アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

赤ワインのカンパーニュ

2008年07月31日 | Bread


赤ワインを煮詰めたものを水分として使い、レーズン、クランベリー、プルーンを畳み込んであります。基本はカンパーニュの本で、それを天然酵母で焼き上げました。

初めて自分で作った天然酵母でパンを焼いたときも、この赤ワインのパン焼いたなぁ・・・となんだかちょっと懐かしくなりました。



色もキレイで、ドライフルーツの酸味とワインの香りがたまらないパン。正にワインを飲みながらつまみたいパンと言う感じす。

ワインかぁ・・・飲んでないなぁ。ノンアルコールビールは許せるけれど(しかも慣れたら結構美味しい。)、ノンアルコールワイン・・・聞いただけで不味そう。というかそれじゃただのジュースだし。


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杏仁どうふ

2008年07月28日 | Pastries


先日ケーキを作った際、不慣れなデコレーションだったので、ああ切ったりこう切ったりで、大量に余った切り刻まれた果物たち。チェリーにおいては、当初チェリーをふんだんに使ったケーキにしようと、実を二つに割り、包丁で種を取り、と前日から台所でちまちまと地道な作業を繰り返し、全部で50個くらい種取ったかなぁ。間にも沢山入れて、トッピングも可愛らしく・・・と思っていたのに間には挟むのを忘れ、トッピングする段階ではもう隙間はなく・・と、結局使ったのは2つ。(涙)

そんな果物たち、そのまま食べるのでは負けのような気がしたので、適当に大きさを揃えて杏仁どうふを作りました。まぁ果物は切ってあるし、溶かして器に入れて固めるだけなので、作ったというほどのモノではないのですが・・・。

毎日暑いので冷たいスイーツが美味しいですね、やはり。今回もアガー使っています。すっかりアガーの存在忘れていたのですが、常温でもすぐに固まるし、何より食感が優しいのでこれからどんどん使っていこうかな。


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フルーツショートケーキとモンスーン

2008年07月26日 | Pastries


友人に「日本の生クリームのケーキ」を頼まれ、知恵と力を振り絞って作ってみました。デコレーションセンスのない私、今までずっとデコレーションは避けてきたのですが、家にあるありったけの果物を切り刻み、震える手でのせていったらなんとか形になりホッ。

間にはトッピングしてある果物の角切りを挟んでいます。



ケーキでもパイでも最低9インチ(23センチ)のアメリカ、今までずっとそんな大きさばかり焼いていました。今回は小さいものを、との事だったので7インチ(18センチ)の型を出してみるとちっちゃっ!18センチってこんなに小さかったっけ?と思わずものさしで確認してしまいました。私の目は、もうすっかりアメリカンになってしまっているようです。



スポンジは今まで焼いてきた中で一番とも言えるキメ細かな焼きあがりで、切ってみたい+味見してみたい衝動に駆られたのですが、そこはぐっとこらえて。
友人には「日本のケーキだったー!」と喜んでもらえました。

彼がものすごく羨ましそうにしていたので、今度米粉で作ってみるかなぁ。



モンスーンなのにイマイチ雨の降りが甘いなぁ・・・などと思っていたら、昨日激しいモンスーンが到来しました。

雨が降ってきたので彼を迎えに行こうと走っていると、激しく雷が鳴り出し、そして暴風雨となり、道路にはどんどん水が溢れ川状態になってしまいました。ツーソンは水はけが悪く、大雨が降ると道がすぐに水浸しになり、ものすごい勢いで川に向かって流れていきます。大きな通りでも水が溢れ、川の中を走っている状態で、エンジンの中に水が入ってブレーキが利かなくなったりしたらどうしよう・・・と中途半端な所で止まるわけにもいかず、ハンドルを握る手も震えました。

更に雨風が強くなり、ワイパーなんて全く意味をなさず視界1メートル。車ごと吹き飛ばされそうだったので近くの駐車場で嵐がおさまるまで待機することにしました。20分くらいするとおさまったのですが、その間中、激しい風に押されて車はぐらんぐらん揺れるし、何か物が飛んできたらどうしよう・・・と本当に生きた心地がしませんでした。

6キロしか離れていない彼の職場近くでは普通に雨が降っただけだったようで、私が興奮さめやらない状態で迎えに行っても彼はケロッとしてて、「遅かったね。」などと言われようものなら八つ当たりしたくもなります。


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トマトカンパーニュ

2008年07月22日 | Bread


プレーン以外のパンが食べたい昨今、なんとなく色モノばかりを焼いていますゆっくり発酵カンパーニュに載っているトマトカンパーニュ(だったかな?)をヨーグルト酵母で焼き上げました。

かなりウマウマで既に3回焼いていますが、1回はトマト缶を切らしていたので、以前ケースで買って全然飲んでいないV8を使い、ブラックオリーブがなかったのでグリーンオリーブ(←ちょっと塩分高め)だけになり、挙句の果てにはパルメザンチーズを織り込むの忘れたら、なんだかすっかり別モノになってしまいました・・・。やはりプロのレシピは偉大です。

V8、昔は好んでごくごく飲んでいたのですが、ミキサーとジューサーを買ってからすっかりご無沙汰していました。久々に飲んでみたらしょっぱっ。缶を見たらものすごい塩分で、1缶に1日の塩分摂取量の1/3以上が含まれていました。かなり危険な飲み物かも・・・。パンに仕込んだときはお塩を入れなかったのですが、それでもちょっと塩分キツめな感じになってしまったので、残りの缶をどうやって消費しようかと。



サンドイッチにしたい思っているのですが、毎回ついそのままで食べてしまっています。レバーペーストみたいなのを塗って食べたいなぁ。同本に美味しそうなレバーペーストの作り方も載っているのだけれど、新鮮なレバーってどこで手に入るのでしょうか。たまに売っているのを見かけるのですが、どうしても新鮮さに欠けるような気がしてどうも手が出せません。

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昨日、息子の8ヶ月検診で4本まとめて予防接種を打ちました。両足に2本ずつ。毎回、「ほ、本当に大丈夫なんでしょうねっ!」とどうしても思わずにいられません。

予防接種ももう既に3回目で息子も慣れっこ・・・な訳はなく、激泣きでした。1本目はびっくりで声も出ず、2本目は注された瞬間に大泣き、3本目、4本目といくにつれ顔の形相が変わり真っ赤になって・・・。そんな姿を見て、息子の手を握っている私もひ~んという感じ。

息子、自分の能力を超える環境に置かれた時は「寝てやり過ごせ」という技をいつの頃からか身に着けたようで、児童館などで大きな子達がわーわー騒いでいたりするとスーッと寝てしまいます。注射の後も2分くらい泣き叫んだあと、コトッと寝てしまい、目覚めたのは2時間後。ケロッとお目覚めでした。

私も、寝てやり過ごしたいこと沢山あるんですけど。目覚めたら解決してた・・・とか、キレイになってたとか。ははは。


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ほうれん草ベーグル

2008年07月21日 | Bread


プレーンなベーグルばっかり作っていて、さすがにちょっと飽きてきたのでほうれん草を入れてみました。ニンジンとかだと色だけ?という具合ですが、ほうれん草だとちゃんとその味します。

最近、無性にツナが食べたくて頻繁に食べています。なので、これもツナサンド。ツナにレリッシュ(こちらでよく食べらている、ちょっと甘めのピクルス。しかも既にみじん切りになって瓶に入っている。)を混ぜてマヨと塩コショウで味付けの超手抜きサンドですが、なんだか妙に美味しかったです。体がお魚を欲しているのかも。お魚を食べたい欲求をツナで補う・・・なんか少し響きが淋しい気がしないでもないのですが。

干物をわしわし食べたいなぁ。お財布の中身も、冷凍庫の空き状況も、何も考えずに注文書に数字を書き込みたい気分。 



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ポットラックパーティと我が家のトマト

2008年07月18日 | Party


モンスーンらしい雨も降らず、毎日40度を越える日々が続いています。先日、雨が降ったには降ったのですが、しとしとねちねちした、まるで「梅雨?」と思うような雨で、あの、どぅりゃぁ!と降ってピタッと止む雄々しいモンスーンが早く来ないかな・・・と思っています。

ワクワクしながら育てていたトマトがいくつも実をつけて喜んでいたのですが、いつまで待っても赤くならない・・・。しかも形もなんか微妙。黄色く色づき始めて、ハタと思い出しました。

苗を買ったとき、「普通じゃつまらないから変わったのにしようっと」と思い、確か新種だか何だかの苗を買ってしまったのです。トマトを育てたこともないのに何が「普通じゃつまらない」のか、我ながら気が知れない・・・。黄色いトマトを目の前に「あぁ、赤いトマトが食べたかったのに。」なんて思ってしまう今日この頃です。しかも自家製なのにトマトの味があまりしないし。



日本に一時帰国していたぐ~べりさんがツーソンに戻ってきたので、日本の最新(?)情報入手&暑気払いも兼ね、パン仲間のhulaさんとAさんが美味しいものを携えて、DIY真っ最中で家の中なのか外なのかわからないような状態の我が家に遊びに来てくれました。



・手持ち100個(たぶん)のルクの中から選ばれた一つで作った茶碗蒸しの肉そぼろのっけ
・ガレージセールで3ドルで入手した古びたパイレックス(←実はものすごく羨ましい)に入った鶏釜飯&雑穀御飯
・重箱に詰められた鶏のさっぱり煮(勝手に命名)、里芋の煮物、厚焼き玉子
・ビーンズサラダ(←これワタシ。しまった。ワタシだけ「和」じゃなかった・・・しかも写真ピンボケ。同じ豆なら大豆の五目煮にするべきたったと後悔。)

この他にもプリン、タピオカのココナッツミルク、そして日本のお菓子ありで、またもやかなりの食べすぎ・・・。美味しいご飯と尽きることないおしゃべり、あー楽しかった。また是非コレやりましょう。


野菜の種を色々もらったので、来年はやはり何としてでも畑を作らなくては。


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ライ麦ベーグル

2008年07月10日 | Bread


ひそかに育てていたヨーグルト酵母で、ライ麦20%配合のベーグルを作りました。ぶどう酵母よりも更に癖がなくいい感じ。最近はパンといえばこのヨーグルト酵母ばかりです。

彼のセリアックが判明したと同時くらいに事故で左手を痛めてしまい、パン作りへの情熱が一気に冷めかけていた時期がありました。その頃、ここで「ほれっ」と言わんばかりに毎日の様にパンがアップされ、更に頻繁にメールやスカイプで「オーコの酵母はどんな感じ?」と、挨拶代わりにまだ起こしてもいない酵母の様子を聞かれ、パンの本の話で盛り上がる・・・そんな日々が続き、お茶にごし程度で酵母でも起こしてみようかな・・・と今まで失敗し続けたヨーグルト酵母に手をつけてみました。

すると、見る見るうちにいい感じの酵母が育ち、酵母ができると必然的にパンが焼きたくなり、早速カンパーニュなどを焼いてみると噂どおり美味しいっ。今ではこの酵母一辺倒です。感謝感謝。ありがとー。



そして、実はコネはHBに全てお任せしちゃっています。今までずっと「手捏ね以外は邪道!」と、特にHBを小バカにしていましたが、申し訳ございませんでしたっという感じ。特にきっちり捏ね上げるベーグルなんかはHBの方が実はいいかもしれません。手捏ねしなくなったら、もう良くはならないと思っていた肩こりもかなり解消されて、何だかいい事尽くめです。

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彼、この2日間、半絶食しています。というのも明日、アレルギーの検査のためカメラを上からと下から入れるので、病院からの指示で固形物は一切取らないようにとの事。1日ならまだしも、2日はかなりきついようで、私がもりもり食べるのを横目に漉したスープをちびちび飲んでいます。フレッシュジュースもジューサーで絞ったものを更に漉して・・・という感じ。

スープはチキンの骨やらベーコンやら、その他香味野菜を煮込んで取ったモノなのでそれなりに美味しいハズのですが、やはり具がないとなんとも味気ない様子。帝王切開の翌日、病院で重湯が出た時に、ご飯粒を必死に探してしまった自分をつい思い出してしました。

本人はツライそうなのですが、ワタシ的にはご飯を作らなくていいので楽チ~ン♪いやぁ、本当に楽チンです。月に1回(2日コース)、体の中をきれいにする為にも半絶食すれば?って提案しようかな、なんて本気で思っている次第です。


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クッキージャー

2008年07月07日 | Pastries


あえて新品を買う気はないのだけれど、もしどこかで魅力的なお値段で見つけることが出来たら欲しいなぁと、何気にずっと探しているものの1つ、クッキージャーに巡り会うことができました。今回はガレージセールではなく、私が言うところの「なじみの骨董品屋」(ただのガラクタ屋ともいう)での掘り出し物です。

おしゃれなアンティークショップとは違って、カケたコップや穴の開いた着古したTシャツなど、何故置いてあるのかわからないようなものまで売られているのですが、よーく見るとその中にお宝が隠れていることもあり(しかも激安)、事あるごとにふらりと立ち寄っています。

大きすぎず、小さすぎず、口が広く、ぼてっとしたガラスの容器で、且つシンプルで、出来れば丸でなく・・・と私が想像していた正にソノモノで、しかも1ドル。やはりこのお店は裏切らない。



中のクッキーはこちら。最近は玄米粉の代わりに米粉、そして耳かき1程度のキサンタンガムを入れて作っています。ホロホロ崩れず、小麦粉で作ったときの様にしっかりとした食感で、言われなければグルテンフリーとわからない・・・ハズ。1回で24枚焼けるのですが、偶然にもこのジャーにぴったり収まる量で更にこのジャーがかわいく見えてきます。

今まではどさどさっとタッパーに入れていたのですが、こうするとなんだか有り難味が沸く感じ。彼も「お、クッキージャーですね。アメリカでこれはフツウです。」と何だか嬉しいんだか嬉しくないんだかわからない微妙な日本語を話し、クッキージャーの歌なるものがあるらしく、それを歌いながら早速蓋をあけていました。



あ、今日は七夕でしたね。日本にいた時だって七夕なんて気にしたことなかったのですが、ずっと外国に住むと思うと、そういった日本の行事が急に恋しくなってくる気がします。


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濃厚カスタードプリン

2008年07月03日 | Pastries


彼のダントツお気に入りのプリン、最近頻繁に作っています。手間がかかりそうだけれども実は簡単な上、私の愛用しているトースターで一度に6個焼けてしまうので、巨大なオーブンを使いたくない夏にはもってこいのスイーツです。20個くらい焼くならオーブンでもいいんですけれどね。

普段は牛乳+全卵で作っているのですが、今回は生クリームと卵黄を加えて濃厚な感じにしてみました。リッチでクリーミーで太りそうな美味しさ。彼も一口食べて「ひょ~」と濃厚具合に喜んでいました。とろとろのまるでカスタードクリームを食べているようなプリン・・・はあまり好きではないので、しっかり焼きこまれていて、程よく弾力があって、じゅわっとキャラメルソースがあふれ出す、そんなプリンです。



レシピ(ココット6個分)

牛乳・・・400cc
生クリーム・・・150cc
砂糖・・・65g
全卵・・・2個
卵黄・・・2個
バニラビーンズ・・・5センチ

<カラメルソース>
砂糖・・・60g
水・・・30cc

1.カラメルソースの砂糖を小鍋に入れ、砂糖が溶けて茶色くなるまで火にかけ、好みの色になったら水を加えてすぐに器に流し冷ます。この時鍋をゆするだけで、木ベラなどでさわらない。
2.牛乳、生クリーム、砂糖を小鍋に入れ火にかけ、開いて中味をしごいたバニラビーンズをサヤごと加え沸騰させたら火から下ろして冷ます。
3.卵をボールに割りいれ、ホイッパーでよくほぐし、冷ました2.をホイッパーで混ぜながら泡を立てないように混ぜる。
4.これを漉し器で漉し、器に入れる。泡はなるべく取るようにする。
5.180度に予熱をいれたオーブンで鉄板にお湯を張り20分、150度に落として更に30分焼いて、まだゆるいようであれば様子を見ながら追加して焼く。中央は少しゆるいくらいでOKです。
6.粗熱を取って、冷蔵庫で半日以上冷やしてから頂く。

焦げ目を付けた方が美味しそうに見える気がしたので、温度高めで焼き始め、焦げ目を付けてみましたが、微妙?

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明日はアメリカ独立記念日です。家族、親戚が集まってみんなでソーダ飲みながらBBQをして、夜は花火で締めくくる・・・そんな日です。我が家はあまり「ホリデー命」系ではないのですが、明日は彼の従兄弟の家で類にもれずBBQの予定。グリルされたぱっさぱさの鶏の胸肉がちょっと楽しみだったり。



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