病気が見つかってから、結構たくさんのお医者さんに出会ったと思う。
人間ドックの先生、地元の病院の先生方、現在の病院の先生方(泌尿器科、内分泌内科、皮膚科)といろいろな先生にお世話になっている。
先生方も当たり前だけど、様々だ。
今まで病院に本格的にお世話になっていなかった私は、病院の先生というと、白い巨塔の財前五郎のイメージが強かった(テレビ見過ぎ)。気も弱いし、先生とのおつきあいはかなりびびり気味で始まった。
が、地元の先生はとっても話しやすく、明るい先生ですぐに大好きになった。結構何でも話せたし、質問にも誠実にいつも答えてくれた。だから、ずっとお世話になりたいと思った。
しかし、転院し、現在の主治医に会ったときは、印象がよくなかった。見た目は全く違うが、まさに五郎的な先生に思えたのだ。不安・・・。大きな病院だから、他にもたくさん先生がいるのだけが救いだった。
が、やはり長くつきあっていくと、結構人間くさいところも見えてきたりして、親近感も湧いてくるようになった。そうなると、言いたいことも言えるようになったし、いいづらいことは手紙で書いたりなんかしてコミュニケーションもとれるようになってきた。
主治医は五郎的にずばっと言うので、今もウッとなるときがある。でも、その方が的確でわかりやすく思えるようになったし、なにより私の話も聞いてくれ、彼なりに私の気持ちも大事にしてくれていることがわかるようになったのだ。
相性もあるだろうし、ちょっとの会話ではわかりあえないこともあるだろう。
けれど、今までのことを考えると、私はもちろん専門的な知識や技術は大事だが、それ以前に人間性みたいなものを強く求めていたのだろうなあと思う。
「言うこと聞きなさい」的なことも時には必要だけれど、医者と患者の関係はもっと人間くさいもので、コミュニケーションがとっても大事なんだろうなあ、そんななかで信頼関係も作られていくんだろうなあと感じている。
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