「自分はやるだけのことはやった」という充足感は、なかなか100パーセントでは、得られないと思う。
厳しく、かつ冷静に振り返れば、必ず2つや3つ、「もっとできたはず」ということが見つかるからだ。
しかし、何年もたてば、懐古的な気持ちが強くなり、「あの時は頑張った」という思いに満たされていく。
まだまだだ、という気持ち、持ち続けるのは苦しいが、これがなければ、ただ昔を懐かしむだけの老人になってしまう。
もちろん年はとっていくが、いつまでも、現状に満足しない気持ちは失いたくない。
もちろん、自分を取り巻く現実をきちんと受け止め、受け入れて、の上での話だが。
満たされるのは、自分が生涯を閉じる瞬間だけでいい。