眠ろうとしても眠られないので、ベッドを離れて、起きて来た。
*
眠られないのなら、無理に眠ることもない。
*
眠くなるときが来たら、そこで寝たらいいのだ。
*
読書でもしようか、しばらく。
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山里は静かだ。何の物音もしない。
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今日は満月らしいが、この怠け爺は、外に行って見上げるまではしない。
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まもなく日付が変わる。気温は14℃。やや寒い。ジャンパーを着込んだ。
眠ろうとしても眠られないので、ベッドを離れて、起きて来た。
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眠られないのなら、無理に眠ることもない。
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眠くなるときが来たら、そこで寝たらいいのだ。
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読書でもしようか、しばらく。
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山里は静かだ。何の物音もしない。
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今日は満月らしいが、この怠け爺は、外に行って見上げるまではしない。
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まもなく日付が変わる。気温は14℃。やや寒い。ジャンパーを着込んだ。
やがて行く国あり遠く雷鳴す
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わたしの落選の俳句、またもや。季節は夏。雨が降って風が吹いて雷鳴がしています。
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誰もが必ず行く国があります。それを知らせるようにして、近く遠くで雷さんが光っています、大声を立てています。
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国は生と死の間にある国です。遠いようで近くにあるようですし、近いようで遠いのかもしれません。
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浄土真宗の家に生まれたわたしには、その国は阿弥陀仏が建設した国、極楽浄土です。
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今年の夏は通過しました。移民をせずに済んでいます。
ミサイルを飛ばすよりはマシ ぐうたらす
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落選の川柳、わたしの。
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何処かの誰かさんたちは世界中を威嚇攪乱させようと計らってしきりにしきりにミサイルだのなんだの恐い物を飛ばしている。
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でもそれらはどれも無意味。無価値。世界平和の逆走。
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それよりはわたしのぐうたら生活の方がマシ。うんとマシ。
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ぐうたらも無意味無価値だけど、ぐうたらは一人の範囲内。
ひんやりのきみの胡瓜の手の甲に触れたり夏の日よもっと降れ
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落選歌、これも。
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いつも独り合点。独り相撲。相撲にならない。アピールができない。
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やっとやっときみの手の上に僕の手を置くことができたのに、その手が胡瓜のようにひんやり冷たかった。暑い暑い夏の日なのに。
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きみがこんなにひんやりしているのは何故?
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きみをあたためる日よ、もっと降って来い。
物体の我の9割占めているさみしさ 眼(め)にて液体となる
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またまた僕の落選の短歌。
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わたしは物質。わたしは物体。肉体であるのに、その9割を非物質のさみしさが占めている。
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それが眼にあふれて来る。そしてやっと液体になる。涙になる。
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そこでやっと物体のわたしが物体物質として癒される。
シャンソンを聴いている。シャンソンは悲しい曲が多い。悲しくなる。
☆
パリの屋根の下で/枯葉/悲しき雨音/恋心/ラストダンスはわたしに/セ・シボン/再会/聞かせてよ愛の言葉を/バラはあこがれ/ミラボー橋/男と女・・・・
☆
でも、僕には手の届かない世界の話ばかり。素敵な男と素敵な女の話。愛し合う人たちの。愛し合ったことがある人たちの。
僕は鬱病を患っているのかもしれない。老人性鬱か? いつも不機嫌にしている。朝も昼も、そして夜も。夜中も。
人を近づけない。近付いた人が迷惑を蒙るから。こんな不機嫌な顔を見たくないはず。見たら、きっとその人まで不機嫌にしてしまうだろう。
原因は分からない。鬱病は細菌感染なんかするまいから、我がこころの自己否定が凝固したものなのだろう、と推察する。
幾つになっても愚か者だ、このわたしは。改善しない。