寒暖の差が大きい。夜明けには17℃だったのが、日が射してきたら25℃まで上がった。長袖を着たり脱いだりして、調節をいる。昼間、外に出て、蕪大根の種蒔きをしたら、汗を掻いてしまった。家に入って来ると、やはり長袖が必要になる。
昨夜、里芋の皮剥きをしないでやすんでしまった。
朝の味噌汁に里芋が加わっていない。里芋の味噌汁はねっとりしておいしいのに。
明日の朝を期待して、これから里芋の皮剥きをする。
赤芋はまだ掘っても収穫がない。白芋はもうどっさり実を着けている。でも小型は小型。
満ち足りているはずなのに、満ち足りてなぞいないように思ってしまう。
100%満ちている、などということはあるまい。欠けている部分もあるだろう。
どこまで満ちていればいいのか。10%だって満ちていることに変わりはないはずなのに。
強欲して100%を欲しがる。それが得られなくて寂しがる。足りない足りないとする。
生きて目覚めて朝を迎えているだけでいいはずのものを、さらにその上その上の厚着をねだって、寒がる。
ねだるな、ねだるな、ねだるなと何度言い聞かせてもねだる。欲しがる。もっともっとを欲しがる。
そしてそこまで辿り着かないでいる。落ち着かないでいる。心がけが悪い男だ。
野っ原の小便小僧天高し
僕の新聞投稿の俳句。5週間を待って入選。やっとやっと。
珍しく二席に入っていた。
芒野の野っ原での放尿は快感。少年の前で、一気に天が高くなる。
ま、陶器でできた秋風噴水公園3歳児小便小僧タチションベンだから、お許しを。
こう寒くなると、太陽さんが恋しくなる。いままであんなに嫌がって避けていたのに。急変。頭上を仰ぐ。
太陽が出ていない。曇り空をしている。これじゃ朝の農作業も二の足を踏む。韮の花穂が風を受けている。
これでよし、という具合になれたらいいのに、なかなか落ち着きを得ない。不安に追い立てられる。愚かだ。
17・4℃、午前7時の気温。ひんやりする。風が少しあるようだ、酔芙蓉の枝葉が揺れている。
僕はすっかり冬支度。夜中、押し入れから羽布団を出してきた。長袖シャツの上にカーデガンを羽織る。
我が書斎にもう炬燵が欲しくなる。厚手の長ズボンをしているのに足先が冷たい。鼻がシュンとなる。