トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

新型肺炎

2020-02-23 14:28:34 | ぼやき
2月に入り、新型コロナウィルスによる新型肺炎患者が全国各地で、じわじわと増えている。長い間横浜港に停泊させられていたダイアモンドプリンセスの乗員、乗客も外国人はチャーター機で帰国したり、日本人もウィルス検査で陰性だった人たちが、やっと下船できた。国内では、感染経路が不明な感染者が増えているから、一般の人たちへの感染増大はこれからという段階になったと思う。昨日は合唱の練習があったが、来月7日に開催予定だった高州地区交流センターの「春の作品展・発表会」が中止になり、私たちの演奏も中止になった。3月11日に「ごんべえ」に歌のボランティアで行くことになっていた件も、中止になった。なので、昨日は、7日に演奏予定だった林光の「うた」、加藤和彦の「あのすばらしい愛をもう一度」、ヴィヴァルディが見た日本の四季から「花」を歌い、直近の演奏が取りやめになったので、同じく四季の歌から「城ヶ島の雨」と「村祭り」をおさらいした。それらの曲は、2021年秋に予定している創設20周年記念演奏会での演奏曲でもあるので、いずれにせよ練習しないといけない曲です。私たちの合唱団は高齢者が多いので、3月の練習を続けるかも臨時の運営委員会で、昨日検討されたが、練習は継続することになった。いつなったら、新型肺炎はおさまるのだろうか。
今日は夫と久しぶりに蓮華寺池公園に散歩にでかけ、藤枝市郷土博物館でやっている「ムットーニからくりシアター展」を観に行った。今日は11時から作者のムットーニさんの解説があったので、それも聞けました。とても美しいからくり人形の世界でした。会場は広くありませんが、それでも人が大勢いて、ちゃんと見れない作品もあったので、また平日に一人でもう一度行って来ようと思います。ちょうど昼時になったので、夫が「疲れた」というので、名残り惜しかったけれど、帰宅し、家でうどんを作りました。夫は名古屋の新年会に行って以来、お腹が不調で外食もできず、残念。
今日の景色を少し貼っておきますね。







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マチネの終わりに

2020-02-14 16:06:59 | 
平野啓一郎さんの「マチネの終わりに」を読みました。図書館で予約して長い間待ってやっと順番が来た本です。去年、福山雅治さんと石田ゆり子さんの共演で映画化されて、物語はよく知られたと思います。主人公は蒔野聡史。若くしてデビューした天才的クラシックギタリスト。2006年、38歳の蒔野はデビュー20周年記念として、国内外で多くのコンサートを行い、最終日、東京でのコンサート終了後に、レコード会社の担当者の是永と連れ立って来ていた小峰洋子と出会う。その日、打ち上げにも参加した洋子は蒔野と長時間語らい、互いに運命的な人に遭ったという意識をもって別れた。小峰洋子は、フランスのRFP通信の記者だった。自宅はパリ。取材のためイラクのバグダットに六週間赴任し、二週間休みをとるという勤務をしていた。バグダッドに滞在中、通信社が入っていたビルが自爆テロにあうという経験をした。蒔野と洋子の二度目の逢瀬は、パリだった。マドリードでのコンサートに行く途中、パリは単なる乗り継ぎだった予定を変えて、蒔野は洋子に会い、愛していると伝え、リチャードとの結婚するのをやめるように迫った。マドリードでのコンサートを聴きにくるはずだった洋子は来なかった。蒔野は動揺し、コンサートは不調に終わった。携帯に届いた洋子からのメールは、コンサートに行けなかった理由を話したいから、自宅に来てほしいという内容だった。パリの洋子のアパルトマンには、イラク人女性のジャリーラがいた。洋子はその朝、パリのドゴール空港から電話を受け、イラクからフランスに亡命してきた元アシスタントのジャリーラの身元を保護するために、コンサートに行くことができなかったのだった。ジャリーラを慰めるため、蒔野は、ギターで曲を奏で、3人は温かなひと時を持った。ジャリーラが就寝した後、洋子は婚約を破棄したいと婚約者に伝えたことを蒔野に話し、二人は熱い時間を過ごしたのだった。東京での初めての出会い。パリでの二度の逢瀬。たった三回で、こんなにも深く愛し合った彼らだったが、その後は、リチャードとの婚約破棄は難航しジャリーラとの同居は長引き、東京へ転勤したいという洋子の希望は実現せず、二人はスカイプで話し合ってはいたものの、心細さの中で、洋子は軽いPTSDを発症した。一方、蒔野も音楽的にスランプに陥っていた。しかし、互いの不調は伝えないまま・・・・。8月末に洋子が来日し、1週間を東京で過ごすことになった。空港へ迎えに行くつもりだった当日、蒔野のギターの恩師である祖父江が倒れたと連絡が入る。急いで病院に駆け付けた蒔野は、タクシー内に、携帯を忘れたらしいことに気づく。今晩洋子に会うことは無理と思ったが、洋子にも連絡できず、途方にくれた彼は、唯一記憶に残っていたマネージャー三谷の番号に公衆電話から電話し、タクシー会社にあったという携帯を取りに行ってもらった。三谷は、音楽家としての蒔野を尊敬していただけでなく、彼を愛していた。洋子と蒔野を会わせたくない!と思い詰めた三谷は蒔野の携帯から洋子にあてて偽りの別れのメールを送った。それを境に洋子と蒔野の運命はどんどん離れていくのだった。さて、「マチネの終わりに」というタイトルですが、これは最後の場面を暗示しています。5年半の空白の時をはさんで、蒔野と洋子はどうなったでしょう。究極のメロドラマみたいな展開でした。
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春景色

2020-02-13 08:38:53 | 俳句
2月も早や第二週になってしまいました。3日の節分には例年通り豆まきをし、恵方巻ハーフを夫と分け合って食べて我が家の節分行事は終わりました。2月6日には、志太俳句クラブの句会が、11日夜には梶の葉火曜句会がありました。最近スランプ気味で、なかなかいい句ができませんでしたので、11日の句会に出す句を作ろうと11日の午後、近所を散歩しました。河津桜が咲き、菜の花、犬ふぐりを見て、小川のせせらぎの音を聞き、まだ咲いていた蠟梅を愛でて家路につきました。おかげで一度に4句を作り、なんとか19時からの梶の葉句会に間に合わせました。志太俳句クラブへの出句は3句。梶の葉はミニマム6句ですが、今回は7句だしました。幸い、そのうちの2句を先生が秀逸に、3句を入選に取ってくださり、うれしかったです。小さな散歩も吟行になります。久しぶりのブログ更新になりましたが、プチ吟行で写した写真をアップしておきます。3月の志太俳句クラブの句会で、自選句集「志太」が出ますので、拙句ですが、またブログに掲載します。












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山種美術館&根津美術館

2020-02-02 10:04:59 | 美術
2月1日(土)は珍しく合唱が休みになったので、横浜在住の友人を誘って東京の山種美術館に企画展「上村松園と美人画の世界」という企画展を観に行きました。美術館入口で10時半に待ち合わせましたが、15分くらいに着いたのでチケットを買っておこうかなと思っていたら、すでに友人はエントランスのそばのソファに座ってました。早く会えて良かった。今回の企画展は山種美術館の広尾移転10周年を記念したものだそうです。山種美術館収蔵の上村松園の作品を一挙公開ということで、とても楽しみでした。上村松園の作品はあちらこちらで見る機会がありますが、まとめて見られたのは初めてでした。若いころから年齢を経た作品までありましたが、美人画の顔が変わっていきました。たとえば。38歳の作品「蛍」の美人画は若いちょっとあどけない顔をしていますが、晩年になってくると、顔がほっそりし、目も少し細めになったようでした。65歳という私たちと同じ年の作品もありましたが、ちょうといい感じでした。今回、私は牡丹雪という作品がいいと思いました。構図も素敵でした。山種美術館は日本画専門の美術館で、とても良い企画展をやってくれるので、要チェックだと思います。数年前の奥村土牛の特別展には感動しました。混みすぎることなく、ゆったり見られます。観終わったら12時前だったので、ちょっと歩いて根津美術館にいくことにしました。こちらは友人のお勧めでした。根津美術館は南青山にありますが、山種から徒歩で20分ちょっとで行けました。国宝の尾形光琳の燕子花図屏風を収蔵していることで有名ですが、建物や広い日本庭園があることも魅力の一つと思います。根津美術館は、私は今回初めて行きました。根津美術館は古代中国の青銅器を多く収蔵していますが、その他にも多くの国宝、重要文化財があります。(資料より)。お昼は美術館の根津カフェに入り、私はBLTサンドイッチとカフェオレを、彼女はミートパイとカフェオレを頼みました。庭を眺めながらの感じのいいカフェでした。BLTサンドはボリュームがありました。フォトチャンネルにあげてありますので、ご覧くださいね。本館の企画展を観る前に、2人で庭を散策しました。山種美術館は、山種証券の創立者である山崎種二氏が個人で集めたコレクションが元になっていますが、根津美術館も実業家、根津嘉一郎氏が1941年に南青山に開館し、庭園は17000平方メートルを超える広さだそうです。(資料より)。燕子花が咲くころに行ったら、庭園は見事でしょうね。今回の企画展は「対で見る絵画」。屏風や掛け軸など、多くの作品が二幅対であったり、三幅対だったり、比較しながら、面白く観れました。企画展を見た後、収蔵品展も見て、3時半頃、渋谷駅へ。渋谷駅は新しくなったので、ホームの話題の天井をパシャっと撮影しました。



最後に渋谷スクランブルスクエア11階のスタバでコーヒーとゴーフレットを食べながらおしゃべりして、友人とは品川で別れました。楽しい1日でした。他の写真はフォトチャンネルをご覧くださいませ。
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