あれは,あれで良いのかなPART2

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身近な議員の政治資金を見ておきましょう

2007年10月21日 23時30分20秒 | 政治・選挙
国会議員の政治資金問題が結構話題となっていますが(もっとも,最近は「政治とカネ」があまりニュースにならなくなってきたので,忘れている方も多いかもしれませんが,事務諸費問題は,まだ未解決のままです。),そんな中,今の時期,各都道府県において,政治団体の資金について報告がされています。
例えば,埼玉県では次のとおり公表されました。

埼玉県報号外第42号・政治資金規正法に基づく政治団体の収支報告書(H19.9.28)目次

もちろん,埼玉県以外でもおそらく各都道府県庁のホームページで見ることができると思いますので,地元の議員や気になる議員について一度見てみましょう。きっと,面白いことが分かるかもしれませんよ。
例えば,収入覧の「寄付者」には,その政治団体に政治献金をした人の氏名が出ています。多くは,その政治家個人が寄付者となっていますが,中には地元の有名人や有名企業などが名を連ねている場合もあります。そうすると,「なるほど,あの政治家のスポンサーってあの人だったのね」などということを知ることができます。

では,どのように調べればよいでしょうか。実は意外と簡単です。
1 その政治家の個人名からアプローチする(ほとんどが「甲野太郎後援会」などとなっているため,まずここで分かる。)。
2 その政治家の市町村名からアプローチする(関連団体として,「**市を良くする会」などを作っているため,そこで分かる。)。
3 政党及び自分の選挙区からアプローチする(「**党東*区支部」などとしている場合が多い。)。

でもって,埼玉の政治家について斜め読みしてみました。例えば,ごひいきにしているtakeyanさまも,しっかりと報告されており,かつ内容に何の疑義もありませんでした(このとおりです。)。さすがです。

一方で,不思議な議員も結構な数いました。例えば,こんな不思議ちゃんです。
1 個人の後援会の収支が0円(でも,今年選挙でいろいろ活動していたはず。特に,後援会費まで集めて大集会やった議員もいるはずなのですが,0円という不思議な結果になっている方が意外と多かったです。)。
2 事務所経費や光熱費が去年と大幅に違う(まあ,旬なテーマでしたからねえ。ちなみに,去年の報告は「埼玉県報号外第37号・政治資金規正法に基づく政治団体の収支報告書(H18.10.27)目次」です。)。
3 2に関連して,人件費があるときとないときがある(人件費0円自体は別に問題ないのでしょうが,去年人件費が多額計上されているのに,選挙があった今年0円というのはちょっと不思議です。まあ,一昨年は臨時に人を雇わなければならないよほどな事情があったのかもしれませんが。)。
4 大規模な報告会やパーティーを開催しているのに,その痕跡がない(特に選挙直前は,結構大々的に政治報告会を行っている場合が多いのですが,その支出はもちろんのこと,弁当代等で出席者から徴収したはずの収入すら計上された痕跡がない。ひょっとして,後援会ではなくあくまでも政治家個人がやったことになっているのでしょうか?)。
5 どこをどう探しても見つからない後援会がある(政治団体を作っていないか,名前が違うのか等という可能性があり得ますが,普通は選挙活動と政治活動の便宜のため,一つは後援会は作るものです。)。

以上です。もちろん,斜め読みなので,それぞれの政治家には正当かつ適正な理由があるとは思います。ただ,いずれにしてもこんな見方をすることで,身近な政治家について調べてみると面白いと思います。なにしろ,市町村議員まで一応網羅されていますから。
せっかく公表しているものですから,マスコミ任せにしないで,一度見てみましょう。

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