時間は「潰す」ものじゃないのに。

「時間を潰す」とか「時間が潰れた」などと言いますが、「潰す」なんていう表現には、なんだか抵抗を覚えます。せっかくの時間、与えられている貴重な時間に失礼になりそうで、躊躇します。

時間は「潰す」ものじゃないですよね。

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でも、潰しています。有効活用をしていません。大事にしていません。仕事に追われている間は､時間がどれだけ合っても足りないように感じていましたが、いまはそうでもありません。社会に出ていません。勤務時間が強制されていません。このお爺さんは、全部が自由時間です。暇を持て余します。

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暇は「持て余す」ものではないのに、持て余してしまっています。雨の日はとくにそうです。退屈します。

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勉強をすればいいんです、よね、そういうときには。小学生、中学生、高校生になって、教科書を読めばいいんですよね。勉強すべきことが山ほども海ほどもあります。それをしないでいます。自堕落を決め込んでいます。

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自堕落をするために長生きをしているのではないはずなんですが、自堕落になっています。死なないで生きていることを感謝していたら、自堕落なんか出来ないはずなのに。

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天気予報を見ればこの先はずっと雨模様のマークになっています。「時間を潰す」ことに長けて来そうです。