花と鉄輪

趣味であるオートバイでの出来事と、
日常での出来事。
三河遠州を中心に花、滝、巨木を回ってます。

VTR1000Fのおもひで

2009-03-14 21:03:55 | バイク
F800gsを購入するにあたり
アフリカツインともう一台VTR1000Fを手放した
VTRは暫く前に知人に売ったのだが
こちらも10年近く乗った思い出多きバイク
アフリカツインと同じく思い出を記事にしてみた


乗鞍スカイラインにて

乗鞍スカイラインは開通直後に行くと
雪の壁の間を走れたよ

購入は98年
それまでVFR400(NC30)というレプリカバイクに乗ってた
限定解除をして、ビッグバイクの購入を考えるようになって
レプリカのような前傾のキツイんじゃなく
ツーリングにも使える
カッコよくて、楽で、扱いやすいカウル付きバイクを考えてて
ちょうどVTRが発売されて
おぉ、ちょうど希望にピッタリ!って購入を決断


豊川市役所の桜トンネル

実際に乗ってみると、そのトルクとパワーにビックリ
車体はスリムで扱いやすかったけど
ハンドルが遠く、前傾はやや辛かった
そして、当初の目的とは違ってツーリング向きではなかった
かといってレプリカのようなレース志向でもない
純粋なスポーツバイクだった

エンジンはビッグボア、片肺500ccもある2気筒
おかげで低回転は粘りがなく、3000rpm以下は使えなかったが
マフラーをモリワキに変えたら(当時流行ったチタンのSS直管爆音タイプ)
2000rpmから使えるようになった

2気筒は4気筒と違って、トルク型エンジンになる
回しても劇的にパワーは盛り上がらないけど
穏やかにトルクフルに回って、高回転でも扱いやすい
どんな回転数からでもドカドカと進むエンジンは気に入って
コレ以降、バイクは2気筒以下ばかり

車体はエンジンがV型2気筒なんでスリム、
VTRの特徴でもあるピボットレスフレームは・・よく判らん
柔軟なフレーム剛性ってのは判る
クルクルと回るような旋回性は無く
立ち上がりの2次旋回と加速を得意とする感じ

倒しこみのモッサリ感は、各部のウェイト取り外しと
当時流行ったハイポイントの鍛造アルミホイールで改善

あまいブレーキは、CBR954のキャリパーと
ブレンボのマスターで劇的改善
柔らかいタッチなのにシッカリ効く感覚には感動

クラッチもブレンボにしたら、コチラも劇的に軽くなった
サーキット走行でクラッチが滑るようになったんで
輸出用の重いクラッチにしたんだけど、それでも軽かった

安っぽい足回りは、オクムラのフルチューン
コレはお金がかかったけど、それだけの価値はあったよ
当時独身だから出来た事だけどね


鈴鹿サーキットにて

しかし、ビッグバイクでスポーツランをしようと思うと
公道では危なすぎる
それでなくても持て余してた
法定速度では、完全に退屈
設定スピードが違いすぎるんだね

そして足は当時流行り始めてたサーキット走行へ
よく行ったのはちょっと遠いけど、国際サーキットの鈴鹿
ここでの走行は格別だった
よくTVで見てたサーキットで自分も走ってる
そしてコースから見渡すスタンド
思いっきり走れる環境
抜きつ抜かれつの自由な走行

初めはショップ主催の走行会(正味1時間走行で25kとか)に行ってたけど
これは先導車が付いてて自由に走れなかった
けどフルコース走れた

次は鈴鹿サーキット主催の「ファンラン」っての
これは自由に走って1周のタイムを競う競技会
東コースのみだけど
ある意味フリーランだった
でも公式に記録が残るっての
年に数回開催されてたなぁ
でも慌しくて、落ち着けなかった

そして鈴鹿サーキット開催の「ライドオン」
これはライセンス取って、完全なフリー
東コースが殆どだったけど
値段も安く、走行枠も月何回かあって
休みを見てはちょくちょく通った(とはいえ年3~4回)

コレで、一時期本気で走りを考えた
いかにタイムを伸ばすか考えて走った
最終的にタイムは1m00s9ぐらい
ホントは1分切りたかったけど、難しかった

その頃は(今も)、CBRやR1やGSX、ドカも多く走ってて
パワーの無いVTRはストレートで不利だったが
コーナーでカバーして頑張ってた
VTRでサーキットを走る人は段々減ってて、あんまり見なくなってた

フレームの柔軟なVTRは、レース対応のハイグリップタイヤを履くと
ストレートで振られて怖い思いをして走ってたなぁ

その間に結婚して、子供も出来て
時間もお金も続かんくなって、足が遠のいた
せめてもうチョイ近くに鈴鹿サーキットがあったらと思った
そして蒲郡に「スパ西浦サーキット」が出来て
コレは近くて安くていいや!と数回行ったけど
セコセコしたコースは自分とVTRには合わんかったし
何より自分の中の火が消えてた


静岡市清水区由比、薩埵峠より

サーキットから足が遠のくと
たまにブラリと走るのみで、あんまり乗らなくなった
ツーリングするならアフリカツインの方が楽だったし
気軽に走れたからだ

それでも久しぶりに乗ると
そのパワーとスピードが楽しかったけど
車検付きバイク2台の維持は辛くなってた
他にもバイクを所有してるんで、VTRに乗る時間も少なくなってた

売却先は、VTRオーナーズクラブで知った友人
まぁ大切に乗ってくれるだろう

主な改造箇所
エンジン周り:モリワキマフラーANOチタンSSダウン
       インシュレーター加工、イリジウムプラグ、アーシング
Fフォーク:オクムラMEチューン、インナーチタンコート
      アウターカシマコート、シングルレートスプリング
Rショック:ペンスキー
ホイール :ハイポイントアルミ鍛造
外装   :モリワキアンダーカウル、マジカルスクリーン
クラッチ :ブレンボマスター、輸出用クラッチ、アールズホース
ブレーキ :ブレンボマスター、CBR954キャリパー、アールズホース






コメント (2)
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