあるものの、これで彼がシリアックであることは確定したと言えるかな。

ただ、今回こうやってグルテンを摂取することによって体調が急激に悪くなることを身をもって経験したお陰で、バゲットを食べたいと思わなくなったらしく、これはこれで良かったのかなと思っています。食べたいのに食べれないのは辛いけれど、理由は何にせよ食べたくないと思えるなら、その方が幸せかな・・・と。

以前作っていたオートミールクッキー、グルテンフリーでも作れるかな・・・と試してみました。1回目でいい感じのものが焼きあがったので彼も大喜び。嬉しいです。

オートミール自体はグルテンフリーなのですが、小麦粉を扱っている工場で精製していることが多く”危険”なので、「グルテンフリー」と書かれているものを入手する必要があります。今回はグルテンフリーフェアでもらったサンプルで作ってみました。Western Montana Growers Coopで買えるようです。



レシピ(直径2センチのスクープで約25個分)

<グルテンフリーミックス粉>
米粉・・・2カップ
コーンスターチ・・・2/3カップ
タピオカ粉・・・1/3カップ

全てをよく混ぜ合わせて、後は普通に軽量して使います。今までずっと玄米粉を使っていたのですが、米粉の方がキシキシした感じもないので今はこの配合が気に入っています。


<クッキー>
無塩バター・・・30g
ショートニング・・・65g
ブラウンシュガー・・・60g
卵・・・1個

グルテンフリーミックス粉・・・60g
塩・・・ひとつまみ
ベーキングパウダー・・・小さじ1/4
重曹・・・小さじ1/2
キサンタンガム・・・耳かき1程度

グルテンフリーオートミール・・・200g
チョコチップ・・・65g

1.粉、重曹、ベーキングパウダー、塩を合わせてふるっておく。
2.室温に戻したバターとショートニングを合わせ、ブラウンシュガーを加えすり混ぜる。
3.良く溶いた卵を少しずつ加え、その都度良く混ぜる。
4.粉類を振るい入れて切るように混ぜ、オートミールチョコチップも加えさっくり粉気がなくなるまで混ぜる。
5.ボールにラップをかけ、1時間ほど生地を冷蔵庫で寝かせる。
6.アイスクリームスクープですくい、オープンシートを敷いた鉄板に並べて水でぬらしたスプーンで厚めに広げ、160度に予熱を入れたオーブンで25分程焼く。

キサンタンガムはグルテンフリー界では有名すぎる粉。何度を読んでもすぐ忘れてしまうような化学的な難しい説明ばかりで、イマイチ正体は良くわからないのですがグルテンに似た働きをしてくれます。入れすぎるとねとねとしてしまうので(←経験有り)、少なすぎ?くらいの量がちょうどいいかと思います。まだ使いこなしていないので、これから色々試してみようと思っています。

ミックス粉の変わりに小麦粉でも美味しいです。その際はキサンタンガム入れないでくださいね。


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とある週末

2008年06月19日 | Arizona


ここアリゾナでは1年中、毎週どこかしらでガレージセールが開かれています。さすがに今の時期は暑いので、朝5時半開始でお昼前には片付けてしまう人たちが大半です。しかも朝6時から結構な人が来るらしく、のこのこ9時過ぎに行ってもめぼしい物はあまり残っていません。私も落ち着いたら、週末は早朝からガレージセールめぐりしたいなぁ・・・なんて。

先週?先々週?近くの教会で寄付で集まった物を一気に吐き出すガレージセールがありました。こういった協会のセールは破格な値段設定な事が多いので、意気込んで開始時間前に行くと既に20人くらいの行列。しかもプロ?のオバサマ達が多く、とりあえず気に入ったものをぼんぼん入れるダンボール箱やら袋やらを持っているのを見て、既に敗北を感じてしまったワタシ。それでもいつもの如く息子は彼に託し、開始と共になだれ込み、色々ゲットできました。あれもこれも色々手に入れたのに、「全部で2ドルでいいよっ!」との事で、更に嬉しさ倍増。

ふぅ、今思い出してもあの興奮が冷めやらない感じです。彼と息子はこのペースにはついてこれず、隅のほうで人間ウォッチングをしていたようです。

ほぼ新品に近いルクルーゼとアンティークなパイレックスのお鍋を、各3ドルで購入したことのある友人もいるので、ガレージセールもあなどれません。



戦利品を両手に持って帰る途中、サボテンの前を通り過ぎるとどこからかギャーギャー激しい生き物の声がしていました。あたりを見回すと、声はサボテンの中から聞こえてきます。じっと見ていると小さな鳥が飛んできて、スッとサボテンの中へ。もっと近寄ってみようとするのを、襲ってくるかもしれないからと彼に止められ、そう言われたら急に怖くなってその場を立ち去りました。

以前行ったサボテン公園でサボテンに住む鳥の話を聞いたことがあった気がしますが、実生活の中で見るとなんだかまた違った野生な感じが漂います。彼の従兄弟の家ではたまに庭にさそりが出るらしく、結構ワイルドな生活です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

毎週水曜日の夜、欠かさずジムに行っています。お目当てはラテン系ヒップホップなクラス。ラテンエアロのような一見ラテンだけど、実はワンツーワンツーなエアロビクスな感じではなく、きっちりお金払って通うような、質の高いダンスレッスンがジムで行われていて当然参加者多数。私の似非ラテンの血が騒ぎます。

8時前には家を出ないと間に合わなく、7時に帰って来る彼とスムーズな息子のバトンタッチができるよう、念には念を入れた下準備が必要です。これも実は結構大変なわけで、それでも彼がサポートしてくれるので、今のところ毎週行くことができています。感謝感謝。

昨日はちょっと遅れてしまったのですが、へ?ドアを開けるといつもと違った雰囲気。いつものインストラクターはお休みで、何故か代行のインストラクターによるブートキャンプが繰り広げられていました。かなり無理して来ているので、ショック・・・。帰ろうかとも思ったのですが、せっかく来たので

「アーユーガイズレディ!!ヒアウイゴー!」
「カモ~ン!ユーキャンドゥイット!」

の声と共に1時間ブートキャンプしてきました。お陰で肩筋が痛い・・・。


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バゲット

2008年06月16日 | GAPS


先週、消化器官の専門医に診てもらいに行ってきました。悪いところに絆創膏を張るような治療ではなく、根底から治そうというドクターで、予約を取るのに1ヶ月かかったけれど待った甲斐ありました。

セリアックにかかっている人は、他の食物アレルギーを持っている場合が多い様です。現に彼、グルテンフリーの生活を始めて1ヶ月が経ち、劇的に体調がよくなってきているものの、急に今までなかった症状が現れました。グルテンアレルギーではあるけれど、そのグルテンによってその症状が押さえられていたようです。別の食物が悪さをしているようなので、それが何なのかを調べてもらう予定です。

乳製品だったらどうしよう・・・卵だったらどうしよう・・・大豆だったら最悪・・・と色々考えてしまいますが、まぁ結果も出ていないのに(いや、まだ検査もしてません)悩んでもしょうがないわけで。検査までグルテンを摂取する必要があるので、それなら思いっきりエンジョイしようと彼の大好物のバゲット作ってみました。

かなり久々の割には、まぁまぁな見た目かな・・・と。久々のバゲット、彼も大喜びでしたが、くれぐれも食べ過ぎないようにとのことなので、少しだけ。



グルテンフリー生活をしているなかで見落としがちなのが、小麦粉を排除することにだけ意識が行き過ぎ、代わりとして何か別のものを大量に取り続け、それが新たなアレルギーとなってしまうということのようです。パンを食べないからと言ってご飯をバカバカ食べていると、それもアレルギーになる可能性もある・・・?と思うと怖いですね~。満遍なく食べるのはオカズであって、ご飯はいいんじゃない?とつい思ってしまうのですが、そういうことではなさそうです。いやぁ、困った。いきなりアレルギーっ子の母親になった気分です。

バゲットとは全く関係のない、というか間逆を行く話題でした。


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家庭菜園(予定)

2008年06月06日 | Garden


「畑予定地」はあるのですが、他にもまだまだやらなくてはならないDIYが山積みなので、まだなーんにも手付かずです。それでもプランターでちょろちょろ植えたりしています。

・苗を分けてもらった大葉と買ってきたバジル・・・ぐんぐん育って順調。

・日本から持ってきた柑橘系の種達・・・既に4ヶ月も経つのに一向に芽を出さないけれど、いつか芽が出ることを期待して日々の水遣りは欠かしていません。もう諦めるべきでしょうか。

・母が送ってくれた日本のかぼちゃの種・・・10数個中4個芽が出て花も咲いています。収穫する気満々!でもプランターでかぼちゃの実が本当に付くのかは不明。

・他州に引越したお友達から譲り受けた、種から育てて80センチくらいの高さになったレモンの木と、同じく種から育てて40センチくらいに成長したオレンジ(でしたっけ?)の木・・・我が家に来た途端、葉が枯れだし焦って園芸店にもっていくと栄養不足とのこと。栄養補給して2回り大きな鉢に入れ替えて回復の兆し。

・これまた日本より送られてきたびわの種・・・10個あったので、1つでも木になってくれれば・・・と願掛けして土の中へ。

・グリーンオニオン・・・根の部分を植えたらそこからメキメキ成長。以前同じことをやったときには、何かしらの小動物に根こそぎ取られてしまいました。今回は大丈夫かな。

・ミント・・・去年小さな苗を植えたらどんどん大きくなって、プランター全体に根を張ってしまい、他に植わっているものにも影響を与える感じだったので根こそぎ退治。にも関わらずどんどん生えてくるのでその都度ガシガシ抜いていたら、ついに全然生えなくなってしまいました。デザートに使おうと思っていたのに・・・。失敗。今生えている一本を大切に育てなくてはです。

・トマト(上の写真)・・・3ヶ月前くらいに小さな苗を買ってきて、ぐんぐん成長し今やもう1メートルを優に超えるのですが、一向に実がつかない!周りからは、プチトマトが鈴なりに・・・とか、真っ赤で無農薬のトマトは絶品っ・・・といった話を聞くのですが、うちのは背ばっかり伸びて実はならず・・・。トマトだと思って買った苗だけれど、実はただの草だったのか・・・とまで思ったけれど、葉っぱはトマトの匂いがするし・・・。そんな苗だったのですが、今日小さな実を発見!1つだけだけれど嬉し~い!

アメリカに来るまで、土いじりは絶対ムリだったので(虫苦手)植物を育てる知識ゼロです。雑草の如く強いと言われているローズマリーを何度も枯らし、ハーブ系もことごとく失敗してきました。でも最近、近所に大きな園芸店を見つけたので、ちょっとでも葉の様子がおかしいと鉢ごとか、葉っぱを一枚むしって駆け込めるのでなんとか作物生き延びています。

数年後、十数年後?には「そうね~、ウチで採れないものをちょこちょこ買うくらいかなぁ。」なんてさらっと言えるようになっていたいなぁ・・・と。夢は大きく。

彼の友人で、オーガニックの野菜を育て、豚やら鶏やらを飼い、採れた野菜や卵、お肉を売って生活したいという人がいます。生みたて卵!?買いたい!とかなりワクワクしながら話を聞いていると、まだ家を買ったばかりで家畜どころか納屋もまだ出来上がっていないご様子。

私も植えてもいない作物の収穫の話とかしてしまうけれど、彼の友人もかなりのツワモノ。仲良くなれそうです。


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チョコレートムース

2008年06月05日 | Pastries


彼のグルテンフリー生活が始まって以来、小麦粉以外の粉を使って躍起になってお菓子焼いていました。美味しいんだけど、なんか・・・ね。という出来のものが多く、特にスポンジ系はムズカシイ。日本では米粉を使ったお菓子なんかが最近幅を利かせているようですが、こちらのなんともアヤシイ感じのアジアンマーケットで売られている米粉と、日本で売られているフランス語風でオシャレな響きのリファリーヌとやらは別物なのだろうか・・・と悶々としていました。

が、よくよく考えたら焼き菓子ばかり作ってイライラしているより、最初から小麦粉を使わないお菓子作ればいいということにハタと気づき、最近は冷たいスイーツに走っています。



ローストしたココナッツを敷き詰めた台にチョコレートムースを流し込んであり、ココナッツのシャキシャキ感とムースのふわっと感のコントラストがいい感じ。

毎年、サンクスギビングには必ず作っている、というアメリカ人を友達に持つ友達から教えてもらったレシピだけあって、彼は一口食べた習慣、「ひゃ~うまっ。これ、アメリカ人好きだよっ!」っとホントに叫んでました。チョコレート多目、お砂糖控えめに(アメリカンレシピを使うときのお約束)ちょこっと修正してあります。

彼はこれを「ココナッツチョコレートパイ」と呼びます。オリジナルレシピでは「チョコレートシフォンパイ」。「パイ~?」と思うのですが、こういうのは(多分形)は全部パイに分類される様。ムースと言われてもピンとこないらしいです。

もう既に4、5台作っているこのムース。先日、彼の親戚が集まったところに自信たっぷりで持っていったら、ココナッツが嫌いだそうな・・・。ココナッツの部分そいで食べてました。ソコが美味しいのに~。

レシピ(23センチの丸型)

ココナッツ・・・80g
溶かしバター・・・大さじ2

ダークチョコレート・・・100g
水・・・160cc
卵・・・3個
砂糖・・・190g
ゼラチン・・・7g
冷水・・・大さじ2

1.ゼラチンを大さじ2の冷水でふやかしておく。
2.ココナッツを天板にのせ、オーブンかトースターで軽く色が付くくらいにローストし、大さじ2のバターと混ぜて、バターを塗った型に敷き詰める。
3.チョコレートと水160ccを小鍋に入れて溶かし、ふやかしたゼラチンを加えて溶かす。
4.卵白に残りの砂糖の半量を加えて泡立て、角がお辞儀するくらいになったら残りの砂糖を入れて固くあわ立てる。
5.卵黄に半分の量の砂糖を加え、白っぽくもったりするまで混ぜ、チョコレートを混ぜ込む。
6.これにあわ立てた卵白の1/3を加えてしっかりと混ぜ、残りの卵白を切り混ぜていく。
7.しっかり混ざったら、ココナッツを敷いた型に流し込み、冷蔵庫で半日以上冷やす。



こういったふわっとしたスイーツを食べる時、彼が決まって言うのは、
「これ(ふわっと)軽いから10カロリーくらいだよね。」
そんなわけないじゃんっと思うのですが、私もつい
「そうだね~。」と答えると
「だったらもう一切れ食べちゃおう♪」と。

本気で10カロリーと思っているのか、罪悪感がありすぎてついこんな発言が出てしまうのかわかりませんが、私としては作ったものはちゃっちゃと無くなってしまって欲しいのであえて聞いていません。


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