あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

党首討論よりも小学校の学級会の方がまだましだったかも

2009年05月29日 01時51分34秒 | 政治・選挙
麻生総理と民主党の鳩山新代表との間で党首討論が繰り広げられました。
鳩山代表が「友愛の国,生活者重視の政権」を目指すと説明したのに対し,麻生総理は,「具体的なビジョンを示すべき」などと応戦。さらに,西松問題について,麻生総理が小沢代表代行の説明責任について言及すると,鳩山代表は自民党にも似たような人はいるなど応戦する一幕もありました。

党首討論でヤジ飛ばしすぎ、今後は「品位を持って」確認(読売新聞) - goo ニュース

抽象論対具体論,されどかみ合わず

今回の党首討論,端的に言うと「議論がかみ合わない」という状態でした。鳩山代表の答弁は確かに抽象論を展開し,「政権をとったらまず何からやるか」という具体的なビジョンは見えてきませんでした。
また,麻生総理の答弁も微妙でした。確かに,政権与党として,国外の安全(海賊や北朝鮮問題など)と国内の安全(新型インフルエンザなど)については,ある程度具体的な方針を示しましたが,一方で,「国民の最大の関心事は西松問題」と言った時点で,「そこか?」っていう感じを覚えたくらいです。
もっとも,これまでの党首討論も,特に実りある発言は聞かれず,「自民と民主の選挙運動」程度にしか思えませんでしたので,そう考えると,今回の党首討論はまさに「可もなく不可もなく」という「加山雄三」状態といえるでしょう。

ただ,いつも思うのですが,今回も「ヤジ」に答弁がかき消される場面が多々ありました。まあ,国会自体,ヤジの宝庫ですし,一年生議員の仕事はヤジること,っていわれるくらい,国会ではヤジはつきものとなっています。
しかし,ヤジは所詮ヤジ,聞いてていい感じはしません。そもそも,討論や議論というのは,双方の主張をしっかり聞いて行うものです。そして,特に議員であれば,発言には責任を持つべき立場にいます。もっと言えば,ヤジはどんなに主張しても議事録に載ることもなければ,それが法案や予算に反映されることはありません。

そもそも,私の小学校の学級会では,先生から「人の話を聞いてから発言をするように」などと指導を受けましたが,おそらく今でも似たような指導をしていると思います。こうした子供の見本になるのも国会議員のはず。それが,これじゃあねえ・・。
かみ合わない議論とうるさいヤジ,どう見ても小学生の学級会の方が実りある議論をしていると思います。
選挙を視野にいろいろアピールするのは大いに結構ですが,「国会は飲み屋ではなく,全国民が注目している場所である」という点を,もう少し議員も自覚した方がよいと思います。
ハマコーさんの遺産ともいえるヤジは,そろそろ国会から消し去ってもよいでしょう。
そして,本題の党首討論ですが,次回はテーマを絞り込んで「具体的な政策論議」を行ってほしいと思います。これができれば,有権者はもっと選挙の際に選択しやすくなるはずです。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ

TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/hiroharikun/e/abb9380be481d75e339a1ccf9537e64d