毒

能力の差、素質の差、不平等、不公平、これらは確実にある。あるから正しい、とは言わないが、あるのは事実だ。
現場で現実に向かい合っている人なら、いまさら何を、というところだろう。
正しくないものは是正すればよい。はずなのだが、なぜか、「ないもの」として扱う傾向がある。これは不思議だ。正しくはないが、ある。存在していることから目を背けるのは逃げ、ごまかし、欺瞞、に過ぎない。そして改善されることは決してない。


社会的に正しくないことは、次から次へと湧いてきて、なくそうとしてもきりがない。けれど諦めたらもっと悪くなる。様々なエネルギーを取り込めば毒も作られる。適切に排出しながら出なければ生きていけない。それと同じだ。