トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

第18回ショパン国際ピアノコンクール、2021

2021-10-22 13:50:25 | つぶやき
第18回ショパン国際ピアノコンクールが終わりました。ファイナルにすすめた日本人コンテスタントは、反田恭平さんと小林愛実さんのお二人。ニュースですでに皆さんご存知のように、反田さんが第二位、小林さんが第四位になり、日本人二人が入賞するという快挙になりました。第二位入賞は日本人として最高位タイだそうで、1970年の内田光子さん以来、51年ぶりだそうです。小林さんは2015年のショパンコンクールでも、日本人でただ一人ファイナルに進出しましたが、入賞ならずだったそうで、今回の入賞は雪辱を果たしたことになります。今回のコンクールは、反田恭平さんが出演なさるということで、注目していました。反田さんのコンサートは今まで2度行ったことがあります。初めての時は、務川慧悟さんの出身地の愛知県知多郡東浦町の近くの武豊町で行われたコンサートでした。反田さんと務川さんは仲良しらしく、ピアニスト二人、適度にトークもあって和気あいあいとした雰囲気の楽しいコンサートでした。今回のショパンコンクールにも務川さんが応援に駆けつけていましたね。ワルシャワとの時差の関係で、演奏時間が日本時間では、夜中になってしまい、ライブ配信を聴くのがきつかったので、二次予選や三次予選の演奏を翌朝、アーカイブで聞きました。時間のある時に、YOUTUBEでゆっくり聴くことができて、ありがたいと思います。最近、「題名のない音楽会」に小林愛実さんと角野隼人さんが出演なさった回は、とても素晴らしかったです。角野隼人さんは、カティンさんとして、YOUTUBEでいろいろな楽曲を演奏し、楽しくアレンジなさってることを、今回のショパンコンクールをきっかけに知りました。とても楽しい。今回のファイナルでは、小林愛実さんの演奏だけをライブで深夜1時頃から聴きました。微力ながら、小林さんへ応援メッセージをツイッターで送りました。ファイナルのピアノコンチェルトの音色、演奏が素晴らしく入賞を確信しました。ファイナル1日目の反田さんの演奏は、翌朝聴きました。ファイナル演奏後のインタビューで自分で満足できる演奏だったと述べておられただけのことはあると思いました。オーケストラのほうを時折見ながらよく調和し、余裕を感じました。演奏しながら指揮もする反田さん。指揮棒ふりそうな感じがしました(笑)。反田さんは、ワルシャワの音大に留学中で、6年かけてコンクールプログラムを練り、外国のホールで音を響かせるため、2年かけて筋肉と脂肪をつける体作りをし、今回、サムライと呼ばれたあのヘアスタイルも覚えてもらえて狙い通りだったそうです。すごいですね。残念ながら、牛田智大さんは3次予選に進めず、角野隼人さんはファイナルに進めませんでしたが、お二人とも才能豊かな若きピアニストであり、これからも応援したいとおもいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辻井伸行音楽と絵画コンサート<印象派>

2021-10-17 21:25:03 | エンターテインメント
今日は浜松のアクトシティ大ホールで行われた辻井伸行さんの音楽と絵画コンサート<印象派>に夫と行ってきました。私は今回初めて辻井伸行さんの生演奏を聴きました。曲目に合わせて印象派の名画がステージ上の大スクリーンに映り、音楽と絵画を一緒に楽しめるコンサートでした。開演前に座席でステージを1枚撮影しました。私たちの席は1階の27列10番、11番でした。会場はほぼ満席でした。



プログラムは第一部の曲目は、ドビュッシー;2つのアラベスクで、第一番、第二番。第一番演奏時には、ルノワールの絵画が、第二番演奏時には、ドガの絵画が映し出されました。
次にドビュッシーのベルガマスク組曲より、第1曲「前奏曲」。この時は、ルノワールの絵画、第2曲「メヌエット」の時は、スーラの絵。第3曲「月の光」の時は、クレーの絵。第4曲「パスピエ」の時は、ゴッホの絵。
次にドビュッシーの映像第1集。第1曲「水の反映」の時は葛飾北斎の絵。第2曲「ラモーを讃えて」の時は、歌川広重の絵。第3曲「運動」の時は、葛飾北斎の「富岳三十六景」。

第二部はサティの3つのジムノペディ。ジムノペディ1番の時は、クリムトの絵。2番の時は、ミュシャの絵。静岡県立美術館でミュシャ展をやりましたので、懐かしく観ました。第3番の時は、ロートレックの絵。次にラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」が演奏され、この時は、モネの絵。次のラヴェルの「水の戯れ」の時は、モネの「睡蓮」の連作や、「舟遊び」の絵画が。

最後にラヴェルの「ソナチネ」。この時は、モネの絵が映し出されました。特に上京して、行列に並んで美術館で観たモネの「印象、日の出」など思い出深い絵画が見られました。印象派の画家たちの名画中の名画ばかりでした。

4時頃コンサートが終わりました。1番、2番、3番と座席ごとに分散退場でしたが、私たちのエリアは1番で、最初に退場できました。そのあと、メイワンで、早めでしたが、夕食を食べました。メイワンのレストラン街で鰻を食べました。レストランから浜松駅ホームの新幹線が見えました。





辻井伸行さんの音楽と絵画コンサート<印象派>は17日の浜松が最初で、10月18日、19日が東京、22日が岡山、23日に名古屋、24日に大阪で行われる予定です。音楽と絵画のコラボコンサートは初めてでしたが、とても素敵でした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

輪舞曲

2021-10-10 16:44:34 | 
朝井まかてさんの「輪舞曲ロンド」を読みました。大正期に新劇女優として活躍した伊澤蘭奢(本名三浦しげ)の生涯をたどる物語です。三浦しげは、島根県の津和野町の紙問屋に生まれた。日本女学校を卒業後、漢方胃腸薬「一等丸」で有名な津和野の老舗の薬屋「伊藤博石堂」に嫁いだ。20歳の時、息子、佐喜雄を出産する。姑に子供を預け、夫、治輔と事業を起こすべく上京したが失敗し、大正4年に津和野に帰る。しかし、婚家での暮らしは合わず、離婚を覚悟で、女優になるべく一人で上京した。松井須磨子の舞台「人形の家」を見た感動が忘れられなかった彼女は、上京後、新劇女優になり、紆余曲折を経て、亡くなる38歳まで10年間ほど舞台女優として活躍した。代表作は「マダムX」。朝井まかてさんの「輪舞曲」は、伊澤蘭奢の死後に見つかった大量の遺稿を編纂し、遺稿集を出そうとパトロンで愛人だった内藤民治が、昔から恋愛関係にあった徳川夢声、東京帝大の学生で、伊澤蘭奢に憧れていた福田清人、一人息子の伊藤佐喜雄を午餐に呼ぶところから始まる。実際に彼女の遺稿集は、「素裸の自画像」として、昭和4年に世界社から刊行され、1999年3月に伝記叢書319「素裸な自画像ー伊澤蘭奢」として復刊されたそうです。「短くも美しく燃え」という感じのドラマチックな伊澤蘭奢の生涯が徐々に明らかにされていきます。なお、息子の伊藤佐喜雄はのちに作家となり第二回芥川賞に小説「面影」「花の宴」がノミネートされ、戦後も作家として活躍したそうです。しかも、伊藤博石堂は伊澤蘭奢の夫、治輔が第六代「伊藤利兵衛」を継承し、現在は第九代が津和野で営業しているそうです。すごいですね~。お店も健在で良かったですね。お薦めです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日常にもどります。

2021-10-05 20:07:56 | お出かけ
10月1日から全国的に緊急事態宣言と蔓延防止重点措置が解除されました。新型コロナの新規感染者は激減し、今日の静岡県の新規感染者数は5人でした。専門家もなぜ減ったのかわからないというし、11月にまた第6波が来るかもしれないという人もいて、安心はできませんが、感染対策を継続しながら、かつての日常が徐々に戻りつつあります。今週の土曜日から合唱の練習が再開されることになり、二つの句会のうち一つは今月はまだ誌上句会ですが、来月からは二つとも対面句会になります。太極拳は今まで通り、地区交流センターで練習継続です。2日(土)には、県の武道館で太極拳2段受験者のための実技講習会がありました。今回の2段受験者数は31人だとのことですが、講習会に参加したのは18人でしたので、2グループに分かれて、しっかりご指導いただけました。昨日は、友人から急なお誘いがあり、久しぶりに映画「マスカレードナイト」を藤枝のシネプレーゴで観てきました。観客は月曜日にしては、まぁまぁの入りでした。東野圭吾さん原作のミステリーですが、エピソードが多すぎて、話がわかりにくかったです。ホテルの客はどの人も怪しかった。前作の「マスカレードホテル」のほうが好きでした。新鮮味が薄れるので、シリーズ化しないほうがいいのではないかと思います。

 今週は明日、太極拳の自主練習で木曜日の午前中に太極拳教室があります。太極拳は通常、午後の日程なのですが、句会とぶつかるところでしたが、今月の志太俳句クラブの句会は誌上句会なので、太極拳とぶつからずに済みました。やれやれよかったです。予定が重なった場合は、役員なので句会を優先せざるを得ません。来週13日(水)には梶の葉火曜句会があります。今月はこれもメンバーの都合で水曜日に移っています。予定を確認しないと間違えます。(^^;) 13日夜の梶の葉句会用の俳句が全くできていないので、今日は吟行を兼ねて玉露の里に行きました。暑い日でしたが、殿地区のお宅の庭にコスモスが綺麗でした。でも、今年はコスモス祭りをやらないのかいつもの畑にコスモスがありませんでした。今日のお昼は茶の花亭で冷たい茶そば(天ぷら付き)を食べました。一人ゆったりランチしたのは久しぶりでした。食後は、朝比奈川を渡り、瓢月亭に玉露を飲みに行きましたが、小学生の社会見学とぶつかってしまい、かなり長い間、子供たちの見学が終わるまで、庭園を散策したり、椅子のお席のほうで待っていました。子供たちが帰ったら、いつもの静寂が戻り、ゆったりと玉露を楽しみました。お座敷の茶花は秋明菊と木槿と赤い実が活けてありました。お菓子は月ととんぼ。今夜から、今日の出来事、景色をふりかえりながら、俳句を作ります。フジバカマと金木犀が満開でした。






フォトチャンネルを作りましたので、ご覧くださいませ。

追伸=六日の朝、太極拳と句会の予定を確認し、記事を訂正しました。もう少しで、太極拳に欠席の連絡をするところでした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする