トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

岡山市

2019-03-31 14:47:30 | 旅行
桃太郎の里、岡山市に3月22日(金)~24日(日)まで行ってきました。目的は4月1日から勤務が岡山市になる次男の引っ越しの手伝いでした。22日の午後に引っ越し荷物が届く予定でした。時間がもったいないので、荷物を受け取る1人を残し、新しい住居に必要な照明器具、ガステーブル、カーテン、お風呂用品他、日用品を土地勘もまったくない岡山で、バスやタクシーを使いながら、二人は買い出しに回りました。引っ越し荷物は遅れに遅れて8時頃やっと来ました。ところが、掃除機のホースとテレビが来ない!倉庫に積み残されていたらしい。私たちが行った時期は、季節外れの寒波が来て温かいはずの岡山はまるで冬でした。夫は電気ファンヒーターを買ってきました。売れ残りが一台あって本当によかった!最初の日の夕飯は9時半過ぎになり、近くの居酒屋で夕飯を食べました。学生街なので、酔っぱらった楽しそうな学生がいっぱいいました(苦笑)。 梅酒オンザロックで3人で乾杯し、酒の肴をいくつかとって引っ越し祝いをしました。最後は食事に切り替えて梅茶漬けで〆。翌23日はまず、ニトリに行き、本棚、勉強机、テレビの台になるローボードなどを買いました。配送を頼み、それらは4月4日に届くそうです。昼食はうどんの店「およべ」でうどんを。エビ団子と春野菜がたくさん入った美味しいうどんでした。



昼食後、岡山城と後楽園に行きました。岡山城は宇喜多直家が1573年に元城主の金光宗高を滅ぼし、城を修築したのち、沼城(岡山市東区沼)から移ってきましたが、現在のような城を完成させたのは、直家の実子、秀家だそうです。天守閣は大中小の二階建ての建物を3つ重ねた三層六階の構造で、外壁の下見板に黒漆が塗られていたので、烏の濡れ羽色に似ていたため、烏城の別名がある。昭和20年の空襲で焼失し、現在の天守閣は昭和40年に再建された鉄筋コンクリート造りですが、外観は旧状どおりに復元されました(資料より)。なので、烏城公園と石碑にあります。お濠を渡り公園に入ろうとしたところ、大きな青鷺を見つけました。人に慣れているのか、近づいても動じない。まるでペンギンみたい。立派な天守閣外観ですが、内部はエレベーターがある近代的な造りです。







城を見学したのち、隣接する「後楽園」に行きました。「後楽園」は岡山藩主、池田綱政公が1687年に着工、1700年に完成した大名庭園で、江戸時代の姿をほとんど変えずに現在に伝えられてきました。途中、水害や戦災にも遭いましたが、江戸時代の絵図に基づき復旧が行われ、現在に至っています(資料より)。私たちが行った23日午後は小雨が降る寒い日で花もなく枯芝状態でしたので、サッと見ただけ。(+_+) また季節の良い時に行きたいと思います。





その夜は、鍋を囲んで家で飲みました。翌日24日はやっと掃除機のホースとテレビが届いたので、軽く掃除をして、11時ごろ息子と別れ、私たちは岡山県立美術館とオリエント美術館を観ました。岡山県立美術館では「江戸の奇跡、明治の輝き」という企画展をやっていました。すごく見ごたえのある展覧会でお勧めです。昼食後行ったオリエント美術館も良かったですが、美術館のはしごは引っ越し疲れの身にはハードでした。24日遅くに静岡の我が家へ。寒かったのと疲れで、風邪をひいてしまい、昨日くらいにやっと治ったところです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駅物語と蜜柑

2019-03-18 15:21:31 | 
久しぶりに本のご紹介です。最近、朱野帰子さんの「駅物語」を読みました。私にとって初めての作家さんです。大学を優秀な成績で卒業し、就職も一流企業から内定をもらいながら、東本州旅客鉄道の総合職でなく、現業に就職した若菜直。直には鉄道が大好きだった弟がいた。大好きな電車の先頭車両に乗っていて亡くなった病弱な弟のかなわぬ夢は駅員になることだった。1人電車で出かけた弟の死の責任は自分にあると思っていた彼女は、どうしても電車の先頭車両に乗れないのだった。直の職場は東京駅。同期の新人で鉄道オタクの犬塚、新人教育係に任じられた藤原と橋口由香子。助役の松本、副駅長の吉住。国鉄時代を知っているベテランの出雲。クレーマー的な乗客、人身事故、台風による運休や列車の遅延、ストーカー男など、一癖も二癖もある人間関係やアクシデントにもまれながら若菜直が駅員として成長する物語でした。お勧め。若いっていいなと思いました。もう1冊は、芥川龍之介の短編「蜜柑」を美しい挿絵で綴った乙女の本棚シリーズの1冊。蜜柑のストーリーもいいけれど、描かれる場面情景が美しい画集のような1冊。京都造形芸大の日本画コース卒のげみさんというイラストレーターの作品です。彼女は、梶井基次郎さんの「檸檬」でもイラストを担当したようなので、もし図書館にあったらそれも借りたいと思います。美しくて何度も観たくなります。



追記=著者名が間違っていたので、訂正しました。朱野さんが正しいです。今日図書館に「駅物語」を返却し、また朱野帰子さんの「真実への盗聴」を借り、乙女の本棚シリーズを三冊、太宰治の「女生徒」、太宰治の「葉桜と魔笛」、江戸川乱歩の「押絵と旅する男」を借りました。梶井基次郎さんの「檸檬」は取り寄せを頼みました。三浦しをんさんの「あの家に暮らす四人の女」も借りました。返却予定日は4月2日。次男の引っ越しに伴って岡山に行くこともあり、バタバタするけど、細切れの時間を利用して読みます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蓮華寺池公園

2019-03-15 15:30:13 | お出かけ
今日は朝から春らしい晴天でしたので、午前中に蓮華寺池公園に散歩に行きました。梅は見ごろをすぎ、桜にはまだ早いという中途半端な時ですが、いつものように梅林の横の階段を上り、蓮華寺池公園の最高地点である古墳広場まで行きました。今日は春霞と雲がかかっていて富士山は見えませんでしたが、伊豆半島がうっすらと海の向こうに見えました。展望台のベンチに座ってしばらく見晴らしを楽しんだ後、帰り道をたどりました。途中に大きな山桜が2本あり、淡いピンクの、やや小ぶりの花がきれいに咲いていました。染井吉野より小さな花。葉も同時に出る野趣のある桜です。今日、出かけた目的はプチ吟行でした。この儚げな山桜で一句いかがでしょう?





池まで降りた後、ベンチに座りしばらくぼーっとしてました。





池には、鴨がたくさんいますが、警戒してあまりそばに来ません。でも、番の鴨が近づいてきたので望遠にしないで撮影しました。



園路のキンセンカと葉ボタンが綺麗でした。今日のお昼は12時半に夫と待ち合わせて寿司を食べました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成30年度の俳句クラブ自選句集

2019-03-09 09:11:25 | 俳句
3月7日の志太俳句クラブ句会で、平成30年度の俳句クラブ自選句集を受け取りました。事務局のT先生のご尽力で毎年できあがる句集です。句会メンバーの1年の句から選んだ10句が載っています。俳句の道は果てしなく遠いと思います。なかなかいいアイディアが浮かばないときが多いですが、楽しみながら続けていけたらと思います。来週火曜日12日は、梶の葉夜の句会があり、昨日までに6句を準備しましたが、あまり冴えてるとは言えませんので、またいい句ができたら差し替えるかもしれません。(+_+)
ともあれ、志太俳句クラブ自選句集の私のページを載せますので、ご覧くださいませ。句のページはサムネイルにしておきます。





今日の午後は合唱の練習に出かけます。昨年12月9日に第三回演奏会を終えたばかりですが、演奏会実行委員会を立ち上げる予定で、今日は運営委員会があり、帰りが遅くなりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月3日

2019-03-04 12:27:27 | お出かけ
昨日、3月3日は雨の日曜日でしたが、午前中に静岡の伊勢丹デパートに出かけ、姪の出産祝いを送りました。ミキハウスのバスポンチョとベビー服を詰め合わせてもらいました。今日が大安ということで、昨日配送を依頼したのに、今日必着で届くそうです。世の中、本当に便利になりましたね。昨夜、姪っ子からお礼の写メールをもらいました。可愛い男の子です。新生児なのにすでに凛々しさのある顔立ちでした。今度会うのが楽しみ。退職後、服がたくさんあるので、増やさないようにデパートへ出かけるのを控えていましたが、久しぶりに行ったので、春の装いはどんなものかと婦人服売り場を歩きましたら、気に入ったものがあり、半袖のカーディガンと明るいベージュ色のやや幅広のパンツを買いました。店舗でIカードを使うのも久しぶりでしたが、やっぱり買い物は楽しいなぁ。新しく服を買ったらもうあまり着ない服は捨てないと。その後、呉服町の戸隠で天磯おろしを食べました。夫と出かけると大抵、蕎麦を食べますが、一人でも蕎麦が食べたい。(笑)もとは洋食派だったのに、さっぱりしたものが好きになりました。磯おろしは戸隠の定番メニューでいろいろなバージョンがあります。



午後、1時半から静岡県立美術館で来年度のボランティアのための3回目の研修があったので、車で向かいました。1時半開始の5分前くらいに到着しました。昨日の研修は最初に学芸員の浦澤さんのレクチャー。「静岡県立美術館ボランティアの昭和・平成」と題して美術館開館前から2018年までの歴史を振り返りました。初代館長の鈴木敬先生が残された名言(?)を紹介しながらエピソードを聴きました。ずいぶん熱心な方だったとわかりました。初めてボランティアを使うことを決めたのも鈴木先生だったそうで、活発に活動していたようです。最後に「静岡県立美術館が30年後よりよい美術館であるためには」というテーマで、グループワークをしました。グループで意見を出し合って、まとめて発表という形式でした。私たちのグループはいきなり30年後と言われてもすぐにアイディアが出なかったので、今の問題から話し始めました。8人グループでしたが、ボランティア経験者は私を含めて3人でした。司会、皆の意見をまとめる資料作り、発表者と役割分担をしましたが、司会というほどのこともなく、みんなで意見を自然に出し合うといい感じに話が進みました。やっぱりボランティアをしようとする人は発言力があると思いました。発表は経験者でもあるので、私がしました。楽しかったです。研修はこれが最後でしたので、帰るときに誓約書を浦澤さんに提出しました。研修は4時半ごろに終わりました。

その後、昨夜は夫が教え子と飲み会で遅くなっても大丈夫だったので、静岡セノバのシネシティザードに行き、映画「グリーンブック」を観ました、5時25分上映開始の回を見ました。ちょうど夕飯にかかる時刻ですので、シネマの売店でホットドックセットを買って中に入りました。でも、映画を観ながらご飯を食べるのは、隣の人に迷惑な気がして気になるものですね。それほど混んでいなかったのに、私が座った列は座席がかなり埋まっていて、両隣に人がいました。でも、せっかく買ったのでなるべく静かに食べましたけど・・・。映画は今年度のアカデミー賞の作品賞、助演男優賞、脚本賞と3部門受賞の名作です。あらすじの説明はしませんが、1962年当時、黒人差別がまだ合法だった時代にあえて、南部のコンサートツアーを計画した黒人の天才ピアニスト、ドン・シャーリーと臨時の職としてツアー中の運転手になったイタリア系アメリカ人、トニー・リップが旅行中に困難を共に体験しながら、友情をはぐくんで行く物語でした。実話だそうで、トニー・リップ(本名はトニー・バレロンガ)の息子のニック・バレロンガが製作、脚本をしたのだそうです。映画のタイトルのグリーンブックは、黒人(有色人種)が利用できるホテルなどをリストアップしてある本の題名です。今では法律的には人種差別はできないことになっていますが、今なお、アメリカ社会に根強い人種差別ですね。この映画は白人目線の映画との評もあるようですけど、いい映画だったと思います。

おまけ・・・私のために飾った自作の土雛です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする