姫野カオルコさんの小説「彼女は頭が悪いから」を読みました。2016年に起きた東大生と東大大学院生5人による女子大生1人に対して集団で強制わいせつ行為をした事件に着想を得て書かれた小説です。このタイトル「彼女は頭が悪いから」はのちに逮捕された被告人の1人が公判で述べた言葉だったそうです。姫野カオルコさんはこの事件の裁判の傍聴を何度かし、かなり綿密に調べた上でフィクションとして小説にしたそうですが、実際の事件を題材に書くことはかなり大変だったそうです。読後、私もすごく感じるところがあり、多くの人に読んでほしいと思いました。もちろん、東大卒、医学部卒などのいわゆる社会的エリートたちがこの5人のように人の心を慮ることができない、自分たちより頭が悪い人を見下す人格欠陥者ではないと思いますが、この本を読み、どう感じるか、興味深く思います。この事件の後、被害者が男の部屋へノコノコついて行ったのが悪いとか、将来有望な男の人生に傷をつけたとか、非難するコメントが多くネットに上がったという事実にも驚きました。匿名の投稿で無責任無配慮なことを言う人もいるのですよね。姫野さんを招き、この本についてのシンポジウムが東大で開かれ、筆者は胃薬を飲んで臨まれたそうです。「彼女は頭が悪いから」は2019年、第32回柴田錬三郎賞受賞作です。
またまたブログを更新しないまま、1週間が過ぎてしまいました。あっという間の1週間でした。特に、金曜日の太極拳の練習後、夕方5時7分着の新幹線で名古屋へ行き、伏見でオペラ「椿姫」と狂言「墨塗」を見て、すぐに名古屋駅に戻り、21時25分発のひかりで静岡に戻った夜はたいへん疲れました。オペラと狂言は、初めてでしたし、次男夫婦とお嫁さんのご両親にお会いできて、一緒に鑑賞し、楽しかったのですが、終了後、お茶する時間もなく、強行軍でした。(^^;) それというのも、太極拳の稽古をなるべく休みたくなかったからでした。今、36式扇を習っているところで、動きが難しく、休むとわからなくなるからです。夫は其の晩名古屋に泊まりました。私は、翌日の土曜日は午後からコーラスの練習があり、夕方から新年会の予定でしたので、日帰りしました。でも、家のベッドでしっかり眠ったので朝には疲労回復しました。ら・ら・らは現在、3月7日の高州地区交流センターで行われる春の作品展・発表会で演奏する曲を練習しています。ヴィヴァルディが見た日本の四季から信長貴富さん編曲の「花」。林光さん作曲の「うた」。加藤和彦さん作曲の「あのすばらしい愛をもう一度」の3曲を演奏します。
練習後、焼津のホテル松風閣で、18時から新年会がありました。15時半頃、練習が終わり、すぐに家に帰り、着替えて路線バスに乗り、焼津駅へ。焼津駅から松風閣のシャトルバスに乗ってホテルに行きました。たいてい飲み会の会場までアクセスが大変なので、車で行ってしまうことが多いですが、松風閣は、私にとってアクセスが良い場所です。参加者は42名でした。オリンピック、ネズミ小僧、りんごちゃん、ワンチーム、タピオカ、幹事と班分けをし、それぞれが出し物を準備しました。準備がちょっと大変ではありますが、出し物があるので、毎回楽しい宴会になります。でも、今回のようにきっちり、班分けしたことは、今までなかったかも?私はタピオカ班で、K原さんの脚本で、歌手イチローさんが登場するコメディをやりました。私は歌謡ショーの司会者役。スタイリスト、マネージャーなど配役を決めて、全員で通した練習は一度だけでしたが、なんとか、できました。内山田洋とクールファイブの「長崎は今日も雨だった」を替え歌にしました。4番目の出番でしたが、結構飲んだ後で、ほろ酔いだったので、セリフが飛んだところがあったかもしれませんが、楽しくやれました。マネージャー役のMさんは、瓶底みたいな眼鏡を準備。歌手イチロー役の一郎さんは、白いスーツに大きな金色の蝶ネクタイ、私も「日本一の司会者」のタスキを準備しました。タスキはアマゾンで買いました。この小道具はまたどこかで役立つかも。(笑) 料理は中華でしたが、美味しかったし、お酒もとても美味しかったです。最初はビールで、途中から日本酒のぬる燗をとりましたが、美味しかったので、ウェイターさんに銘柄を聞いたら、「初亀」だとのこと。藤枝の銘酒です。やっぱり飲み会は、車を置いていかないとですね!
追伸=最近、混声コーラスら・ら・らのホームページが素敵に生まれ変わりました。このブログの左側のブックマークにリンクを貼りましたので、良かったらご覧くださいませ。
練習後、焼津のホテル松風閣で、18時から新年会がありました。15時半頃、練習が終わり、すぐに家に帰り、着替えて路線バスに乗り、焼津駅へ。焼津駅から松風閣のシャトルバスに乗ってホテルに行きました。たいてい飲み会の会場までアクセスが大変なので、車で行ってしまうことが多いですが、松風閣は、私にとってアクセスが良い場所です。参加者は42名でした。オリンピック、ネズミ小僧、りんごちゃん、ワンチーム、タピオカ、幹事と班分けをし、それぞれが出し物を準備しました。準備がちょっと大変ではありますが、出し物があるので、毎回楽しい宴会になります。でも、今回のようにきっちり、班分けしたことは、今までなかったかも?私はタピオカ班で、K原さんの脚本で、歌手イチローさんが登場するコメディをやりました。私は歌謡ショーの司会者役。スタイリスト、マネージャーなど配役を決めて、全員で通した練習は一度だけでしたが、なんとか、できました。内山田洋とクールファイブの「長崎は今日も雨だった」を替え歌にしました。4番目の出番でしたが、結構飲んだ後で、ほろ酔いだったので、セリフが飛んだところがあったかもしれませんが、楽しくやれました。マネージャー役のMさんは、瓶底みたいな眼鏡を準備。歌手イチロー役の一郎さんは、白いスーツに大きな金色の蝶ネクタイ、私も「日本一の司会者」のタスキを準備しました。タスキはアマゾンで買いました。この小道具はまたどこかで役立つかも。(笑) 料理は中華でしたが、美味しかったし、お酒もとても美味しかったです。最初はビールで、途中から日本酒のぬる燗をとりましたが、美味しかったので、ウェイターさんに銘柄を聞いたら、「初亀」だとのこと。藤枝の銘酒です。やっぱり飲み会は、車を置いていかないとですね!
追伸=最近、混声コーラスら・ら・らのホームページが素敵に生まれ変わりました。このブログの左側のブックマークにリンクを貼りましたので、良かったらご覧くださいませ。
姫野カオルコさんの「昭和の犬」を読みました。私にとって初めての作家さんでしたが、昭和人間の私なので、題名にひかれて図書館で借りた本です。主人公の柏木イクは、長年シベリアで抑留されて帰国した父、鼎と母優子の一人娘として滋賀県に住む小学生だった。物語が小学生の頃のエピソードから始まる。長い兵役を経て遅く結婚した両親は、イクの祖父母と思われることもあった。鼎は、時々ものすごい剣幕で怒鳴るというより、咆哮するという形容がふさわしいほど怒りを爆発させ、イクは父が突然怒り出すことを「割れる」と言っていたが、理由もわからず割れる父と、イクの容姿を平然とけなし、へらへら笑う変わった母、優子との三人暮らしの家庭がとても嫌だった。イクは親から褒められたことのない子供だった。しかし、近所の大河内医院の明るい家庭や、学校などに居場所を見出すのだった。そんな状況下にあっても、イクは控えめながらしっかりした中高生に育ち、大学は東京のクリスチャンのメソジスト派の大学に進学した。やっと両親から離れることができたのだった。そして、卒業後は東京で就職した。父、鼎は犬を好み、どんな猛犬でも、てなづける不思議な能力を持っていたが、イクも犬が大好きで、イヌに愛されるのだった。この物語には犬が頻繁に出てきました。イクが成人後、高齢の父が倒れて亡くなり、母もパーキンソン病になり、介護などで、東京と滋賀を月に何度も往復するイクだったが、滋賀に帰る気はなく、東京で一人暮らしを続けていた。この物語はイクが50歳代になるまで描かれるが、普通に考えたら恵まれてると言えない境遇なのに、イクの人柄の良さと、「足るを知る」を地で行くような暮らしぶりが、いいなぁと思え、読後、しみじみしました。2014年第150回直木賞受賞作。イクの成育歴は著者の実体験とかなり重なるようです。お勧めです。
今日はN子さんと静岡県立美術館で開催中のやなぎみわ展に行ってきました。今月末にボランティアでご案内する予定があり、もう一度しっかり観ておきたかったのと、今日の午後2時からアーティストトークでやなぎさんの講演が聴けたからでした。まずいつものように看板を撮影。
展示を観る前に館内レストラン、ロダンテラスで昼食を食べました。私は牡蠣のペンネグラタンにしました。サラダスープ付き。またプラス200円でコーヒーも頼み、美味しくて満足しました。
第1室の神話機械は撮影可でしたので載せておきます。ずらりと並んだ頭蓋骨を壁に投げつける機械がありました。頭蓋骨の後ろ側は桃をかたどっていたので、桃を投げているともいえます。カラフルなマシンが神話を語りながら周りを進みました。ここと第2室の桃を投げつける行為は、イザナギノミコトが黄泉の国醜女達を追い払い、イザナミノミコトからも逃れる時に桃を投げつけた神話に由来しているようです。第2室にも桃を食べたり投げたりする男のビデオが流れていました。作品名は桃を投げる。
第3室以降 はやなぎさんの初期のエレベーターガールやマイグランドマザーズ、フェアリーテールといった写真作品、最近の演劇作品の展示もありました。写真は少女なのに顔がおばあさんだったりする不思議な作品群でした。少女の中の残虐性を表しているのか、寝かしつけていた老婆と少女の立場が何度も逆転して格闘に発展したララバイという13分のビデオインスタレーションが印象的でした。
展示を観る前に館内レストラン、ロダンテラスで昼食を食べました。私は牡蠣のペンネグラタンにしました。サラダスープ付き。またプラス200円でコーヒーも頼み、美味しくて満足しました。
第1室の神話機械は撮影可でしたので載せておきます。ずらりと並んだ頭蓋骨を壁に投げつける機械がありました。頭蓋骨の後ろ側は桃をかたどっていたので、桃を投げているともいえます。カラフルなマシンが神話を語りながら周りを進みました。ここと第2室の桃を投げつける行為は、イザナギノミコトが黄泉の国醜女達を追い払い、イザナミノミコトからも逃れる時に桃を投げつけた神話に由来しているようです。第2室にも桃を食べたり投げたりする男のビデオが流れていました。作品名は桃を投げる。
第3室以降 はやなぎさんの初期のエレベーターガールやマイグランドマザーズ、フェアリーテールといった写真作品、最近の演劇作品の展示もありました。写真は少女なのに顔がおばあさんだったりする不思議な作品群でした。少女の中の残虐性を表しているのか、寝かしつけていた老婆と少女の立場が何度も逆転して格闘に発展したララバイという13分のビデオインスタレーションが印象的でした。
今日は町内で毎年恒例の「どんど焼き」が神神社の南側の田圃でありました。受付は8時半~9時半となっていたので、9時ちょっと過ぎに今年の正月の玄関飾りや、鏡餅についてた飾りなどを燃やしてもらうために、出かけました。受付とちらしに書いてあったので、どこかに記帳するのかと思ったら、係の人にお飾りを見せて、点検を受けることでした。ふるさとを守る会の人たちが、お飾りから針金を外してくれました。針金がついてたこと、全然気づかなかったです。受付後、つきたての丸いお餅が入った温かなお汁粉をいただきました。その後、まだ時間があったし、近所なので、一旦帰宅し、回覧板を回し、広報を配りました。また戻って待っていたら、9時半頃、神神社の神職の方2人が出ていらして、私たちが持って行ったお飾りの山に向かい、神様にお飾りを燃やすためのことわりを行っているような内容の言葉をささげ、玉串も3本上げました。お飾りの山の周りに縄が張られて、四隅に竹が立てられていました。後ろに控えていた私たちの頭上もお祓いをしてくれました。その儀式が終わったのち、竹や周りにめぐらせてあった縄、お神酒が入った徳利を載せた台を片付け、いよいよ点火となりました。今日は曇っていたせいか、それともいつも参加者数はあのくらいなのか、ちょっと寂しい感じのどんど焼きでした。神神社が所有する田圃で、燃やすのですが、万一火が飛ぶといけないので、あまり大きな火にならないよう、気を使いながら燃やしていました。ふるさとを守る会には近所の顔見知りが4人も入って働いてました。こういうコミュニティー活動を自主的にやっている人がいるんだなぁと思いました。ありがたいことです。神事の部分の撮影は控えたので、点火後の写真を1枚だけ載せておきます。今年も家内一同の健康と幸せを祈りました。向こうに見える神社が神神社です。