<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

詩 「虫」

2020年03月07日 09時21分24秒 | Weblog
「虫」      薬王華蔵

虫はちゃかりしている
白菜の一番奥の
一番おいしいところを
ちゃんと知ってて
そこへ潜り込んで行って
もぐもぐやっている
うまくやってる
しかしそれが虫流の生き方
虫流の楽しい生き方

おいらはスマホが使えるぞ
スキーも滑れるぞ
フランス料理を作れるぞ
ラブレターが書けるんだ
宇宙へだって行けるんだ
そう言って得意がっても
虫さんは虫さんをして
何処吹く風
ひたすらひたすら
虫さん流を楽しんでいる

知らん顔すまし顔するのが
最高の幸福だってことを
知ったかぶりの人間さまは
知らない


我が家の畑の白菜を観察しているときに、詩が出来た。詩にするのが楽しい。楽しんでいれば、それでいいじゃないか。などと甘ったれる。


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