ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

天才カラス現る

2013-10-22 01:22:43 | 第1紀 食べる・飲む
またまた台風が押し寄せそうな予報です。
前回の伊豆大島被害も大きく、少し恨めしくは思いますが、かといってお天道様には逆らえないのか。
幸い予報システムも確率の高いものになっているので、できる限りの対策を打つことが肝要なのだと思う。

雨の予報通りの日曜日の催事。
暇に任せて、予定通り新メニュー「豚玉」を作る。



あんがい人気でした。
ただ、前日すっかり準備していたつもりが鉄板一枚忘れるという大事で、どうも確認を怠ったことと、イメージができていなかったことに反省。
朝早く、脳がぼ~っとしていたんだね。

雨は予報通りだし一介の市民がお天道様に勝てるわけでも無し、シトシトピッシャンだったことが幸いだが、所詮、イベントの賑やかし、予定の一時間半前に終了の合図が来たのにはちょいと驚いた。


さて、一週間働いて、イベント二連荘だったお土産に、従業員から月曜ランチのお暇をいただいたので、昨夜はぐっすり床に、いや自宅書斎の青いソファーに寝っころがった。
遅い朝食兼昼飯は相方と休みのとれた娘と久し振りの外食。

財布と相談して向かうは久し振りの「竹駒」。



注文してから竈に薪をいれ、お湯が沸いて麺を投入。
テーブル2つとカウンター。
開きっぱなしの戸からのぞく窯の炎とともに、温かい湯気の香りが古めかしい店内に移る。
「竹駒」の注文した後の醍醐味がこれで、いつまでも頭の中に残り、何年かぶりに行ってみようと思わせるのだった。

きょろきょろしているワタシタチ家族を除けば、入ってくるのはご近所の常連さんらしき方ばかり。

(客)「イタタっ、戸に指はさめちゃったよ」
(おばちゃん)「救急車よぶっか? ごめんごめん、後で戸にしっかりしかってやるがら」

もはや落語の世界である。

(客)「味噌汁、うまかったべ」
(おばちゃん)「はい、あの芋の子、うまがった。二子か?」
(客)「うんにゃ、がが様の(ガガ様ではない)実家の紫波のだ。」

ってな、ラーメンより温かい会話なのである。

しばらくしてこぶりのラーメン丼に汁たっぷりのラーメン(ワタシは大盛り)。
湯気がふわっとでて、これがたまらない。
花巻は縮れ麺、あっさりしながらもしっかりとれているスープがよく絡む。

女二人、並盛り350円、ワタクシ大盛り450円、計1150円。
今のワタシには贅沢な金額であるが、土日と催事につきあってくれた、これが相方への報酬なのだから、申し訳なくもあるが、初の「竹駒」満足してくれた。
なお、メニューはこの二つであります。

場所は旧厚生病院から郵便局の裏側に抜ける一報通行を入ってすぐ右。
古い民家に新しそうな暖簾がかかっています。
定休日は日曜日、ワタシタチが入った11時半過ぎには開いていました。

ノスタルジックで、心もホッとするラーメンをいただきたい方にはおすすめです。
店に入って、窯の火を見て、湯気をかんで、丼一杯のスープをすすって、その時その時に笑顔が出ますよ、きっと。

あ~、「ぬくたまる」。


帰り道、ある所で停車していたら、コツンと音がして空から何かが降ってきた。
カラスが一羽、舞い降り、あぁカラスの落とし物かと車を発進すると、ガチリ。

そう、カラスが落としたのはドングリか何かの木の実。
サイドミラー越しに、トトトッと割れた殻の中の実を拾いにいったカラスの姿。

カラスは止まっていて間もなく動き出すだろう車のタイヤにめがけて木の実を落とし、待っていたんです。

あぁ、街中のカラスは賢いな~。。
ワタシも相方も感心してしまった次第です。

じゃ、、

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