トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

年惜しむ

2020-12-26 11:05:42 | つぶやき
コロナに翻弄された2020年もあと数日。12月の楽しいイベントの誕生日もクリスマスも終わり、あとは年末に向けての準備になりますね。今年はコロナ禍で帰省を自粛する人が多いようで、名古屋在住の長男一家も年末の帰省を取りやめました。岡山で一人暮らしをしている次男だけが帰省の予定です。岡山県の感染状況は静岡県より少ないので、たぶん大丈夫ではないかと思います。3人だけの年末年始は久しぶりです。これから年末にすることは、お墓参り、ちょっとした大掃除、おせち料理作りです。コロナ禍に気をそがれ、生協に田つくりの材料のごまめを注文しわすれてしまい、先日、アマゾンで買いました。生花も注文し忘れてしまったので、28日くらいに花屋さんに買いに行きます。なんだかトホホですが、生協の生花は毎年内容が同じなので、たまには違う花もいいかもしれません。良い花材があるといいな。昨夜は2人のクリスマスディナーでした。夫がワインを買ってきて、例年通り、ローストチキンをメインに、ジャガイモをゆでて、チーズじゃがにし、ニンジンのグラッセを作り、小松菜のサラダ、お吸い物、デザートは苺というメニューでした。夫の希望で副菜はあっさりしたものばかりで、たくさん作りません。ブルゴーニュ産のワインはチキンとよく合って美味しかったです。ワイングラスに3杯飲んでほろ酔いになりました。2人で750mlを飲み切らず、少し残りました。食後、8時半頃、私だけクリスマスケーキ代わりのマロンのケーキを食べました。夫はお腹を壊さないよう、ケーキは毎年食べません。2人の食卓だと普段使わない4人かけのテーブルの向こう側半分がつい物置になってしまいます。(^^;)ケーキのお皿も昔たぶんジョーシン電気で貰ったリラックマのお皿を使いました。素敵なケーキ皿があるのに、1人だし、いつもパン皿につかってるこのお皿でいいかと。でも、手作りのケーキ屋さんで買ったケーキは美味しかったです。子供たちが家にいたころは、毎年クリスマスケーキを焼いたのに、1人でホールケーキは食べられないので、まったく焼かなくなりました。寂しいことです。





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パラレルヒストリーズ&奥村ユズルさん

2020-12-16 21:44:17 | 美術
11月24日のボランティア対象の内覧会に行けなかったので、遅ればせながら今日やっと静岡県立美術館の現代アートの企画展「パラレルヒストリーズ」を観に行きました。私には良さがわからない作品が多かったのですが、一応じっくりと観覧しました。パラレルヒストリーズは6つのテーマ、絵画という難問、空間とのかかわり、地面と重力、アートの断捨離、見ることの不思議、テクノロジーというテーマごとに展示されていましたが、私には、あまり理解できませんでした。展示されていた作品の中で私が好きな作品は石田徹也さんの「くらげの夢」です。石田徹也さんは、焼津市出身の方で、早逝されてしまいましたが、不思議な絵を描かれました。今回の展示では一点だけでしたが、ちょっと怖いような悲しいような雰囲気ですが、思わずじっと見てしまいます。今日は県民ギャラリーにも展示があり、そのうちの一つに奥村ユズルさんという方の絵画展がありました。静岡在住の方で、本業は障害者支援のNPO法人で働いておられ、画業と両立しておられるようです。明るい色彩の綺麗な絵でした。経済的には安定しているので、ご自分の描きたい絵を描いておられるそうです。会場にSNSや写真OKとあったので、一部ですが、撮影してきました。私が特にいいなと思った絵は、この3枚。







フォトチャンネルも作りましたので、ご覧くださいね。ホームページもあるようですので、興味があったら見てください。http://oku.moo.jp/
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82年生まれ、キム・ジヨン

2020-12-10 10:23:48 | 
チョ・ナムジュさん著の「82年生まれ、キム・ジヨン」を読みました。物語は2015年から始まる。ヒロインのキム・ジヨン氏は33歳。3年前に結婚し、昨年女の子を産んだ。ソウル市内の大規模団地の24坪のマンションにチョンセ(韓国独特の賃貸方式)で暮らしている。夫のチョン・デヒョン氏はIT関連の中堅企業に務め、帰りは毎晩12時頃。土日もどちらかは出勤する。キム・ジヨン氏は小さな広告代理店で働いていたが、自分の実家は食堂経営で忙しく、夫の実家も釜山で親からの支援は受けられないので、出産を機に退職し、1人で育児をしていた。ところが、白露のある朝、キム・ジヨン氏は突然、実家の母親そっくりの表情や言葉使いで、話し始めた。何日か後には、自分は去年亡くなったサークルの先輩だったチャ・スンヨンだと言った。また。秋夕(日本のお盆にあたるような重要な祭礼の日)で、夫の実家に一家で帰り、義母と一緒に家族のために大量の伝統料理を作った後、夫の妹が実家の母に「もうこういう大量の料理を作るのはやめたら?ジヨン氏も大変でしょ。」と言った一言をきっかけに事件が起きる。キム・ジヨン氏はまるで、自分の母親が憑依したかのように、はっきりと自分の考えを述べたのだった。夫のチョン・デヒョン氏は慌てて、荷物をとりまとめ、娘とキム・ジヨン氏を乗せて自宅に帰った。その後、キム・ジヨン氏の様子がおかしいので、産後うつではないかとカウンセリングにかかることになる。そうして、子供時代からのキム・ジョン氏の成育歴が語られていくのだったが、韓国の家庭での男女の待遇の大きな違い。学校教育の現場でも女子と男子児童の扱いの違い、就職にあたっての女子差別。また就職後も賃金や昇進に関しての女性の不利な状況など、次々に生き辛い女性たちの実態が明らかにされていく。本書は韓国で社会現象になったという。日本でも複数の大学で医学部入試合格者への女性差別や浪人生への差別が発覚し、就職差別、昇進差別など、状況は大差ないのではないだろうか。そういえば、かなり前になるが、学校現場で使っていた生徒の名票が途中から男女混合に変わったことを思い出した。それまでは、名簿順は、日本も韓国と同じく男子が先で、女子が後だった。かなり前だが、「冬のソナタ」にはまっていた私が夫とロケ地巡りの韓国旅行をしたときにソウルで韓国人男性に親切に道案内されたこと(彼は大阪で働いていて里帰り中だとのこと、日本語が上手だった)、焼肉店で、明るい元気なおばちゃんたちと、ささやかな交流をしたことを思い出した。空港で声高に韓国語で話していた元気なおばちゃんたちのことも思い出した。彼女らは、困難な状況をかいくぐってキム・ジヨン氏の母のように逞しくなったのか。日本以上に出生率が低いという韓国の一端を知ることができる本だと思う。
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パラサイト半地下の家族

2020-12-07 10:35:19 | 映画
ポン・ジュノ監督の「パラサイト半地下の家族」を昨夜WOWOWで見ました。私が見たのは、モノクロの字幕版でした。この作品、カラー作品なんですが、監督が黒沢明監督や、ジャン・ルノワール監督など古典映画の巨匠を敬愛し、モノクロ版製作が長年の夢だったということで、できたものだそうです。観ている側としては、カラーに気を取られず、俳優をしっかり見られて、物語がリアルに迫ってくる感じが良いと思いました。さて、物語ですが、ピザの箱を組み立てる内職をしながら、薄汚い半地下の住まいで暮らすキム一家は両親、娘(ギジョン)、息子(ギウ)の四人家族。貧しいながらそれなりに平和に暮らしていた。他所の家のWIFIを盗んでスマホを使うなど、悪賢いところもある一家だった。ある日、息子ギウは、友人から留学するので、その間、家庭教師を変わってくれないかと頼まれる。教え子は、IT企業社長令嬢ダヘ。ギウは何度も受験に失敗し、大学生ではなかったが受験勉強は豊富にしていたので、文書を偽造し、大学生になりすましてダへの家庭教師に収まる。IT社長のパク一家は、妻、高校生の娘ダへ、小さな息子の四人家族。誕生日の夜、邸内で幽霊を観たトラウマを抱えた幼い息子の心理療法を兼ねた家庭教師に妹のギジョンが、経歴と名前を偽っておさまる。ギジョンの色仕掛けの罠にかかり、運転手も解雇され、後釜に父親のキムが就職する。更に桃に強いアレルギーをもつ家政婦をギウが陥れ、母親もパク家の家政婦になることができた。無職だったキムの家族全員が富豪のパク一家をだまして、就職することができたのだった。ある日、パク一家は息子のためにキャンプに出掛けた。主家族が留守中に、キムの家族は広大な居間で豪華な宴会を楽しんでいた。外は大雨。その時、解雇された元家政婦がインターホンに現れ、忘れたものが地下にあるので、家に入れてほしいと懇願する。急いで居間を片付けて、家政婦を邸内に入れた母親は元家政婦の驚くべき秘密を知ることになる。その直後、パク一家も大雨のためにキャンプをあきらめ、帰宅する。何も知らない夫妻と子供たち。庭でテントを張って寝るという息子を見守るべく夫婦は居間で寝るのだったが、キム家の3人はソファの下に身を潜めてじっと耐える。その晩、大雨の中、辛くもパク家の豪邸から脱出し、自宅に戻ったキム家の3人。自宅は水没し、悲惨な状況になっていた。体育館に避難した彼らだったが、その後、事態はどんどん急展開していく。映画の後半が怒涛の展開で、目が離せませんでした。第72回カンヌ国際映画祭パルムドール賞、第92回アカデミー賞で四部門を受賞した作品。傑作だと思いました。格差社会をまざまざと見せつけたこの作品。すごいの一言です。
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腕時計を買いました。

2020-12-06 14:29:05 | つぶやき
今月1日の夜、アマゾンで腕時計を買いました。今まで使っていた時計はシチズンで伊勢丹デパートで買いましたが、2年くらい前に動かなくなって、高い時計だったので、もったいないと思い、一度伊勢丹の時計売り場に修理に出しました。でも、また止まってしまったので、寿命と思い、今度はセイコーの腕時計を買いました。アマゾンで検索し、ルキアというシリーズの時計を買いました。ソーラーで、電波時計です。前の時計もソーラーでしたが、電波時計ではなかったです。電波時計は、ある程度文字盤が大きいことが必要らしく、今回は、レディースでも、やや大きめの文字盤になっています。12月1日に注文し、4日に配達されました。早いし、店舗に行く手間もないし、お値打ちに買えた(41980円)と思います。金属のベルトなので調整が必要で、今日、市内の小林時計店に調整してもらいに行きました。500円でやってくれました。若い人はスマホで時刻を確認したりするようですが、昭和の人間なので、出かけるときには腕時計がほしいと思います。デジタル表示の腕時計は好きじゃないので文字盤の時計を選びました。今月生まれの私へのプレゼントということで。(^-^;



小林時計店は、地元で長く営業している店で、今日伺ったところによれば、昭和初期から営業してるのだそうです。現在の店主のお爺さんが一代目だったそうで、年代物の振り子の大時計が正確に時を刻んでいました。標準小林時計店と書いてありました。開業時に購入された時計だそうで、その時点ですでに中古だったらしく、かなり古い時計ですが、店のシンボルだと思いました。
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