トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

皆既月食

2018-01-31 23:03:23 | つぶやき
今夜は曇りかと思っていたら思いのほか晴れていたので、皆既月食を楽しめました。記念にスマホとデジカメで撮影しましたが、スマホの倍率では小さくてだめだったので、デジカメを使いました。うまく撮れなかったけど、月食らしい色と形はとれたのでアップします。3年ぶりの皆既月食だったそうです。



最初は左側からかけて行き、全体に影が広がりました。

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事務局の仕事

2018-01-29 14:45:52 | コーラス
今日はコーラスの事務局の仕事の一つ、楽譜を印刷しに藤枝駅の近くの文化センター2階のピュアまで行ってきました。12月9日の第三回演奏会で演奏予定の楽譜の残部が少なくなり、最近、新しく入団者が増えたため、新入団員の係から楽譜を要請されたためです。私の手もとにある残部は思いのほか少なく、曲によっては原稿だけしかないものや、1部しかないものがありました。とりあえず10部ずつ増刷することにして、今日は7曲分を増刷しましたが、「こきりこ」は一曲で9枚の原稿なので、10部増刷するだけでも90枚の印刷になりました。数が多い時は印刷機のほうが安上がりなんですが、もとの原稿が1、2枚の曲はコピーのほうが安上がりだとスタッフから言われ、そのようにしました。というのは印刷機の場合、製版1枚につき40円もかかるのです!コピー、印刷合わせて240枚ほど印刷して、無事に第一弾の仕事は終わりました。すこしずつ増刷するっていうのは面倒だと思いました。これからまだ印刷すべき曲はたくさんあると思います。今日は初めてでしたが、一人で行きました。少しでも安くあげるため、用紙はもちこみにしています。やり方をスタッフに聞いて無事に終わりました。何枚刷ったかを明確にするために、スタートのカウントと最終のカウントを確認することにより、料金を算定しました。学校で印刷していたときは、無頓着でしたが、私的な活動だとこのように厳格に料金を算定できる仕組みになっているのですね・・・。
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永遠の出口

2018-01-26 19:45:11 | 
森絵都さんの「永遠の出口」を読みました。永遠という言葉に弱かった幼い女の子岸本紀子の成長物語です。小学生、中学生、高校生と順を追って彼女の変遷が語られる。不器用で純粋な紀子。小学生の時の片思い。中学2年での不良生活。高校2年の時の恋に振り回された苦悩の日々。高校3年末になっても就職、進学のどちらにも属さず、天文部の顧問から星についての講義を受けて、太陽の寿命を知り愕然とする紀子。あっちへふらふらこっちへフラフラしながらも、紀子は成長して行くのである。エピローグで紀子の今現在の状況が語られるが、紀子の人生は予測不能で続いて行くのです。誰の人生だって予測不能ですが、若い人の人生は振り幅が広そうって思い、いいなぁと初老の私は思ったのでした。
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静岡県立美術館ボランティア

2018-01-25 12:43:43 | 美術
23日、24日の両日、久しぶりに美術館ボランティアに行ってきました。この2日間は、県の文化政策課主催の「こどもたちの文化芸術鑑賞推進事業」の一環として県内の多くの中学生が県立美術館に絵を見に来るので、学校班ボランティアは全員参加でお願いしますと去年の夏前から言われていたボランティアでした。私もこの両日は、予定をあけて待っていました。23日は、浜松、森町、静岡、三島などから合計466人の中学生が来ました。私たちは午後からのご案内でしたので351人を担当しました。12時半にボランティア室に集まり、今日の流れを学校班ボランティア担当の石津先生から説明を受け、ロダン館と本館の企画展、収蔵品展をどのように生徒を引率するかの行動の流れを聴きました。いつものように少人数のグループを引き連れて鑑賞しながら説明を加えたり会話をすることはできないため、質問を受けたら答えるというやり方でした。私たちのボランティア実働時間は午後13時15分から2時間でした。私は前半の1時間はロダン館の「考える人」付近にいて、立体コーナー鑑賞ガイドの役割でした。質問はほんの少しだけ、「この像は何でできているんですか」とか、「この像は本物ですか」とか、「地獄の門とどちらが先に作られたのですか」「なぜこの像は裸なのですか」など。「考える人」のそばには腰掛けるスペースがあるので、「考える人」と同じポーズを中学生たちにやってもらいました。結構、無理な姿勢なので、喜んでやっていました(笑)。
後半の1時間は誘導係でしたので、生徒たちをエントランスから引き連れて第7室から企画展を通常の逆のコースから観るようにさせて、最後はまた7室に集める仕事と、ロダン館から荷物を置いた講堂まで引率する仕事をしました。24日は2校で297名が来る予定でしたが、三島の中学がインフルエンザのためキャンセルしたため、浜松の中学1校だけになり97名でしたので、あまり時間に追われることなくできました。後半の200名がいなくなったため、実働時間は1時間でした。2日目は私は前日と同じ場所で立体コーナー鑑賞ガイドでした。静岡県立美術館は、3月から7月まで本館が改修工事に入るので、ロダン館だけの開館になります。私は現在ボランティア2年目ですが、この活動は楽しいので継続するつもりです。昨日は車で静岡に出た夫も企画展「アートのなぞなぞ  高橋コレクション展」を観覧に来ました。2月28日までなので、是非、ご覧いただきたいと思います。最後に、エントランスに展示されている鴻池朋子さんの大作「皮緞帳」の写真を貼っておきます。実物は迫力満点です。今回面白かったのは男子と女子で興味がわかれたこと。男子はロダン館では彫像を見るよりむしろ、西尾康之さんの2016年制作のREMという3DCGを使った作品に関心が集まり、REMの前に集まっていました。残念ながら一人6分かかるので、ほとんどの生徒は体験できませでしたが。女子のほうが昔ながらの立体彫像をしっかり観ていました。

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風に舞い上がるビニールシート

2018-01-23 17:32:30 | 
森絵都さんの「風に舞い上がるビニールシート」を読みました。この本は表題作の他、器を探して、犬の散歩、守護神、鐘の音、ジェネレーションXというタイトルの短編も含まれている短編集です。表題作は以前NHK の土曜ドラマで放送された劇の原作になっており、私はドラマを見ていたので、大体のあらすじは知っていました。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に勤務する1組の男女の愛と葛藤の物語で、ビニールシートは紛争内戦により難民となった人々の儚い命を表しています。器を探しては、天才的なケーキ職人の上司に命じられて彼女のプディングにあう器を探す女性の話、犬の散歩は、殺処分になる運命の犬の命を救うため、里親探しをするボランティアをしている主婦の話、守護神は、レポートの代筆をしてくれる学内では伝説的に有名な女子学生に依頼する社会人男子学生の話、鐘の音は、親方と考え方が相容れない仏像に特異的こだわりを持つ仏像修復士の話。ジェネレーションXは、中年出版社社員と若い玩具メーカー社員が客のクレーム対応に向かう車内でジェネレーションギャップを超える話。それぞれに面白いですが、張り詰めた糸のような緊張感があるのは鐘の音と風に舞い上がるビニールシートだと思います。特に表題作はUNHCR職員としてフィールドに出て命を賭して難民救済に当たっている人もいるであろう現実に考えさせられます。第135回直木賞受賞作です。
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