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ダンマの配分はみな等分である。一を見ても多を見ても不変だ。そこに仏が見て取れる仕組みになっている。
２
此処には「一」も在るが同時に「多」もある。欲張りができる。大空は多を演じている。わたしと大根の種は「一」を役作りしている。
１
一即多。多即一。多は一に収縮し収束する。一を見ていると多に触れていることになる。一は多に膨張をする。膨張を続ける。
安心を保温しているのだが、次々冷める。温度を高めてやる。それでも、外の冷気に当たると冷める。青くなる。黒ずむ。安心は簡単に不安に変色をする。
保温はどうやってするか。いまのところはこのブログに詩を書くことくらいだ。すると微温が加わる。しばらくすると低温となる。隙間風に煽られて冷えが来る。すると、また詩を一つ書き足さねばならない。ご苦労なこった！
それよりか、鎌田茂雄著「華厳の思想」を読むのが手っ取り早い。数行も読み進めると心中の台風が収まって、老爺はようやく落ち着いてくる。
今日はお日様のご到着が遅い。今か今かと待っているが遅い。のろのろとしておいだだ。お到着されないと、大地の冷えが冷えたままで動かない。野良着に着替えたものの、外に踏み出す勇気が純度を上げない。
家の中も寒い。炬燵が恋しくなる。そろそろ電気炬燵を出して来るか。そうなると、部屋中を片付けねばならない。一騒動をしなくてはならない。本、雑誌、新聞、郵便物かれこれかれこれ散らばったままだ。
出るべきものが出ない。苦しい。この一週間というもの、苦しい。うんうん唸らねばならない。出ても石のように堅い。便器が音を立てる。なんとかならないかなあ。改善策はないかなあ。ヤクルトミルミルの飲み物は大腸を調えてくれるとヤクルト販売員の佐々木さんが話していった。さっそく実行した。効いた。でも、それは一日だけ。効いたら飲むのを止めてしまったから。またうんうん唸っている。
で、今し方挑戦をして来た、再度。すると、案に相違して天照大神の末裔がするりとお出ましになった。万歳万歳と言うことになった。
何事も難事があってこそだ。安息は難事が導く。いい実例だ。
２
やっていることがあまりにも幼児っぽくて通行人が笑って行くのが想像できる。ふふふ、だ。「ちまちましてるなあ」「好き者だなあ」「此処のおっさんは変わっているなあ」「やっていることが子供っぽいなあ」「老爺のくせにやっていることは児戯に等し」などと言われているだろう、きっと。わはは、わはは、その通りだから仕方がない。
１
我が家の家の四方は野菜だらけだ。細型厚型、大小のプランターがどれだけあるか、数えたこともない。道路に面したところだけでも３０個はある。そこに蒔いた種が発芽してすくすくと育っている。それを朝晩にたりにたりして見守っている。水遣りをしたり施肥したり、殺虫剤を噴霧したり、草を抜いたり、間引きしたりして日長楽しんでいる。
サラダ菜の萵苣（ちしゃ）が立派に成長した。殺虫剤なしなのに、虫も喰っていない。昨夕、ふさふさのその黄緑の葉っぱを７～８枚、初収獲した。さっそく夕食にこれを食べた。作りたてのビーフンを包（くる）んで。泊まりに来ている客人も喜んで食べてくれた。さっぱりとしている。青さが目を刺激する。元気が湧く。重宝する。あっというまに皿は空になった。
新しい今日になった。新しく新しくしてもらえるんだね。古いままでもらったことがない。
いつもいつも、来る日も来る日も真っ新（さら）な一日。
それをわたしが新しい気持ちで迎えられる。わたしの朝。耀いているわたしの一日。
尊重しようではないか。こうして尊重されたわたしを、まずわたしみずからが、尊重しようではないか。
おはよう。耀いているわたしの一日におはようを言う。
