多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

友達は必要なものなのか?

2017-04-17 14:21:02 | 人間関係
何故か わからないが 世間では「友達が必要」だと 言われていて、


小さいうちから「お友達作り」が奨励される。


どの程度の 関係から「お友達」なのかは わからないが、


「お友達がいない」ことは 問題視されやすく、一人遊びをしていたり


本を読んだりしていると 必ずといっていほど 「お友達と 遊びなさい」と 言われた。



人間は個性も 発達段階も いろいろで、人と いるだけで疲れるとか


周囲のルールが わからないとか、発達凸凹の 場合特に 集団で楽しく過ごす、という事が


難しかったりする。


どこからどこまでが 「友達」なのかが わからなくて、距離感がわからず


「OOちゃんと 遊ぶ!」と決めたら とことん くっついていき、相手から


迷惑がられたり、いろいろ 困ったことが おきたりもする。



私も 私の子どもたちも 「友達」つくりは 苦手だったが、


私は 子どもたちの 置かれてる状況とか


多分こう感じてるだろう、という事が わかったので、


無理に 集団に入れる事は しなかった。


様子を見ながら、その場に 居る事から始めて、


限界だなあ、と思ったら 安心できるところで 休ませた。


園の 帰りとかでも 「公園で遊ぼう」とか いろいろお誘いを受ける事が


あったけれど、子どもの気分が乗らない時は


無理には 行かせなかった。


園で 何時間も過ごすだけで 疲弊しているときもあったし、


今無理をさせなくても 10年先、20年先に 社会に適応できれば それでいいのではないかと


思っていた。


今の「お友達」と 一生一緒に過ごすわけではないし、


子どもも 今のままの 状態でいるわけではないから、


今 十分 力をつけて、将来に備えていけばいいと思っていた。


どちらの子も、同年代の子と 付き合うのは 苦手だったが、


成人した今は、会社の 同僚や 先輩や 友人との お付き合いを楽しんでいる。


長男は 会社の 関係のかたとの お付き合いが 多く、


飲み会に出かけたり 取引先の方との 接待の場にも お供をしたりもしている。


次男は 会社の同僚や 先輩と、買い物にいったり レジャーランドに行ったりと


休日を 満喫している。


小さい時に 無理に「お友達作り」を 強制しなくてよかったなあ、と


その姿を見て思う。


私も 子ども時代は 人が苦手だったが、今は たくさんの 友人ができ、


お付き合いを楽しめるようになった。


人は 成長とともに 変わっていくものだし、どこで どんな出会いがあって


転機が 訪れるか わからないものだから、今の状況に 焦って


できないことを 強要するよりも その子が できそうなことに


目を向けて そこを伸ばしていくうちに 他の部分も 伸びて行く事が


多いように 思う。


「友達が いない」という事に 親や 周囲が とらわれすぎて、


その子の 伸びる芽を摘んでしまうことに ならなければいいな、と思う。  



自閉っ子のための友だち入門
社会の中で生きる子どもを育む会
花風社

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