自分の書いたブログをずっと読み返してみた。嫌になった。ふにゃふにゃ自己嫌悪に掛かる。いかにもいかにも貧弱なのだ。無知無学をさらけ出している。何を言いたいのかも分からない。間違い、曲解ばかりでまったく恥ずかしい。
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数年間裏の畑の一隅にホオズキを地植えで栽培していた。地下茎でどんどん広がった。だが、害虫が来てしまって、みっともない様になってしまった。殺虫剤散布を小まめにしてやればいいところを、そうせず抜いてしまった。怠け者だった。ホオズキの季節が近づいて来た。いまは跡形もない。悔しい。
おかしな男だ。夢の中の夢映画に感動して泣いていた。そうだったなあ、そうだったなあ、そんなことも知らないで暮らしていた、と言って。胸を熱くして、ワ～ンワ～ンと。まったく大人げない。泣いていたのはその夢を見ていた男だったが、夢の中の俳優たちもそれぞれしゃくり上げていた。全員がよほど泣きたかったのだろう。乾き切っていたサハラ砂漠にぽろぽろ涙が大粒の雨になって降っていた。こんなのを見せたのは誰だ？ こんな人情ものを書いた脚本家は誰だ？ 映画監督したのは誰だ？ 「となりのトトロ」以上の出来映えだった。登場人物がたくさんいたが、みんな何処から涌いて出て来ていたんだろう？ みんなこの男の変形バージョンだったのだろうか。
