仏様の一大事とは？

であるのに、であるのに、猶以てわたしはぐうたらしている。相も変わらず悪煩悩に惑乱されて、俗悪悪事に手を染めている。仏様は、そんなわたしをご覧になれば、往復ビンタの鉄拳制裁をしたくなられるだろう。（なさったりはされないが）

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「サーリプッタよ、この為に、諸仏世尊は唯（ただ）この一大事因縁を以ての故に世に出現されたのである」

法華経「欲令衆」より。

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サーリプッタよ、仏様が、仏様の世界を出て、この世に出現されたのは、サーリプッタを今此処で仏にするためである。これが仏の一大事の因縁ごとなのだ。

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諸仏世尊の「一大事因縁」とは、すなわち、生きとし生けるものすべてに仏知見を悟らせて、仏道に入らせて、仏にすることである。すなわちこの一生でわたしが仏に成ることである。

（そんなふうにわたしは、わたしに引き当てて此処を理解しています）(間違っているかも知れません）（わたしのためとあれば、それはそれはまことにまことに恐れ多いことであります）

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もうすぐに死ぬ日が近付いているというのに、毎日毎日ぐうたらぐうたらして寝そべっている場合じゃないのであります。