トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

京都オフ後編:宇治の平等院鳳凰堂見学

2017-03-26 17:01:13 | 旅行
翌日の24日は、宇治の平等院鳳凰堂を見学しました。ここも私は初めてでした。9時に私のホテルまでSさんが来てくれて、一緒に京都駅から奈良線に乗り、宇治に向かいました。宇治駅でHさんと待ち合わせました。3人で歩いて平等院に向かいました。歩いて10分くらいだったかな。道の両側はお茶処らしい店が並んでました。平等院は外側の塗装を塗り直したので、落ちついた綺麗な朱色でした。まず、鳳凰堂内部見学のための受付をすませて、池の対岸から平等院を見ました。美しい!水面に映るシンメトリーの平等院鳳凰堂。



曇りがちの天気でしたが、時折さす日光に屋根の上のつがいの鳳凰が光りました。



鳳凰堂内部見学は10時半からでした。大きな阿弥陀如来様を下から仰ぎ見ました。檜の寄木造りだそうで、そこに金箔が施され、金属でできているように見えました。1000年の時を経て、扉の鮮やかな模様や、壁に飛んでいる雲中供養菩薩などは退色していますが、ミュージーアムの鳳翔館で、色鮮やかな復元の扉絵や、雲中供養菩薩像を観ることができました。鳳凰堂の壁に飛んでいる国宝の雲中供養菩薩の半数は、鳳翔館に保管されています。1052年当時の関白藤原頼道により建てられた平等院鳳凰堂が、1000年以上を経て火災にも合わずに現存していることのありがたさをしみじみと感じました。



阿弥陀如来様にしっかりとお祈りしてきました。そして、池を隔てた対岸から丸窓を通して、阿弥陀様のお顔が拝めるんですよ!驚きました。ライトに照らされた阿弥陀様のお顔をアップしますね。



鳳翔館では、私はお土産に雲中供養菩薩のブックマークを一つ買いました。今回の京都土産はこれだけです。
お昼は宇治の蕎麦屋さんで茶そばを食べました。



その後、Hさんの案内で、宇治川沿いに歩き、恵心院(花が綺麗でした)、興聖寺(紅葉の季節の名所)、宇治神社、宇治上神社(世界遺産)などを見て回りました。宇治上神社は、神社のクイズが置いてあったり、なかなか楽しめました。これは宇治上神社拝殿です。拝殿の裏にある本殿とともに、左右対称ではないのですよ。



最後に、源氏物語ミュージーアムに行きました。最近、源氏物語を読み終わったばかりですので、記憶も新しく、宇治十帖を追体験できました。「橋姫」と「浮舟」と題する短編映画を上映してましたので、2つ観ました。白石加代子さんの橋姫は怖かったです。^^;
それにしても、宇治川の水量と流れの速さには驚きました。浮舟が身投げした宇治川。彼女は奇跡的に救われるけれど、可哀そうな女性です。宇治は静かで良いところでした。2日間にわたり、雅な気持ちになれました。Hさん、Yさん、ご案内ありがとうございました。




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京都オフ前編:桂離宮見学

2017-03-26 15:29:30 | 旅行
3月23日、24日と京都に行きました。目的は桂離宮を見学すること。見学申し込みをして抽選に当たったネット友のYさんに感謝です。見学は1グループ4人編成なので小さなオフになりました。見学は23日午後3時半からでしたので、昼ごろについてまず23日の宿、ホテル法華クラブ京都に荷物を預けました。Hさん、Sさんの2人がホテルに来てくれました。3人でまず、ホテル内のカフェでホットサンドイッチとコーヒーでランチをすませました。桂離宮見学まで時間があったので、錦市場に行ってみました。京都の台所を預かるという市場ですね。昔からある市場で通りの道幅が狭かったです。伊藤若冲がここの出身だった所以で、若冲の絵が数枚天井から下がっていました。錦天満宮にお詣りしました。入口に狛犬ならぬ、牛が鎮座してました。菅原道真公が祀られているそうで、学問に霊験があるようです。でも、場所柄、商売繁盛も兼ねているようでした。牛はみんなが撫でるのか、ツルツルピカピカ。





お詣りをすませて、ちょっと早めでしたが3人で阪急桂駅に向かいました。待ち合わせ時間より早く着いたので、ブラブラと桂離宮まで歩きました。桂駅からはゆっくり歩いて15分くらいでした。肝心の申し込み人のYさんも到着し、3時10分から受付が始まりました。最初に参観者休所で、注意事項を聴いて見学が始まりました。桂離宮見学は初めてでとても楽しみでした。

桂離宮は後陽成天皇の弟、八条の宮初代智仁親王により宮家の別荘として創建されたもの。1615年頃から山荘の造営が始まり、1662年頃までに中書院、新御殿、月波楼、松琴亭、賞花亭、笑意軒などを新増築し、池や庭園にも手を加え、ほぼ今日の山荘の姿に整えられたそうです。明治16年に宮内省所管となり、桂離宮と称される。創建以来、火災にあわず、完全に創建当時の姿を今に伝えています(資料より)。
園内で多くの写真を撮影しましたので、ここでは、主な写真のみをあげておきます。他の写真はフォトチャンネルをご覧くださいませ。

代表的な最も格式の高い茶室の松琴亭です。斬新な青と白の市松模様の襖など、古さを感じません。右側の四角い囲炉裏の上の戸だなに料理を入れて、温める工夫もされたそうです。






庭園内の一番高みにある賞花亭は、消夏のための小亭でほぼ北向きに建てられています。



外腰掛に始まり、池を一巡する形で松琴亭、賞花亭、園林堂、笑意軒、書院、月波楼とめぐりました。





書院です。古書院、中書院、楽器の間、新御殿とありますが、ここは外からのみの見学でした。



月波楼は、天井が独特の形状で、船底のような形でした。2つの座敷の天井が一つにつながっていました。



その夜の夕飯は京都駅の八条口方面の韓国料理屋さんでした。大阪からBさんが参加し、5人で会食しました。飲み放題がついて4300円。ボリュームがあり、お肉は残ってしまいました。チジミや、焼肉、ナムル他。私は、最初にマッコリを。次に梅酒をロックで。最後に名前を忘れましたが、韓国の日本酒みたいなお酒を御猪口に少し。最後に参鶏湯が出てきました。9時頃お開き。幹事のYさん。お世話になりました。
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十輪寺木蓮祭り2017&クラシック友の会記念コンサート

2017-03-12 21:34:41 | お出かけ
今日は午前中に十輪寺木蓮祭りに行きました。今年はこのところの天候不順な寒さが響いたのか、例年より開花が遅れたようで、満開ではなく、ちょっと寂しい花でした。それでも、山門を入ってすぐの白木蓮の大木と、山門へ行く前にある紫木蓮の大木は綺麗でした。天気の良い日にもう一度木蓮を見に行くつもりです。木蓮祭りは昨日と今日の二日間。今日も例年通り、縄巻修巳さんの尺八と奥さんかもしれない女性の篠笛の合奏が聴けました。花を見ながら音楽を聴き、木蓮まんじゅうもいただいて満足しました。ちょうど今日は夫のハイキング仲間が静岡から来たので、ご挨拶もできました。









夫たちは、今日は十輪寺から山野辺の道をハイキングする予定だったので、私は山門の外に出ていた店で甘夏ミカンと金柑を買って帰宅しました。さっそく金柑の甘煮を作りました。初めて作ったのですが、ネットでレシピを検索して出来ました。昼食後は、2016年度焼津クラシック友の会記念コンサートを聴きに焼津文化会館へ行きました。会員招待コンサートです。今日の演奏者はこの人。上野耕平さんです。なかなかイケメンですね。



山中惇史というピアニスト兼作曲家の人とのコラボでした。どちらも東京藝大出身の気鋭のお二人で、息もぴったり。素晴らしい演奏でした。プログラム第一部は、ファンタジー(作曲:ベダール)、モスクワの夜明け(作曲:ムゾルグスキー)、プロヴァンスの風景(作曲:モーリス)、バラード(作曲:リード)、無伴奏フルートパルティータ(作曲:バッハ)。休憩をはさんで第二部は、熊蜂の飛行(作曲:リムスキー=コルサコフ)、家路~交響曲第9番新世界より(作曲:ドボルザーク)、カルメンファンタジーforサクソフォン(作曲:ビゼー)。変化にとんだプログラム構成で、楽しめました。特に第二部が良かったです。アルトサックスの熊蜂の飛行は初めて聴きました。ドボルザークの新世界、家路も大好きな曲。カルメンも良かったです。アンコールは、2曲やってくれました。1曲目はニューシネマパラダイス。2曲目は知らない曲でした。(^^ゞ2人とも20歳代の前途洋洋という感じの楽しみな音楽家でした。2017年度もクラシック友の会を申し込んできました。身近な場所で音楽を楽しめるのがいいです。
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終わった人

2017-03-07 15:19:51 | 
内館牧子さんの「終わった人」(講談社)を読み終わりました。ここでの「終わった人」は定年退職して、第一線を退いた人を指します。私も退職した身。「終わった人」なので読んだ1冊でした。主人公の田代壮介は東大の法科を卒業し、メガバンク万邦銀行(合併後はたちばな銀行)に就職。仕事人間で、とんとんと出世し、役員昇格の可能性が出てきた40代の終わりごろ、同期との出世競争に負け、49歳でたちばなシステム株式会社(子会社)に取締役総務部長として出向させられた。そして2年後には転籍を命ぜられ、たちばなシステム株式会社の社員となった。もはや本部に戻る芽は摘みとられた。それでもたちばなシステム株式会社を自分が来たことで良くしようと努力し、専務取締役で定年を迎えた。たちばな銀行から転籍前に取締役になっていたので年俸1300万円は最後まで保証されていた。しかし、サラリーマンとして、彼はやりきった感がなかったのだった。退職後の毎日をいかにして過ごすか、時間つぶしの苦痛な日々。やりたいこともとくになく、フィットネスクラブに行ってもジジババのサロン。カルチャーセンターに行き、郷里の岩手出身の石川啄木を学び、東大大学院に進学するための論文を書こうかなど、いろいろ画策するが、本心は仕事がしたいのだった。彼はまだ「終わった人」になりたくなかった。カルチャーセンターの受付の女性に報われない恋もした。そんなある日、カルチャーセンターで知り合った鈴木という若いIT企業経営者から、経営顧問になってほしいと依頼される。鈴木の「ゴールドツリー」は社員の平均年齢が若く、65歳の壮介の企業経験と年齢的重みを必要としていたのだった。壮介はその申し出を受け入れ、ゴールドツリーに経営顧問として勤務することになったのだったが・・・仕事だけが生きがいだった人はこうなるのかなぁと思いながら読みました。内館さんが書いておられる「あとがき」にもとても納得した私なのでした。お薦めです。
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平成28年度の句集ができました。

2017-03-04 20:29:59 | 俳句
3月2日の句会で、28年度の句集ができてきました。今年も3冊購入しました。1冊は友人に送ります。あとは手元に保存します。私の10句はサムネイルで載せますので、よかったらクリックしてご覧ください。来月の兼題は「桜」。もう少ししたら、俳句を作りださないと。20日までに事務局にハガキで3句出すのです。





今日は、高洲公民館祭りでした。合唱団らららは3曲、「美しく碧きドナウ」「やさしさに包まれたなら」「こきりこ」を歌いました。高洲に住む友人が聴きに来てくれ、庭のレモンを一杯持ってきてくれました。6月の県民合唱祭では「美しく碧きドナウ」1曲を歌います。持ち時間が8分なので、この曲で時間いっぱい。更に練習する予定です。今日は演奏終了後、パート別にランチ会がありました。ソプラノは藤枝四川飯店で優雅にランチでした。とても美味しかったです。デザートの写真だけ載せておきますね。(^o^) このデザートはSさんと私が追加料金300円で頼んだものです。自分へのご褒美。ご褒美あげすぎかもしれませんが。



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