あれは,あれで良いのかなPART2

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選挙公報の読み方(私見たっぷり)

2005年09月04日 12時45分59秒 | 選挙全般
衆議院議員総選挙まであと1週間です。既に期日前投票をすませた方もいらっしゃると思いますが,多くの方はこれから誰に投票しようか悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そこで,今回は,候補者選定の際に重要なアイテム「選挙公報」の読み方について説明したいと思います。
ただし,今回の記事は,完全に私の独断と偏見に基づいていますので,一つの参考資料程度にご覧いただければ幸いです。

第1 一般的に選挙公報に記載されていること
1 氏名
2 年齢
3 公認政党の有無及び政党名
4 プロフィール
5 立候補の決意表明
6 公約
7 キャッチコピー
8 写真

第2 これらの読み方,見方
1 氏名

  これは説明不要です。ただ,多くの候補者が「一部ひらがな」にしています。これは,投票しやすくするための手法だそうです(選挙管理委員会に対して「通称使用」の届出をしてひらがなにしています。)。

2 年齢
  若手候補者は,若さをアピールするためにここを大きく記載します。一方,お年を召した方は,あまり年齢を大きく書きませんし,書かない人もいます。若手がいいなあ,と考えている方は,一つのチェックポイントです。

3 公認政党の有無及び政党名
  選出後,その候補者はその公認政党の方針に基づいて賛成反対を主張していきます。つまり,公認候補者の場合,事実上その政党に対しての信任票を投じたことにもなります。
  一方,無所属の場合もくせ者がいまして,当選後政党に所属するという場合が多々あります。無所属議員の場合,過去どうだったかなどもチェックする必要があります。
  特に,郵政造反議員の場合,今回は無所属と記載されていますので,その点も踏まえて考える必要があるでしょう。

4 プロフィール
  その人が大卒なのか否かなどを知ることができます。
  一般に,地元密着型の候補者は,小学校や中学校卒業から書きます。一方,落下傘候補者の場合は,最終学歴ぐらいしか書きません(多くの場合が東大京大早稲田大などの有名大学や,外国の大学になってます)。
  これは,地元密着型の議員の場合は,少しでも多くの有権者と共通点を共有することでなんとなく同士感を高めるという目的があります。一方,落下傘候補者の場合は,そのような共通点がないため,最終学歴が私すごいんですよ,みたいな感じで押し通そうとします。
  政治と学歴は必ずしも一致しませんので大卒だから優秀とはいえませんが,プロフィールから地元密着型か否かというような違いも読み取ることもできるという点では,ちょっとチェックする価値はあります。

5 立候補の決意表明
  新人候補者の場合,ここに松岡修造なみの熱い思いが記載されている場合が多いです。一方,ベテラン議員の場合は,過去何年の実績を踏まえてもっと町や国を良くしていきたいという決意表明が記載されている場合が多いです。
  超ベテランになると,ここにはほとんど記載がないばかりか,この決意自体も書かれていない場合が多いです。
  決意表明については,公約とセットにして読んでみると,その人の本当のやる気度が見えてくるかもしれません。
  あと,前職に限っては,前回自分がやったことを書いていますが,この内容が自己満足的なものなのか,それとも自分たちの生活に関連したものなのかを検討してみてください。自己満足的な記載の候補者の場合,人のために政治をする気がないかもしれません。

6 公約
  最大のポイントです。これを一番注目してください。
  選挙公報は,覧が限られているため,公約のすべてを記載できません。その候補者が重点施策と考えていることを記載しています。
  したがって,当選したらそのことを中心にやると考えてみたらいいでしょう。
  ただし,この公約覧には,具体的な公約ではなく抽象的な公約が記載されている場合が多いです。これはイメージをつかむ意味で分かりやすいのですが,抽象的な公約だけで具体的な記載がない場合,この候補者は実は何も考えていない可能性がある,と思ってもらっても良いでしょう。
  例えば,公約覧に「人に優しい政治を目指す。未来のことを考える政治を目指す。」程度のことのみ言っていて,具体的な政策がないような候補者は使い物になりません。これは抽象的すぎる上に,政治家として宣言するまでもなく当然のことを述べているに過ぎないからです。

7 キャッチコピー
  各候補者とも,スローガンを掲げています。
  これは,その候補者のセンスを見極めてください。前述のように,当たり前のことがキャッチコピーになっているようでは,まだまだアマちゃんです。

8 写真
  別にルックスで選べというわけではありません。
  よーくみると,数年前の写真を平然と使っている候補者がいます。
  些細なことですが,こんなところでうそを付くような候補者は,政治の世界でもうそを付く可能性が高いです。
  あと,最近では,顔写真ではなく,家族の写真などを載せる人も増えてきました。ここは賛否あるでしょうから,一概には善し悪しは言えません。ただ,選挙公報は一種の履歴書であると考えた場合,果たして会社の採用試験の履歴書に家族の写真を貼って応募する人がいるのかなあ,という疑問点は提示しておきます。

以上です。冒頭にも書きましたとおり,私見たっぷり含まれていますので,公報を読む際の一つの参考程度で留めてもらえればと思います。
とにかく,選挙に行きましょう!現状を維持するも良し,もっと良い社会を望むも良し,現状以下の社会を望むも良し,とにかく自分の意志をしっかりとアピールしましょう

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