あれは,あれで良いのかなPART2

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花火くらいは風流を楽しみませんか?

2005年08月02日 00時54分22秒 | 徒然日記
今,各所で花火大会真っ盛りです。私もまだ見ていませんが,毎年どこかしらの花火大会に行き,うちわ片手にのーんびりと鑑賞しています。
ところが,ここ数年,花火大会の様子が様変わりしてきたようです。
何が変わったかというと,「客の質」とのことです(主に日本テレビの報道による)。具体的には,次のとおりです。

1 大きな花火大会では,1ヶ月近く前から,土手などの場所を確保する人たちが増えた(ブルーシートで土手を覆っている。)。
2 当日の花火会場で良い席をゲットするために,数日前から徹夜で並ぶ人が増加した(昔のドラクエ販売の状態)。
3 さらにそうやって抑えた場所を人に転売する連中がでてきた(もともと公共用地だろう)。
4 ゴミは捨てっぱなし(酒飲みながら,弁当食べながら花火を見るのは当然ありだけど,ゴミは持ち帰るか所定の場所に捨てるのが常識。)。
5 通路部分にまで座ってしまう奴がいて邪魔(主に高校生くらいの若い連中)

この問題,客のモラルの低下というのがもちろん一番の原因です。
しかし,花火大会はほとんどが地方自治体主催です。そして,見学会場は国や地方自治体が管理している場所です。
とすれば,この点については,もっと地方自治体が問題意識を持って対応するべきなのではないでしょうか。
これらの問題が発生している背景として,地方自治体の「黙認」にあります。おそらく,お祭りだからおおらかにという発想なのかもしれません。
しかし,これらの行為を黙認してしまうと,「一部の人が公共施設を優先的に利用できる」ことになり,しかもそれが「暇と力がある人」が勝つという極めて不公平な状態となります。まして,見学場所を売るという行為は,本来は公共施設の管理者に許可を取って行うべきはずですから,違法行為といえるのではないでしょうか。
そして,何よりも,これにより,「普通に花火を見たい人」を会場から完全に閉め出すことになります。これでは,誰のための,何のための花火大会なのか分かりません。
花火大会主催者たる地方自治体は,この点を十分調査検討して,対応策を考えてほしいと思います。
例えば,ブルーシートなど場所取り行為と思われるものはすべて撤去する(もちろん,告知看板を出しておく),徹夜行列を禁止する(コンサート会場などでは実施済み),場所の転売はダフ屋同様の行為として処罰の対象とするなどです。
場合によっては,主催者側で最初から有料で場所を販売する,整理券を発布してエリア制限をするなどの手法も考えられるでしょう。

あとは,私たち見学客も,当然のモラルは守りましょう。花火大会は,風流を楽しむもの,せせこましくしないで,のーんびり楽しみましょう。そして,みんなでわいわい見るのもありでしょうが,後かたづけは完璧にしましょう。花火を見て心がきれいになっても,ゴミをポイ捨てするようでは心はすすだらけになってしまいますよ

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