YouTubeで、さっきからChi activation music を聴いている。Extremely powerful と注意書きが添えてある。気を活用した音楽である。
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1時間を超えている。もうこれで十分に上気して、気が満ちたはずだ。
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やる気もその気も気である。空気も天気も気象も気である。気位も気性も気前も気である。気であふれている。気はそこらへんにざらざらしていて、あまり珍しくはない。
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なにしろ電気だって、病気だって、気品や色気だって気の一種なんだから。活用しない手はない。
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人気を集めるのが上手になると、ちやほやされるし、スターにもなれる。気立てがいいと美人の度が増す。
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じゃ、どうやるんだ。それを知らなくても常時使っている。使いこなしている、といっていい。気心が知れているのである。
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相撲も空手も柔道剣道も気を抜きにしては稽古が出来ない。東洋は気を尊重する。熱気が昂じて、狂気になることもある。
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さぶろうは山に入ると気を感じることにする。大きな岩の巌に手を押し当てて感じることもある。草や木に感じることもある。青空に手を広げて感じることもある。感じるとそこに存在している。
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気は目には見えない。形はない。しかし、見えないものでわれわれは支えられている。守られている。養われている。だから応援部隊だ。四方八方から応援が入っている。そういうことを肌で感得する。
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人は気を持つ「気持ち」だ。なかなかこれが曲者でもある。機嫌を損ねさせたりもする。機嫌を取ると大はしゃぎする。いい仕事をしてくれることもある。歌を歌って慰めたりもしてくれる。
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気はプラーナとも呼ばれている。スシュムナーは気の管である。からだに張り巡らされている。血管のようなものだ。ここを通って気が流れている。すると元気があふれて気力が旺盛になる。
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人体にはチャクラが7つあってここから外気が流入する。流入するのは宇宙エネルギーだ。これでパワーが加わる。「人」ではできないようなことを、人は、このパワーによって、いとも簡単にやってしまっている。
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どこまでを「わたし」とするか。人体の範囲が「わたし」なのか。チャクラが開くとその「わたし」が何千倍何万倍にも拡大する。宇宙全体をも「わたし」とするようになる。「わたし」を狭くも広くもすることが出来る。気はなんとも不思議なものだ。