みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

薬について

2006-03-19 17:26:00 | 抗がん剤治療開始

Dsc00377「なんか、ねむくなってきた~。ふああ~、くるくる・・・」(にゃんた)

「あら?にゃんたねえちゃん、ねてるの?見てたら、なんだかあたちも・・・ふああ~、くるくる・・・」(みーみー)

「あんたたち、寝てばかりいないで、ちょっとは家のこと手伝って・・・よ・・・ふああ~、くるくる」(みみこ)

私が使っている薬はミトタンという。商品名オペプリム。opーDDDともいう。殺虫剤DDTの誘導体だそうである。かなり昔から使われている薬らしいが、副腎皮質癌に効くと言われている唯一ともいえる薬である。奏功率は、資料によって違うが、3割~5割というところではないかと思う。副作用がつらくて、続けられないケースも結構あるようである。

この薬は副腎皮質ホルモンの合成をブロックする作用、腫瘍を縮小する作用がある。しかし、悪性のものだけを選択して作用するわけではなく、正常な細胞にも作用するため、副腎不全に陥る可能性がある。

経口薬なので、胃腸を通り、肝臓で解毒されたり、尿中に排出されたり、脂肪に蓄えられたりもするので、実際に副腎に届くのは、10%程度ではないかと思われる。

カプセルであり、私は、一日3回1錠ずつ(一日3錠、1.5g)飲んでいる。結構きつい薬なので、最初は入院することになっているらしい。私は2週間入院した。腫瘍がとれないような場合は、10gとか飲むそうである。

術後補助的療法(予防的な治療)でミトタンを使うことは、まだ確立されたものではないようだが、各地(各国)で試されてはいるようである。主治医が見つけてくれて、治療の参考にしている資料によると、有効血中濃度に達するために、総投与量が約300g必要なようである。私は今現在300gに達していないが、達した段階で薬を減らしていくことになっている。

薬については、ネットで検索するといろいろな情報が出てくる。

医薬品医療機器総合機構のHPでも、副作用の症例など出ていたりする。

副作用は本当にたくさんあるのだが、経口薬だからかと思うが、一番最初に消化器系の副作用が出ることが多いようである。食欲不振、吐き気、嘔吐などが多いようだが、胃潰瘍や胃腸出血を起こすこともある。

主治医が一番心配しているのは、副腎不全である。薬の働きを考えれば、確かにそうだろうなあと思う。

さらに、肝臓や皮膚、血糖値などにも影響は見られるようだが、私が気になるなあと思ったのは精神神経系である。妄想、痴呆、歩行不安定、脳波異常、言語障害、眩暈、嗜眠などの副作用があげられている。妄想や痴呆、嗜眠はすでになっているかも・・・とか思うけど、このような副作用がどんと来たら、仕事どころか日常生活も難しいものがあるだろうなあ。

また、妊産婦への投与は、主治医は催奇形性があると言っていたが、安全性が確立されていないというのが本当のところではないかと思う。確かに、症例自体が少ないのだから・・・。

そして、重要な薬価は1、140である。ちなみに、私の場合、35日分の投薬料は10割では120、290円である。3割負担で36、000円くらいになる。かなり高額で家計を圧迫している。病気になると、ほんとにお金がかかるのが悩み。使っている人が少ないので、こうなるのかな?

そうそう、副腎腫瘍やミトタンを調べると、フェレットや犬、猫のHPとつながることがよくあった。副腎腫瘍はペットに多い病気なのでしょうかね?


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