屁理屈

屁理屈の恐ろしいところは間違っている点にあるのではなく、いくらでも湧いて出てくる、ということにある。本当にもう、無尽蔵に湧いて出てくる。
それはそうだ。屁理屈が屁理屈である所以は、現実と整合的ではない、ということにあるのだから妄想、感情、思いつき、何でもありだ。人間は何も考えていないようでも、たいてい何か考えているから思い付きを口にすればいくらでも出てくることになる。
そのような屁理屈に対しての対処法はただただムシするしかないのだが、ムシできない世の中になりつつあるのが残念だ。いつの時代だって屁理屈はあるだろう。それらを正しくスルーしないと世の中、悪い方向に向かってしまう。心配だ。