トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

雪の五箇山「幻想のあかり」白川郷・飛騨高山・雪吊りの兼六園

2017-02-23 12:47:28 | 旅行
2月19日、20日に合唱団らららの仲間10人でクラブツーリズムの企画の一泊旅行に行きました。焼津発9時50分。順調に浜松SAまで行きましたが、浜松西ICから乗り込み合流予定だった人達が、浜松マラソンの道路規制にひっかかり合流できず、1時間待たされてしまいました。というわけで、高山へ行く予定を明日に振り替えて、白川郷に行くことになりました。一時はどうなるかと思いましたが、白川郷、五箇山と雪の目的地を2つ連ねたのは、天気がとても良かったので、結果的には良かったと思いました。
19日は快晴で、空の青さと雪の白さのコントラストが美しかったです。白川郷の萩町合掌造り集落に入る「であいの橋」はすごい人でした。つり橋なので、大丈夫かと思う程。



たくさんあるので、ピンポイントで見学しました。まず、県の重要文化財の明善寺へ。



次に国の重要文化財の和田家見学。ここでは内部も観ました。1階は座敷があり、2階は広い板の間で、昔は養蚕業を営んでいたようです。天井の梁が太いです。Sさんの提案で雪合戦もしました。ソプラノvsアルト。男性2人はそれぞれに。童心にかえり久しぶりの雪合戦。手が冷たくなりました。





夕暮れになる前に五箇山に着き、最初に「といちんさ」と「こきりこささら踊り」を見ました。木でできたささらという楽器を鳴らしながら2人の男性が踊りました。BGMはもちろん、こきりこ節です。私たちの合唱団で歌った歌なので、踊りを見ながらBGMに合わせて低い声で歌いました。(^^ゞ民謡「こきりこ」は富山県の五箇山地方が発祥です。おなじみの曲ですね。



夕飯はSさんが予約してくれた与八という店で、山菜とろろ蕎麦を食べました。揚げ出しとち餅を追加注文して、皆で分けて食べました。そばも餅もとても美味しかったです。



踊りを踊った人たちもそこで休憩していたので、一緒に記念撮影してもらい、もう一度、ささらを鳴らさせてもらいました。なかなか良い音が出ないのでした。手首のスナップが大切かもです。すっかり暗くなってからは、合掌造りの家々がライトアップされました。途中に蝋燭の灯が道沿いに灯されていたり、素敵でした。

その晩のホテルは、アパホテル富山駅前。部屋に荷物を置いて、ホテル一階の「銀ゆば」という店で、皆で一杯やりました。おつまみは、蛍いかの沖漬けや、湯葉巻の料理、青のりフライドポテトなどを頼みました。私は白ワインをグラスで。美味しくいただきました。寝る前に入った大浴場は女性の大浴場が狭くて、混雑していて大変でした。^^; 男性の浴場は広かったらしいです。翌日の朝食はバイキングで「銀ゆば」で食べましたが、美味しく、食事はOKでした。

20日は最初に池田安兵衛商店で買い物。薬屋さんでした。富山の薬売りは有名ですが、江戸時代から作っているという「反魂丹」という黒い丸薬の製造デモンストレーションを見ました。お腹の薬でした。良いのでしょうけど、高いので買わず。(^^ゞ 隣の物産館で「雪の精」という落雁のお菓子を買いました。その後、金沢へ。金沢は兼六園の雪つりを見るのが目的だったのですが、雨で雪はありませんでした。でも、ここで私はネット友H江さんと待ち合わせをしていました。初めてお会いできる楽しみがあったのでした。(*^_^*)
兼六園の霞ケ池のことじ燈篭付近でという約束でしたので、団のみんなに断って、別行動をとらせてもらいました。無事に会えました。雨だったので、庭園の散策を長くしないで、近くの21世紀美術館に行くことにして外に出ました。休館日だったのですが、フリーで見れる箇所が結構広くあり、良かったです。タレルの部屋を見ることができました。90分はあっという間で、バスの駐車場に戻るのにすっかり方向音痴になった私はH江さんの誘導で、ギリギリでしたが無事に戻れました。お土産をたくさんいただいて、団の人たちにもお菓子を下さり、本当にありがとうございました。雨の中、窓外遠くからバスを見送ってくれた優しい彼女とはまたゆっくりお会いしたいと思います。

最後の見学場所は高山でした。あいかわらず雨が降り続いていましたが、ここでの滞在は2時間だったので、ちょっとゆったりできました。私たちは昼食に高山ラーメンを食べたい人と、ほう葉味噌定食を食べたい人に2手に分かれました。私はほう葉味噌定食組へ。



とっても美味しかったです。高山ではこれはMUSTですね~。昼食後は高山の歴史的建造物のストリートを土産ものを物色しながら、歩きました。飛騨牛コロッケを買って、食べながら歩いたのは旅ならではですね。杉玉がかかっていた良さそうな酒屋さんがあったので、そこで地酒を試飲しました。すごく美味しい純米大吟醸でしたが、お高いし重いので、甘酒を一本買いました。店に入るたびに何かしら買いたくなるのですね。高山を出たら一路静岡に向かいました。バスの中でのおしゃべりも楽しく、大勢の仲間と出かけるのもいいなぁと思いました。フォトチャンネルを作りましたので、他の写真はそちらでご覧くださいませ。
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MOA美術館&熱海梅園

2017-02-12 18:06:03 | 旅行
2月10日から一泊で、4人の女子旅をしてきました。行先は熱海のMOA美術館と熱海梅園。東京、京都、浜松、藤枝から駆けつけました。熱海駅に10時半に集合。西日本の雪の影響が心配されましたが、概ね予定時刻に集まれました。全員が元はホームページを持っていて、そこでのやりとりから友人になった私たちですが、もう20年くらいの付き合いです。まず、ホテルに荷物を預けてMOA美術館に行きました。今宵のホテルは200年以上の歴史を持つ「うみのホテル中田屋」。江戸時代に伊能忠敬の測量隊一行が宿泊したと言われている老舗旅館です。そこでMOAの入館券を購入。宿に泊まることで、1600円の入館料が1100円になりました。駅から乗ったタクシーが待っていてくれたので、それに乗り、美術館に行きました。MOA美術館は2月5日からリニューアルオープンしたばかり。この時期は、尾形光琳の紅白梅図屏風(国宝)が展示されます。展示を見る前にお昼を済ませたのですが、内部のレストランは総じて値段が高めでした。場所代が入ってるかしら。窓外には熱海の海が広がり、初島や、遠く房総半島まで望める見晴しでした。夕食がご馳走なので、「蕎麦の坊」という店で蕎麦を食べました。
これが紅白梅図屏風です。

  

また野々村仁清の色絵藤花文茶壺(国宝)も観れました。



この二つは一通り展示を見終わった後、最後にもう一度見に行きました。見とれてしまいます。素晴らしいの一言につきました。途中、桃花文の大皿を見つけ、仲間のMさんを発見した気分でちょっとはしゃぎました。美しい大皿でした。



私が色と模様に惹かれたのはこの伊万里の大皿。17世紀に作られたお皿なのにモダンな感覚を感じました。



今回のリニューアルを手掛けた現代芸術家の杉本博司さんの代表作「海景ーATAMI」や映像作品の「加速する仏」も展示されていました。特に「加速する仏」はインスタレーションで、千手観音像の映像が壁いっぱいに、だんだん加速しながら迫ってくる作品で、印象的でした。紅白梅図屏風を撮影して作ったという「月下紅白梅図屏風」も展示されていました。それはモノクロでした。
帰りは宿の送迎バスでホテルまで行きました。私だけ、先に入浴をすませてから夕飯を食べました。アワビと金目鯛のしゃぶしゃぶのコースを選択しました。お部屋食でしたのでのんびり寛げました。ビールで乾杯しました。ご馳走の写真は一枚だけ載せておきますが、他のはフォトチャンネルでご覧くださいね。ボリュームたっぷりで、残してしまいました。特に最後の金目鯛の炊き込みご飯はたくさん残ってしまい、美味しいのに申し訳ない。もったいないですよね。



翌朝は早起きして、私とN子さんは屋上の露天風呂に行きました。露天風呂に入ったらちょうど海からの日の出が観れました。湯に浸かりながら太陽が昇るのを見つめてました。よく晴れていたので素晴らしい景観でした。その後、2階の食堂に朝食を食べに行きました。バイキングの朝食でしたが、美味しくてお腹いっぱいになりました。私の好きな物ばかり。特に目の前でえぼ鯛の開きを焼くようになっていて、焼きたてが食べられてとても美味しかったです。



朝食後、宿の隣にあった走り湯を見に行きました。内部は湯けむりでもうもう。暖かかったです。ボコボコと湯がわき出ている池みたいなものがありました。



ゆっくりチェックアウトして、10時の送迎バスで熱海駅まで行きました。梅園行きのバスはかなりの人出。1台やり過ごし、2台目にのれましたが、待ってた間がすごく寒かったです。天気は良いのに、風が冷たい!梅園に着いたら、風はほとんどなくで、暖かでほっとしました。熱海市内に宿泊したので、入園料が200円引きの100円で入れました。梅はちょうど見ごろで、ゆっくり観梅を楽しみました。1枚だけ梅の画像を載せておきます。



昼食は熱海駅付近のレストランで食べるつもりで戻りましたが、街中のショッピングモールの店はどこも大混雑でした。結局駅構内のBakery &Tableという店でパンを食べましたが、軽食でかえってよかったと思いました。美味しいパンだったし。



今回は私は各駅停車で行きましたが、全然苦にならない距離なんですね。片道1時間40分くらいでした。他の多くの写真はフォトチャンネルをご覧くださいね。
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蜷川実花展@静岡県立美術館

2017-02-01 17:28:05 | 美術
静岡県立美術館で今日、2月1日から蜷川実花さんの写真展が始まりました。会期は3月26日(日)まで。私は、昨日、蜷川さんのトークショウを聴きに行ったので、一足先に観ることができました。昨日は、休館日になっていて、トークショウを聴いた人だけが、展示を鑑賞できたのでした。会費は1000円。当日の入館券は1200円ですから、前売り料金でトークも聴けてお得でした。もっとも私はボランティアなので会期中無料観覧できます。トークでは仕事の話を通して実花さんの飾り気のないお人柄を知ることができました。館内の一部は撮影できたので、撮影した写真を少しブログに載せますね。第一展示室の花々は、思わず笑顔になってしまう、エネルギーをもらえる作品群でした。
まず、入口の左手に、伊豆で撮影されたという桜の画像。人が大勢いたので、手早く撮りましたので、ちょっと・・・ですが。



大きな第一展示室(Flowers)には、色鮮やかな花の写真を中心に春爛漫の世界が広がりました。





第二展示室(桜)は桜のインスタレーション。壁、床ともに部屋全体が桜の画像でした。



第三展示室(PLANT A TREE)は、2010年の春に目黒川で撮影したという桜。川面に散る儚い一瞬の桜の様子をとらえた連作。光源は絵の後ろにあるように見えますが、上から四角のスポットライトを当てているのだそうです。これは6日の内覧会で学芸員のKさん談。



ここまでが撮影できる部屋でした。noir, self-image, TOKYO INNOCENCE, Portraitsなどと続き、変化にとんだ実花ワールドが楽しめました。ポートレートは、アイドルや俳優さんなどがずらりと。「百聞は一見にしかず」ですから、是非、ご鑑賞くださいませ。私は2度とおして観ました。今週の金曜日に、高校生をご案内するボランティアをします。来週月曜日にボランティア対象の研修会ということで、内覧会がありますので、担当学芸員さんの解説付きで、再度鑑賞できるのが楽しみです。

おまけ。私です。

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