トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

ジャングルブック

2016-09-27 23:06:29 | 映画
今日は藤枝のシネプレーゴで上映中の映画、「ジャングルブック」を見てきました。8月11日から公開していたそうで、19時10分からの上映1回きり。30日までしかやっていないので、行ってきました。平日の夜で、一月以上かかっている映画だったせいか、席を選ぶとき、全部空席だったのには驚きました。広い客席に私一人だけっていうのは初めてで、最初はちょっと不気味でした

原作は英国の作家、ルドヤード・キプリングの同名の小説で、かなり前にディズニーがアニメーション映画にした名作をもとに、ジョン・ファブロー監督が実写化しました。主人公のモーグリを演じたのは2000人の中からオーディションで選ばれたインド系アメリカ人のニール・セディ君。物語の舞台はインドのジャングルなので、映画にでてきた動物はすべてインドのジャングルに棲息するものばかりだそうです。風景や周りの動物などはすべてCGによるそうですが、とてもリアルで不自然さを感じませんでした。幼い息子と旅をしていたインド人の父親は夜、トラに襲われた。トラは火で顏に怪我を負い、洞窟の外へ逃げていく。息子モーグリは助かったが父親は死んでしまう。黒豹のバキーラは孤児になったモーグリをジャングルに連れ帰り、その子はオオカミに育てられた。数年がたち、オオカミの家族の一員としてモーグリは活発な少年に育った。しかし、父親を殺したトラのシア・カーンがジャングルに戻ってきて、モーグリの命を狙うのだった。相談の結果、オオカミたちはモーグリを人間の村に返すことで彼を守ろうとしたのだが・・・。動物たちが勇ましかったり、可愛かったり、ユーモラスだったり。とても楽しめました。モーグリはとても利発で勇敢な少年。シア・カーンの執拗な追跡を振り切る彼の機転と勇気に拍手喝采です。わくわくする冒険映画でした。吹き替え版で観ましたが、モーグリを守り、教え導くバキーラの声は、松本幸四郎さん。愛情深いオオカミの母親は、宮沢りえさん、最初はちょっとちゃっかりしていたが、最後には良い相棒になった熊のバルーは西田敏行さん。残酷非道なトラのシア・カーンは、伊勢崎友介さんが吹き替えています。お薦め。

今日は午後2時過ぎに家を出て、県立美術館の「徳川の平和」を見に行きました。じっくりと見て回ったら、約2時間かかり、5時を回ってしまいました。夕暮れの県立美術館とプロムナード。昼間の暑さがかなり和らぎました。木々の黄葉はまだ少しですが、落ち葉が多く、秋を感じました。







夕飯は久しぶりに魚がし鮨ですませました。



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徳川の平和

2016-09-20 16:45:11 | 美術
今日は台風が迫る不穏な天気でしたが、午前中に静岡県立美術館で開催中の企画展「徳川の平和」の内覧会に行ってきました。今回は、珍しく収蔵品展から先に観ました。収蔵品展といっても、洋画日本画ともに私が初めて見る絵ばかりでした。秋野不矩さんの大きな絵が3点も展示してあり嬉しかったです。企画展「徳川の平和」は見応え十分。力を入れた展示でした。約100点の作品が展示され、江戸時代250年の絵画の歴史を一気にたどれます。第一室では、二条城から借り受けた狩野探幽が描いた二面の「松に孔雀図壁貼付」と探幽または山楽の筆になるという四面の「松図障壁画」がどーんとすごい貫禄で目に迫ります。松の大木は将軍を象徴するものらしいです。素晴らしい絵の数々が惜しげもなく展示されています。狩野一族の絵がズラリ。菱川師宣、英一蝶、与謝蕪村、渡辺崋山、椿椿山、葛飾北斎、歌川広重他。展示の最初の絵は、狩野安信によって描かれた徳川家康の肖像画。そして最後に展示されていたのは、徳川慶喜によってかかれた風景画でした。会期は9月17日から11月3日まで。前後期で絵の入れ替えがあるし、巻物や画帖は場面替えがあるので、何度も行きたくなりそうです。前期は10月10日まで。後期は10月12日からです。また日を改めて、まず前期の絵をもう一度じっくり見に行こうと思います。多くの人に大人気の伊藤若冲の「樹下鳥獣図屏風」(静岡県立美術館蔵)と「白象群獣図」(個人蔵)は前期のみの展示です。皆さん、是非、行ってみてくださいね。これほど多くの著名な画家たちの絵で、江戸絵画を通覧できる企画はめったにないと思います。

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コンビニ人間

2016-09-14 15:49:08 | 
第55回芥川賞受賞作の村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を読みました。主人公の古倉恵子は幼いころから変わっていた。公園に落ちていた小鳥の死骸を手にとり、焼き鳥が好きな父親に食べさせようと母親に持っていった。小学生時代には級友の男子の取っ組み合いの喧嘩をやめさせるために、傍らにあったスコップで頭を殴ってやめさせた。ヒステリーを起こし出席簿で教卓をたたいて喚き散らしていた女教師を黙らせるために、スカートとパンツを引きずりおろしたこともあった。その都度、母親が学校に呼び出され家族は悩んだ。本人はなぜそうしたことが悪いのかが分からない。そんな恵子を心配し、家族はカウンセリングに連れて行ったが解決策は見つからなかった。大きくなるにつれ、彼女は必要なこと以外、話さないようになった。しかし、大学1年の時にコンビニでアルバイトを始めたことが、大きく彼女を変えた。恵子にとってコンビニのマニュアルやルールは大切だった。以来18年間同じ店でアルバイト店員として働きづつけ、周りから頼りにされるアルバイト店員になった。彼女の生活はコンビニで元気に働くためにあった。コンビニで働いているときだけは彼女は世界の一部になった。彼女は「普通」の人に思われるように、バイト仲間を見て、年相応の人の話し方をまね、服装も参考にした。バイト仲間と話を合わせ、細心の注意を払って表情も作った。普通に話すようになった恵子は友人もできたが、彼女には怒りの感情はなく、恋愛、結婚にも全く興味がなかった。しかし、世間一般の生き方とずれていると思うと、人は彼女の生き方に遠慮なく質問をぶつけてくるのだった。ある日、いい年をして定職につかず、家賃を滞納して行き場を失った元バイト仲間の白羽を、彼に対して特別な感情はなかったものの、家に居候させることになった恵子は・・・。恵子みたいな人いるのかなぁって思いながら、とても面白く読みました。世間で多い生き方をしている人が「普通」とみなされるわけで、それから外れると生きにくい社会でしょうね。「コンビニ人間」お薦めです。私はこの「コンビニ人間」を文藝春秋9月号で読みました。コンビニで買いました。(*^_^*) 実際に作者の村田沙耶香さんも週に3日、コンビニでアルバイトをしているそうです。そのせいかコンビニ内部の細部描写が素晴らしく新鮮でした。
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ギターの3つの顔

2016-09-11 15:36:14 | エンターテインメント
昨夕聴いたコンサートは静岡AOIで18時から開演の「ギターの3つの顔」という3人のスーパーギタリストの競演でした。ちらしはこんな感じです。



クラシックギターの福田進一さん、ジャズギターの渡辺香津美さん、フラメンコギターの沖仁さんの3人です。プログラム構成はソロ演奏、二人ずつ組んでの融合演奏。最後は3人一緒の演奏という具合に変化にとんだ内容でした。3人3様の個性が光り、それぞれの音色とギターテクニックがすごかったです。3人一緒に演奏したときは互いの良さを引き出すような感じでした。私は昨日、合唱の練習の後、実行委員会があり遅くなったので、18時に間に合わず、福田進一さんの最初の曲、無伴奏チェロ組曲第一番は聴けませんでしたが、2曲目からは入場して、楽しむことができました。アンコールで弾いてくれた禁じられた遊びは、それぞれのギターの音色、特徴が際立ちました。同じ曲を弾くとよくわかるものですね。会場は満員御礼。チケットは完売で、私は今回初めてAOIの2階席で聴きました。一緒に聴いたN子さんとは、コンサートが終わってから、タリーズコーヒーでしばらくおしゃべり。私は夕飯食べ損ねたので、軽くサンドイッチも食べました。来月8日のコンサートもチケット完売で、また2階席。それも最後列になってしまったけれど、音は良く聞えるのでチケット取れて良かったです。昨夜はコンサートの興奮が残っていたのか、夜中に目が冴えてしまいました。今朝8時から町内の公園の草取りだったので、6時半に目覚まし時計で起きました。今朝は涼しくて助かりました。大勢でやるので1時間くらいで終わりました。今年の勤労奉仕は、これで終わりかな。
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台風続き

2016-09-07 20:02:54 | つぶやき
今年は夏から上陸台風が多く、北海道、東北など各地で河川の氾濫や土砂災害が起きましたね。大雨警報が何度か出たものの、特に被害はなく、日常が続けられる幸せ、ありがたさを感じるこの頃です。台風13号がまた日本列島に近づきつつあり、明日は大雨になると予想されています。またどこかで災害が起こらなければいいのですが。最近、私の変わったことといえば、カメラとスマホのカバーを買い替えたことです。先日、画像をPCにとりこんでいたときに、デジカメの液晶画面に直径5ミリくらいの黒く丸い点と横線が2本出ていたのを見つけました。カメラのキタムラに写真を現像に行ったついでに見てもらったら、液晶内部が割れたんだそうです。これでも写真は撮れますと言われましたが、長く使ったカメラでしたし、暗所や逆光シーンでの撮影がイマイチでしたので、新しく買い変えました。ソニーのサイバーショットというカメラにしました。さっそく説明書を読んで、いろいろ設定をし、撮影の仕方も読みました。プレミアムおまかせオートにしておけば、特に何をしなくても綺麗に撮影できそうです。もちろんシーン別に自分で撮影モードを選ぶこともできます。スマホのカバーは、割れてしまったので、今度は本みたいに開くカバーにしました。長持ちするといいなぁ。カメラもスマホカバーもピンクにしました。ちなみにスマホもピンクです。服はピンクを着ませんが、小物は可愛い色が好きなのです。
コメント (11)
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