トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

三枝商店

2015-01-30 10:36:29 | グルメ
28日(水)に藤枝駅北に新しくできたフレンチレストラン、三枝商店に行ってきました。お店の予約はいつものようにYちゃんがしてくれました。人気店らしく、やっと予約が取れたんだそうです。地元の新鮮な野菜を使った美味しい料理でした。私たちが頼んだのは、3500円のコース。ワインは三枝商店一押しのハウスワインの白と赤をボトルで。両方とも飲みやすく、料理との相性もバッチリでした。
ガラ系の携帯電話のカメラで3つだけ写真を撮りました。そろそろスマホにかえたほうがいいかなぁ。(^^ゞ



この真ん中のプチトマト、抜群に甘く美味しいトマトでした。地元、大洲の農家が作っているとか。



パン、ジャガイモ、ごぼうにラクレットチーズがたっぷりかかっています。

海老がたっぷり入ったパスタ。



写真は撮らなかったけど、この後、豚肉の料理が出ました。
デザートは焼いた甘いリンゴとバニラアイスとコーヒー。18時ちょっと過ぎに入店し、22時半頃までワイン2本を開けながら、ゆっくり夕飯を楽しみました。女子会は楽しいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孤宿の人

2015-01-29 23:05:18 | 
宮部みゆきさんの「孤宿の人」を読みました。江戸の萬屋の若旦那と女中の間にうまれた「ほう」という女の子は、母親が亡くなった後、赤子のうちに外に出され、金貸しの老夫婦に預けられた。放任で野犬のように育てられたが、9歳になったとき、萬屋の主人と若旦那が病みつき、讃岐国の金毘羅様の代参に、ほうが行かされることになった。旅の途中、付添の女中に、見知らぬ土地に置きざりにされたが、幸い丸海藩の藩医、井上家に引き取られ、住み込みの女中として働くことになった。丸海藩は、江戸幕府が流罪にした加賀様を預かることになり、藩内に不可解な毒死や、流行り病、雷害などが縦つづけに起こった。ほうは、加賀様が幽閉されている涸滝屋敷に下働きの女中として、遣わされることになった。涸滝屋敷に曲者が侵入した夜、縁の下に逃げ込み、方向を失ったほうは、なんと悪魔と恐れられる加賀様の座敷下にさまよい出てしまうのだった。丸海藩は讃岐の丸亀藩をモデルに、加賀様は、幕末に罪を犯して丸亀藩に永預になった鳥居耀蔵をモデルに書いた小説なんだそうです。ほうの成長、武家のお家騒動、堀内、堀外の領民の様子なども生き生きと描写され、面白い時代小説です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

確定申告

2015-01-28 14:12:31 | つぶやき
退職したので、今年から自分で確定申告が必要。なので電子証明書が入った住民基本台帳カードを先日取得し、確定申告に必要な書類をそろえて今日の説明会に備えていました。教職員互助組合では、e-taxのやり方を教えていただきながら、自分でパソコンに入力操作するのかと思いましたら、住民基本台帳の暗証番号を入力したこと以外は、すべて互助組合の担当者がやってくれて大助かり。もう申告書を税務署に送信し、還付金額もわかりました。ウフ。結構戻ってきます。うれしい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼龍院花子の生涯

2015-01-22 11:08:38 | 
宮尾登美子さんの「鬼龍院花子の生涯」を読みました。故夏目雅子さん(松恵役)の主演で有名になった映画「鬼龍院花子の生涯」がありますが、映画と原作はかなり違うようです。小説の松恵は地味で忍耐の女性で、全然姉御肌ではなく、有名な「なめたらあかんぜよ」というセリフを言う場面はありません。政五郎に手籠めにされそうになる場面はありますが、辛くも逃げおおせます。鬼龍院政五郎は、本妻の歌と3人の妾を向い合せの家に住まわせ、食堂を営む白井家から子供の頃、奪い去るようにもらわれてきた松恵は、養女とは名ばかりの下働きの女中のような扱いを受ける。歌に遠慮しながら、女学校へ行かせてもらい、小学校教師の仕事につき、家から離れて自活を始めるも、養父、政五郎が宿敵、荒磯と抗争をおこし、実刑に服することになり、やむなく教職を辞して、また高知の鬼龍院一家に戻る。腸チフスにかかった養母、歌の看病をし、自分も腸チフスにかかったり、散々な目に合わされる。政五郎は8年の刑を模範囚として勤め上げ、6年で釈放されるが、帰宅後、脳溢血であっけなく死んでしまう。花子の母親で妾のつるも、娘の花子も一家をまとめる器量はなく、鬼龍院一家はどんどん凋落していく。松恵自身も最初にプロポーズされた労働運動家の安芸盛との中を政五郎によって引き裂かれ、その後、田辺恭介という男性と愛し合うようになるが、田辺の両親からの理不尽な反対で、妻にはなれず、入籍しないまま、夫と死別。それでも、戦後は服飾学院の教師の職を得て、自活を始める。50歳代になってやっと鬼龍院一家と縁がきれ、平穏な暮らしをしていた松恵のもとに、花子が困窮しているから助けてやってほしいとつぎから連絡があり、花子とどうしようもないやくざな息子、寛が転がり込んでくるはめに。蝶よ花よで育てられ、子供大人だった花子が、最後は、旅館の住み込み女中の仕事を1年続けられ、やっと自立し始めた。甘やかされて育った花子は寛に親らしい躾をすることもできなかったが、傷害事件をおこして3年の刑に服していた寛に面会するのを楽しみにしていたのだった。松恵は最後まで鬼龍院一家を見守り続けた人生でした。そこそこお薦めというところか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤朽葉家の伝説

2015-01-18 20:13:20 | 
桜庭一樹さんの「赤朽葉家の伝説」を読み終わりました。鳥取県の架空の村、紅緑村に君臨する旧家、赤朽葉家の女三代にわたる物語である。赤朽葉万葉、赤朽葉毛毬、赤朽葉瞳子の三部作(連作)構成である。未来視の能力を持つ祖母の万葉。暴走族レディースの頭として中国地方を制覇し、のちに偉大な漫画家になった母の毛毬、そして、平凡で特に取り柄がない毛毬の娘、瞳子。1950年代から平成にいたるまでの三代の物語が、製鉄業を生業にしていた赤朽葉家の移り変わりと重なる形で展開される。面白くて一気読みしてしまうけど、感動する話ではない。万葉が死に際に、「人を殺した」と言ったことから、瞳子が誰を殺したのか推理していく展開から推理小説と言えなくもないが、スリリングではなく、まったりしてます。私的には、千里眼奥様と呼ばれた万葉の時代と、激しく燃え尽きるように生きた毛毬の時代の話のほうが面白いと思いました。そこそこお薦めというところか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする